Sacrifice 

June 09 [Sat], 2007, 17:01
Sacrifice

「彼女こそ 私のエリスなのだろうか...」

ah...Sacrifice,Sacrifice
ah...Sacrifice,Sacrifice

無邪気な笑顔が 愛らしい妹は
神に愛されたから 生まれつき幸福だった

一人では何も出来ない可愛い天使
誰からも愛される 彼女が妬ましかった

器量の悪い私を 憐れみないでよ

「惨めな思いにさせる妹なんて死んじゃえばいいのに...」

ah...Sacrifice,Sacrifice
ah...Sacrifice,Sacrifice

あくる日 妹は高熱を出して寝込んだ
ごめんなさい 神様 あの願いは嘘なんです

懺悔が届いたのか やがて熱は下がった
けれど 今度は母が病の淵に倒れた

母が今際の時に遺した言葉は

「妹は他人とは違うから お姉ちゃんが助けてあげてね...」

ah...Sacrifice,Sacrifice
ah...Sacrifice,Sacrifice

母が亡くなって 暮らしにも変化が訪れ
生きる為に私は 朝な夕な働いた

村の男達は 優しくしてくれたけど
村の女達は 次第に冷たくなっていった

貧しい暮らしだったけど 温もりがあった
「肩を寄せ合い生きてた それなりに幸福だった...」

それなのにどうして こんな残酷な仕打ちを...教えて 神様!
妹が授かった子は 主が遣わし給うた
神の御子ではないのでしょうか?

妹が子供を身篭っていることが発覚した夜
村の男達は互いに顔を見合わせ口を噤んだ
重い静寂を引き裂いたのは耳を疑うような派手な打音
仕立て屋の若女将が妹の頬を張り飛ばした音...

泥棒猫 可哀想な子だと 世話を焼いて 恩知らず...

断片的な記憶 断罪的な罵声
嗚呼...この女は何を喚いているのだろう?
気持ち悪い...ぐらりと世界が揺れ
私は弾け飛ぶように若女将に掴みかかっていた

緋く染まった視界 苦い土と錆びの味
頭上を飛び交う口論 神父様の怒声

純潔の 悪魔の契り 災いの種
マリア様の 誰もガブリエルを火炙りだ...

「嗚呼...悪魔とはお前達のことだ!」

そして 妹は最後に"ありがとう"と言った...

心無い言葉 心無い仕打ちが どれ程 あの子を傷つけただろう
それでも全てを 優しい娘だから 全てを赦すのでしょうね

「でも 私は絶対 赦さないからね...」

「この世は所詮 楽園の代用品でしかないのなら
罪深きモノは全て 等しく灰に還るが良い!」

裸足の娘 凍てつくような微笑を浮かべ
揺らめく焔 その闇の向こうに"仮面の男"を見ていた

エルの絵本 魔女とラフレンツェ 

June 09 [Sat], 2007, 15:32
エルの絵本 魔女とラフレンツェ

「如何にして楽園の扉は開かれたのか...」

鬱蒼と茂る暗緑の樹々 不気味な鳥の鳴き声
ある人里離れた森に その赤ん坊は捨てられていた

幸か 不幸か 人目を憚るように捨てられていたその子を拾ったのは
王国を追われた隻眼の魔女 "深紅の魔女と謳われた"オルドローズ

銀色の髪に 緋色の瞳 雪のように白い肌
拾われた赤ん坊は いつしか背筋が凍る程美しい娘へと育った...

