気を付けたい子供の病気

January 26 [Thu], 2017, 23:03
夏になると注意が必要なのが、とびひ、という皮膚病です。もともとはあせもなどが始まりで、かゆみを感じて掻くだけならそれで済むのですが、子供の手はいつも清潔とは限らないため、掻き壊して裂傷となったような傷口から指やつめの間についているばい菌が入り込むことで、普段は特に症状を引き起こさないような弱い細菌が猛威を振るうことになるのです。傷口から入った細菌はその周りに飛ぶように湿疹を作り、またそこがかゆくなるという連鎖を起こします。そしてその細菌が付いた手で全身をかきむしることにより、顔や手足を含む全身に湿疹が「飛び火」します。これがこの皮膚病の俗称の由来です。この細菌は同じタオルを使うことによって家族間で感染したり、時期的に集団生活先の幼稚園や小学校でプール授業を行う際に感染しやすいので、とびひの子供はしばらくプールの使用ができなくなります。治療の仕方としては抗生物質を飲むことで細菌の活動を弱め、軟膏などで傷口を治しかゆみを鎮め、ガーゼなどでかきむしらないように保護するなど、手間のかかるケアが必要になります。すべて治るまでには1〜2週間という長い期間を要しますし、兄弟がいる場合には多くの場合で感染してしまいます。夏という季節柄、半そでや短パンなどの服装が多いので、少しの接触で細菌が他の人に乗り移りやすいのが原因でしょう。抗体ができるまでにも時間がかかったり、体内で長期間細菌がとどまることも珍しくないため、何度もぶり返すということもある厄介な皮膚病なのです。予防方法としては、あせもの段階でかきむしらないようにケアすること、爪を短くしていつも清潔にするように子供本人にも理解させることなどです。また、体が疲れていると最近の影響を受けやすいようなので、十分に睡眠をとる生活を心がけることも忘れないでください。