金投資と金ETF 

May 08 [Sun], 2011, 20:15
NY金価格(米ドル建て)の推移を見てみると。
1973→1974年と1978→1980年で金価格が大きく跳ね上がっているのが分かります。

オイルショックですね。オイルショックは中東戦争やイラン革命が原因なので、有事の金的な見方もあるかもしれませんが、それよりも原油高によるインフレというという理由が大きいかと思います。インフレに強い金。ただし、1978年193.55→1980年612.56→1982年375.91と、インフレ懸念時には加熱気味に騰がり、それが落ち着くと反動で上がり過ぎていた分が下がる傾向があります。

次に円建ての東京金1982年からの長期チャート を見てみると、1982年に2500前後だったのが、1983年には4000まで高騰、そしてその後は大きく下がり、1995年と2000年前後には1000程度まで下がり、現在は1500程度まで回復しています。
これを見ると、1982年頃に金に投資して持ち続けた場合2500→1500で4割も減った事になります。

一番の要因は円高だと思われます。1982年の米ドルの為替レートは1ドル249円→現在1ドル115円と5割減の円高になっています。実効為替レートの数字(大きくなる程円高)を見てみても、1982年130→286と倍以上の円高になっています。
金の価値は不変。
円高になれば相対的に金価格は下がり、円安になれば相対的に金価格は上がります。

また、米ドル建て・円建て共に、1999年頃を底に、2005年には底値の1.5倍位に上昇しており、現在も上昇を続けています。

原油高が進み、コモディティ商品高が有りました。金も当然コモディティの一つですので。この上昇には世界的な金余りの中、ヘッジファンドなどによる投機的マネーの流入っていう側面が大きいとは思いますが。世界的な資源の需要増による資源高。資源高による物価高という側面もあります。

まとめ
金の価値は不変(ただし、相当な埋蔵量の金鉱山が発見されたりとか、何十年後かに月で金が採掘できるような世の中になれば、どうなるか分かりませんが。)
インフレに強い。原油高によるインフレなど、お金の価値が下がる際には相対的に金価格は上がります。
ただし価値は不変でも、価格は行き過ぎて騰がる傾向があるので、その反動には注意。
円安に強い。円安になれば輸入商品などの価格が上がりますが、円安になると(円の価値が下がると)金価格もその分上がります。
コモディティ市場との連動も強い。コモディティ商品の一つなので、それらとの連動、原油価格との連動も大きいです。

日本円1万円の価値(1万円で買えるもの)が、これから下がっていくと考えるならば、円で持ち続けるよりもヘッジとして長期で金投資をするのも良いと思う。
またインフレ懸念時には大きく上がる傾向があるので、それを狙った短・中期投資というのも考えられる。ただし、反動には注意。

最近、そういう質問を受けることが多いのですけど、僕はドルは駄目だと思います。
ただ、急いで付け加えないといけないのは
「ユーロも駄目だし、円も駄目ですよ。」
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