流転こそ万物の基本 流れる以上 時もまた然り
二つの楽園を巡る物語は 人知れず幕を開ける

「ラフレンツェや...忘れてはいけないよ...」

銀色の髪を風になびかせて 祈るラフレンツェ 死者の為に
小さな唇が奏でる鎮魂歌 歌えラフレンツェ 永遠に響け

時を喰らう大蛇(セレペンス) 灼けた鎖の追走曲(カノン)
狂い咲いた曼珠沙華(リコリス) 還れない楽園(エリュシオン)
蝋燭が消えれば 渡れない川がある
始まりも忘れて 終わらない虚空(そら)を抱く

(Creature's voice)
「オノレラフレンツェ」 悲痛な叫びの不響和音
(Un-satisfied)
「ニクキラフレンツェ」 呪怨の焔は燃ゆる

儚い幻想と知りながら 生者は彼岸に楽園を求め
死者もまた 還れざる彼岸に楽園を求める
彼らを別つ流れ 深く冷たい冥府の川
乙女の流す涙は 永遠に尽きることなく
唯 嘆きの川の水嵩を増すばかり

少女を悪夢から呼び醒ます 美しき堅琴の調べ
哀しい瞳をした弾き手 麗しきその青年の名は

「ラフレンツェや...忘れてはいけないよ...
お前は冥府に巣喰う 亡者どもの手から この世界を守る為の
最後の門の番人 純潔の結界を 破らせてはいけないよ...」

祖母が居なくなって 唇を閉ざした
吹き抜ける風 寂しさ 孤独と知った
彼が訪れて 唇を開いた
嬉しくなって 誓いも忘れていった...

それは 手と手が触れ合った 瞬間の魔法
高鳴る鼓動 小さな銀鈴を鳴らす
瞳と瞳 見つめ合った 瞬間の魔法
禁断の焔 少女は恋を知った...

一つ奪えば十が欲しくなり 十を奪えば百を欲しくなる
その焔は彼の全てを 灼き尽くすまで消えはしない

「ラフレンツェや...忘れてはいけないよ...」

愛欲に唄うラフレンツェ 純潔の花を散らして
愛憎も知らぬラフレンツェ 漆黒の焔を抱いて
彼は手探りで闇につながれた 獣の檻を外して
少女の胎内に繋がれた 冥府の底へと堕りてゆく...

近づいて来る足音
やがて彼が乙女の手を引いて
暗黒の階段を駈け上がって来る
けれど 少女は裏切りの代償として残酷な呪いを歌った
嗚呼 もう直ぐ彼は 彼は振り返ってしまうだろう

「魔女がラフレンツェを生んだのか...」
「ラフレンツェが魔女を生んだのか...」
「物語はページの外側に...」

「斯くして...楽園の扉は開かれた」

呪われし宝石 

June 09 [Sat], 2007, 15:19
呪われし宝石

「へますんじゃねぇぞ、Laurencin」
「はっ、おまえこそな、Hiver」

母なる大地が育んだ奇蹟 世界最大と謳われし貴石 30ctの赤色金剛石
所有者を変え渡り歩いた軌跡 特典は予約済みの鬼籍 30ctの"殺戮の女王"

鎖された硝子(verre) 優雅に眠る宝石(pierre) 過ぎ去りし日の夢の中
厳格なる幻喪(deuil) 傳かざる矜持(orgueil) 死神さえも腕の中
"彼女"こそが女王(reine) 抗う者は皆無 檻の外へは逃がさない

狡猾な少女(fille) 影と踊った老婆(vieille) 幾つもの首を彩った
派手な娼婦(courtisane) 泥に塗れた王妃(はな) 幾つもの首を刈穫った
廻り巡る情景(scène) 色鮮やかな幻夢 喪うまでは逃がさない

"祝い"が"呪い"に変わる 運命の皮肉
彼女の誕生にまつわる 知られざる"物語"

男は掘った 薄暗い穴を 墓穴と知らずに
男は掘った 奈落へと至る 洞穴と知らずに

鎖された闇の中で 運命に抱かれ
寝食さえも忘れて掘った
灯された詩の中で躍るように
侵蝕された歯車 斯くて狂ったように廻り

男を誘う不思議な霧
眼前に現れたのは かつて見た事の無い美しき原石
その魔力に引き寄せられるかのように 男は震える手を伸ばした

幸運(bien chance) 嗚呼 これまで苦労をかけた 可愛い妹よ
幸運(bien chance) 嗚呼 これなら胸を張って 送りだせr...

