鳥料理と赤ワイン

May 21 [Mon], 2012, 15:48
昨晩、久しぶりに池袋の鳥勝に行った。
元々は、このところのワイン会で顔を合わすMr立野とマイミクきっとかっと氏の間で、きっとかっと氏の制作するメタルコレクションまだ正式発売前の名刺ケースのサンプルをいただいたMr立野がお礼にと鳥勝に誘ったのに私も参加することになっていたが、3日前にマイミク南さんのワイン会で知り合ったドクターご夫婦が飛び入り参加したので、軽いワイン持ち寄り会のような形になった。
これまで鳥勝になんどかワインを持ち込んだが、いずれも白ワインだった。
昨晩は、3者が持ち寄ることになり、ドクターご夫妻がシャンパン、Mr立野が白ワインを持って来ると言うので、私は赤ワインを持参することにした。
カベルネソーヴィニヨンやシラーの濃いワインより、少し薄旨系を模索した結果、シャトーラヤスのピニャン1998を選択した。
そして、もしかしてワインが3本では足りない場合も考えて、予備にこれも薄旨系のジャッキートルショーのジュベレシャンベルタン2005もクーラーバックに忍ばせた。
赤ワインの当日輸送なので、極力ワインを揺すらないで持ち運んだが、本来、やはり当日輸送は避けたい所である。
20時前に全員が集まり、鳥の刺身とシャンパンで食事会が始まった。
シャンパンは、BBRの1995年くらいのグランクリュ銘柄だったが、写真を取り忘れ、銘柄の名前も覚えきれなかった。
透明ボトルに入ったシャンパンは大変スッキリとしていて、鳥の刺身に大変良く合っていた。
その後、刺身から焼きに入り、Mr立野の持参した自らが輸入するサルナンベリューのムルソ1級ブラニーのまだリリース前の2010年を開けた。
写真を取り忘れ、掲載は2009年のボトル。
まだ、リリース前で寝かしている所だそうだが、ミネラリーでムルソー特有の粘度があり、果実味や獅燒Lかで大変美味かった。
Mr立野曰く、2009年より2010年の方がデキが良いそうである。
そして、焼きとトマトすき焼きの間に、ツクネピザをつまみながら、早めに赤ワインのピニャン1998を抜栓した。
抜栓直後は硬かったが、5分もすると開き始め、なんとも言えない妖艶な姿に変貌して行った。
グルナッシュ100の赤ワインだが、熟成が進み、丁度これからピワール的な方向にさらに熟成を進める直前の状態というのだろうか、スミレやベリー系の花の甘さを伴う可憐な果実味、氏Aミネラルもあり、ラヤス独特のスイカのような、夏の暑い路地に打ち水をした時に立ち上る水蒸気のような微妙な余韻が鼻孔の奥を掠めて行く。
真に複雑で、奥行きがあり、ラヤスの素晴らしさを知ると、定期的に飲みたくなる衝動に逆らえなくなる。
そして、1998年は、南ローヌ地方は好天に恵まれたグレートヴィンテージであり、例えばその前年の1997年に比べて、明らかの太陽の日差しを感じる。
冷涼感を感じる1997や1996も良いが、やはり、1998は健康な太陽を感じ、ワインが天候によりその質を多様に変える醍醐味を感じることができる。
本当に素晴らしい。
ワイン好きの40才前後のドクター夫妻は、これまでローヌに注目したことはなく、ラヤスも初体験とのことであったが、ピニャン1998の旨さに感心していた。
きっとかっと氏も、最近グルナッシュ100のワインに興味が出て入手して飲んだそうだが、ピニャンとはかなり違いがあると話していた。
このピニャン1998は、約1年前に私がアメリカで7本見つけて入手したのだが、この1年間で、昨日開けたのが3本目なので、4か月に一度はどうしても飲みたくなってしまうということか。
元々、ラヤスはドメーヌの生産量自体が少なく、日本に輸入される量も微々たるものなので、1990年代以前の安価での入手は大変難しい。
この1998は、もし在庫があれば限りなく3万円に近い値段が付くはずである。
その他のヴィンテージもローヌが安いアメリカで見つける度にゲットしているが、100ドル以下は大変少なくなって来ている。
そして、最新に近い2007年は既に最初から価格が高くまとめ買いできる値段ではなくなってしまっている。
曹目はローヌの天候が良かった2005年なのだが、入手して1998のようになるまでには、7年は待たないとならないのかもしれない。
しかし、1998とて、これから数年かけてまたピ化の方向へ熟成し、姿を変貌させそうなので、残りの4本は簡単に飲むわけにも行かないのだ。
旨い、旨いとみんなの飲むピッチが上がり、料理を食べ終わる前にワイン3本が空になってしまったので、私が予備で持参したトルショーも抜栓した。
そして、鳥のトマトすき焼きをラヤス、トルショーに跨がり楽しむことができた。
そして、理解できたことは、これまで自分でイメージしていた、鳥には白ワインの方が合うと言うのは妄想だったと言うことである。
刺身は、シャンパンや白でも良いが、焼きからすき焼きなどは、寧ろ薄旨系の赤ワインの方が、鶏肉の良さを引き出すと思えた。
ジャッキートルショーも2005年を最後に既に引退しており、なかなか入手は難しいワインである。
一時非常に話題になり、過大評価だとの意見も噴出したようだが、昨日の2005ジュベレシャンベルタンを飲んだ限り、村名ワインでここまで飲めるのは大変素晴らしいと思えた旨さだった。
出汁の味があり、果実味もピニャン同様、可憐で優しい。
妖艶さまでの奥行きを求めるのは酷だと思えたが、自分で入手している1級、特級のトルショーを飲む時への期待は膨らんだ。
トマトすき焼きを付ける卵がメレンゲのように細かく泡立ててあり、この卵が満遍なく肉に絡まり盾轤ゥい風味になり絶品田川和弘
そして、トマトすき焼きの残り汁に、ニンニクと鶏油を少し入れて煮詰め、フィットチーネを入れて鶏風味のトマトパスタ、最後の〆には、恒例の究極の卵掛けご飯を平らげて、4本目のトルショーもキレイに空いた。
料理とワインのレベルを合わせると言うことの大切さを再確認した夜だった。
最後に白身と黄身で別々に作ったプリンを2個頼んでみんなでスプーンで突いた。
白身と黄身を同時に食べるとプリンの味がするが、別々だと違うスイーツの味がして不思議だ。
大きな満足感を得て、会計は一人13000円ほどだった。
ワイン持ち込み4本で12000円掛かっており、その他、焼酎や飲み物も結構頼んでいるので、やはり食事メインであれば一人10000円で大きな満足を得られる。
赤ワインと鶏料理、大変満足した。
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