欲に眼が眩んだ鉱山(mine)の管理者(concierge)
眼の色を変えた鷲鼻の宝石商(commerçant)
我が眼を疑った隻眼の細工職人(artisan)
廻るよ廻る 死神(Dieu)の回転盤(roulette)
堅牢に見える倫理の壁にも 時に容易に穴が空く...

不運(malchance) 嗚呼 帰らぬ兄を待ってる 嫁げぬ妹
不運(malchance) 嗚呼 変らぬ愛を待ってる 冬の夜空

もう Hiverお兄様...

頬杖 溜め息 人形師の娘 窓辺に佇む"双児の人形"

はあ いつお戻りになるのかしら?

鎖された硝子(verre) 優雅に眠る宝石(pierre) 過ぎ去りし日の夢の中
忍び寄る影(ombre) 溶け込む緋の闇(tenebres) 盗賊達は部屋の中

失敗をすれば刑罰(peine) 命を懸けた任務 狙った獲物は逃がさない...

「やば...」
「ずらかるぞ!」
「おい、待ってくれよ!」

白馬に乗らず王子(prince) 些か乱暴な接吻(bise)

嗚呼... "彼女"が再び世に解き放たれる

母なる大地が育んだ奇蹟 世界最大と謳われし貴石 30ctの赤色金剛石
所有者を変え渡り歩いた軌跡 特典は予約済みの鬼籍 30ctの"殺戮の女王"

其処にロマンは在るのかしら?

星屑の革紐 

June 09 [Sat], 2007, 14:58
星屑の革紐

「Salut, enchanté!」

差し出した手を 嗚呼 可愛い私のお姫様
小さな指で懸命に握り返してくる
あなたの歩む道程が LaLa 輝くように"星"...

ある雨の朝 いつものように少女が目を覚ますと
寝具の横には優しい父親 そして大きな黒い犬が居た
雨の匂い くすぐったい頬 どこか懐かしい温もり
小さな姉と大きな妹 二人と一匹 家族となった特別な朝

嗚呼 私は星を知らない 遠過ぎる光は届かないから
嗚呼 僅かな視力でさえも 何れ失うと告げられている

ごめんなさい(Excusez-moi)
お母さん(ma mère) この名前(ce nom)
どうしても好きになんてなれないよ
(Je ne peux pas, c'est absolument de m'aimer )
嗚呼 ごめんなさい(Ah excusez-moi)

勇気を出して...
嗚呼 Pleutと屋外へ出たけど 歩く速度が抑違うから
嗚呼 暗闇に沈む世界では ちょっとした段差でも転んでしまう

ごめんなさい(Excusez-moi)
父さん(mon père) この両眼(ces yeux)
どうしても好きになんてなれないよ
(Je ne peux pas, c'est absolument de m'aimer )
嗚呼 ごめんなさい(Ah excusez-moi)

細い革紐じゃ...
心までは繋げないよ 愛犬(Pleut)が傍にいたけど 私は孤独だった

別々に育った者が 解り合うのは難しい
ましてや人と犬の間であれば 尚更の事である
それからの二人は 何をするにも何時も一緒だった
まるで 空白の時間を埋めようとするかのように

姉は甲斐甲斐しく妹の世話を焼き 妹は姉を助けよく従った
父の不自由な腕の代わりになろうと 何事も懸命に
其れは 雨水が大地に染む込むようにしなやかに
根雪の下で春を待つように 小さな花を咲かせるように

急に吹いた突風に手を取られ 革紐を離したけど
もう 何も怖くなかった "見えない絆"で繋がっていたから

弱い姉だ...
それでも 嗚呼 ありがどうね 妹が傍にいたから
私は何処へだって往けた
大好きだよ 妹が傍にいたから 私は強くなれた

星空に抱かれて夢を見た
あなたが産まれてきた朝の追憶を
銀色に輝く夢の中 零れた砂が巻き戻る幻想を
嗚呼 何の為に遣って来たのか 最期に判って良かった

忘れないよ 君と歩いた 暗闇に煌めく世界を
いつだって 嗚呼 人生は星屑の輝きの中に在ることを

祈りの星が降り注ぐ夜 黒犬は静かに息を引き取った
悼みの雨が降り注ぐ朝 冷たくなった彼女の腹から取り出されたのは
光を抱いた小さな温もり 黒銀の毛並みを持つ子犬だった

そして"物語"の翼は地平線を軽々と飛び越えるだろう
やがて懐かしくも美しきあの"荒野"を駈け廻る為に...

其処にロマンは在るのかしら?

終端の王と異世界の騎士 ~The Endia & The Knights~ 

June 09 [Sat], 2007, 14:31
終端の王と異世界の騎士(PV)
終端の王と異世界の騎士(Live)

此れは終端の王と異世界の騎士達との
壮大な戦いの序曲である...

世界を喰らう"終端の王"
継ぎ接ぎされた"偉大な可能性"
太陽の"狂詩曲"騎士の名を呼ぶ

忌避すべき終端 王を退ける者
"騎士"とは即ち刃である

刻を孕む"終端の王"
調整された"偉大な可能性"
生命の"譚詩曲"騎士の名を呼ぶ

仮初の空に浮かべた追憶の"追走曲"
"地平線を渡る旋律"を口吟むのは誰の唇?

異世界を繋ぐ鍵 騎士を戴く物
"門"とは即ち駿馬である

歴史を呑む"終端の王"
改竄された"偉大な可能性"
運命の"交響曲"騎士の名を呼ぶ

争いの調べて躍る円卓の"円舞曲"
"支配権の正統性"を振り翳すのは誰の正義か?

点いて往く灯火を 消えて逝く灯火を
漆黒の"髪"が緋い"瞳"が黙したまま見送るだけ
嗚呼 唯 頁をなぞる様に "戯曲"通りに"役者"は踊り
残酷な幻想の美しい棘が 仄甘い"陶酔"を魅せ
残酷な幻想の華やかな毒が 仄昏い奈落へと"観客"を誘う

願ったこと全てが叶う世界ではない
だからこそ 少年は大きく翔たくだろう
嗚呼 希望も絶望も両手で抱きしめて
それでこそ 少年は大きく翔たくだろう

「嗚呼 どんなに強い向かい風であれ決意という翼を折ることは出来ない!」
「どんなに強い風でも其の翼を折ることは出来ない!」

無限に繰り返す痛みは輪廻の"輪舞曲"
"世界が失った可能性"を取り戻すのは誰の剣か?

今 ハジマリの空に浮かべた追悼の"追走曲"
"第五の地平線の旋律"を口吟むのは少年の唇...

天使の彫像 

June 09 [Sat], 2007, 14:00
天使の彫像

後の世に"神の手を持つ物"と称される
彫刻家"Auguste Laurant"
戦乱の最中に失われ 平和と共に姿を現したとされる
未だ神秘の薄布に包まれた彫像 彼の稀代の傑作
天使"に秘められし 知られざる物語

「物言わぬ冷たい石に 生命を灯せる等と
俗人達が謳うのは 唯の驕りに過ぎぬ

在る物を唯在る様に 両の手で受け止めて
温もりに接吻けるように 想いを象るだけ...」

風車小屋 空を抱いて 廻り続ける丘の上
工場は他を拒むように 静かに佇む影...

彼は唯独りで描いた 我が子の表情も知らずに...

足りないのは小手先の素描力ではない
現実をも超える想像力
「嗚呼 光を 嗚呼 もっと光を 即ち創造 憂いの光を...」

生涯逢わぬと誓いながら 足げく通う修道院
子供達の笑い声 壁越しに聴いている

「君の手が今掴んでいるであろう その宝石はとても壊れ易い
その手を離してはならない 例え何が襲おうとも...」

彼は日々独りで描いた 我が子の笑顔(かお)も知らずに...

必要なのは過ぎし日の後悔ではない
幻想をも紡ぐ愛情
「嗚呼 光を 嗚呼 もっと光を 即ち贖罪 救いの光を...」

如何なる賢者であれ 零れる砂は止められない
彼に用意された銀色の砂時計 残された砂はあと僅か

母親の灯を奪って この世に灯った小さな焔
その輝きを憎んでしまった 愚かな男の最期の悪足掻き

想像の翼は広がり やがて彫像の背に翼を広げた
「嗚呼...もう想い遺すことはない やっと笑ってくれたね...」

「もういいよ...パパ」

其処にロマンは在るのかしら?

エルの肖像 

June 09 [Sat], 2007, 14:00
エルの肖像

白い結晶の宝石は 風を纏って踊る
樹氷の円舞曲 遠く朽ちた楽園

黒い瞳孔の少年は 風を掃って通る
樹氷の並木道 深い森の廃屋

少年が見つけた 少女の肖像画
"彼"は病的に白い"彼女"に恋をしてしまった

幼い筆跡の著名 妙に歪な題名は
"最愛の娘エリスの8つの誕生日に..."

退廃へと至る幻想 背徳を紡ぎ続ける恋物語
痛みを抱く為に生まれてくる 哀しみ
第四の地平線 その楽園の名は"ELYSION"

そして 幾度目かの楽園の扉が開かれる...

やがて少年は彼の"理想"を求めるだろう
やがて少年は彼の"鍵穴"を見つけるだろう
やがて少年は彼の"楽園"を求めるだろう
やがて少年は彼の"少女"を見つけるだろう

娘もまた母になり 娘を産むのならば
楽園を失った原罪を 永遠に繰り返す

始まりの扉と終わりの扉の狭間で
惹かれ合うエルとアビス 愛憎の肖像

禁断に手を染め幾度も恋に堕ちてゆく
求め合うエヴァとアダム 愛憎の肖像

やがて少年は♂の為に自らを殺し
少女は♀(女)の為に自らを殺す
時の荒野を彷徨う罪人達は
其処にどんな楽園を築くのだろうか?

幾度となくエリュシオンが魅せる幻影
それは失ったはずのエデンの面影
嗚呼...その美しき不毛の世界は
幾つの幻想を疾らせてゆくのだろう

Heart shaped chant 

June 02 [Sat], 2007, 17:06
Heart shaped chant

溢れる想いは静かに微笑みたたえる
追いかけた願いは風の中に

僕を呼ぶ声 いつもと同じ
変わらない笑顔で彩る世界

子供みたいに感じるままに
抱きしめられたら未来が見えるかな?

優しくて冷たい針を何度も
突き立てた心は 誰より綺麗に飛べるはず

輝く言葉は刹那の甘い流れ星 口唇から紡ぐ音 儚すぎて
眩い光 目覚める影に 揺らぐ涙 隠し
確かな意志(もの)伝える 君だけに

暖かい手に 安らぎ求め
愛する意味さえ見失っていた

問いかけてみる 今、僕の背に
あの日の温もり 消えずにあるの?

柔らかく捩じれた嘘で何度も
傷付けた心は 誰より果てない夢描く

見上げた夜空はいつしか近くありすぎて
闇が作る ため息広がってく
君と選んだ世界の向こう不安が重なっても
信じること もう一度決めたから

考えすぎていた 強くあることを
素直でいられる勇気が欲しいよ
悩める紅い月 僕を放って ゆっくりと導き出す
もう迷わない きっと受け入れる君を

輝く言葉は刹那の甘い流れ星 口唇から紡ぐ音 儚すぎて
眩い光 目覚める影に 揺らぐ涙 隠し
確かな意志(もの)伝える君だけに

この詩よ 永久へと羽ばたいて...

エルの楽園 →Side:A 

May 26 [Sat], 2007, 11:21
エルの楽園 →Side:A→

あちらこちらから聞こえる小鳥のさえずり。
降り注ぐ温かな日差し。
咲き誇る花々。

まさしく ここは楽園。

その楽園で少女は幸せそうに眠っています。

その時 誰かの呼ぶ声が聞こえました。
少女はそれで目を覚まします。
心地よい風に抱かれて澄んだ空へと舞い上がるように。

しかし 聞こえる声は泣き声。
誰かがね 泣いているの。
それは気の所為かしら。
少女の問いに妖精が答えます。
「そうよ木の精よ」
もう そういうことじゃないわ。
「じゃ 風の精かしら」
少女は笑いながら言いました。
楽園で泣くはずないわ。
「そうよ 泣くはずないわ」
だって 楽園なんだもの。
「楽園なんだもの」
それでも泣き声は止みません。
何処かでね 泣いているの。
どうして泣くの?
少女の問いかけに妖精が答えます。
悲しみも苦しみも?
「そうよ ここにはないわ」
幸せ満ちあふれる世界?
「そう それなら見える」
それを聞いて少女は微笑みます。
楽園で泣くはずないわ。
だって楽園なんだもの。
しかし 少女は気づいたのです。
泣いているのは誰なのか。
どうして泣いているのか。
本当はね 知っているの。
音を立てて崩れる楽園。
小鳥のさえずりは死への悲鳴に。
温かな日差しは稲光に。
咲き誇る花々は枯れ果てる。
空は荒れ 木々は枯れて 花は崩れ朽ち果てる。
腐敗した大地が闇のそこへと墜ちてゆく。
罪を犯した少女の魂は偽りの楽園で目覚めたのだ。
しかし 偽りに気づけば楽園は真の姿を見せる。
エルは生まれ エルは痛み エルは望みの果て
安らぎの眠りを求め 笑顔で墜ちてゆく。

《Ark》に託された願い達は
《Baroque》のままに求め合い
理想の《Yield》を待ち望みながらも
多大な《Sacrifice》を盲目のうちに払い続け
ついには《StarDust》にも手を伸ばすだろう

楽園に惑わされることなく墜ちればそこは奈落。
何処から来て 何処へ逝くの?
全ては誰の幻想なの?
少女は 差し出された手に気付かないまま墜ちてゆく

エルは倦まれ エルは悼み エルは望みの涯

安らぎの眠りを求め 笑顔で墜ちてゆく。

退廃へと至る幻想
背徳を紡ぎ続ける恋物語
痛みを抱くために生まれてくる 哀しみ

幾度となく開かれる扉。
そこにある楽園の名は『ELYSION』
またの名を『ABYSS』

そしてまた扉が開かれ 物語は続いてゆく。

朝と夜の物語 

May 12 [Sat], 2007, 18:05
朝と夜の物語

生まれて来る朝と 死んで行く夜のRoman Laurant
嗚呼 僕達のこの寂しさは 良く似た色をした宝石

生まれて来る意味 死んで行く意味 君が生きている現在
11文字の伝言 幻想物語 第五の地平線

Ro-man...其処にロマンは在るだろうか?

泣きながら僕達は来る 同じ苦しみを抱きしめて
笑いながら僕達は行く 遙か地平線の向こうへ
廻り合う君の唇に 嗚呼 僕の詩を灯そう la vie...

いつの日か繋がる物語

泣きながら僕達は来る 同じ哀しみを抱きしめて
笑いながら僕達は行く 遙か地平線の向こうへ
廻り逢う君の唇に 嗚呼 僕の詩を灯そう la vie...

僕達が繋がる物語

生まれて来る朝と 死んで行く夜のRoman Laurant
嗚呼 僕達のこの刹那さは 良く似た色をした美花

太陽の風車 月の揺り籠 彷徨える焔の物語
壊れた人形 骸の男 時を騙る幻想の物語

右腕には菫の姫君
(C'est mademoiselle violette,qui est dans la main droit.)
そして (et...)
左腕には紫陽花の姫君
(C'est mademoiselle hortensia,qui est dans la main gauche.)

嗚呼 僕の代わりに廻っておくれ 其の世界には
僕が生まれてくるに至る物語はあるのだろうか?

さあ いっておいで... (oui, monsieur...)

廻り来る生の騒めき 太陽の風車
廻り行く死の安らぎ 月の揺り篭

我等は彷徨える 追憶に揺れる風車
廻り行く何の地平にも 詩を灯すでしょう...

此れは...
生まれて来る前に 死んで行く僕のRoman Laurant
嗚呼 僕達はもう逢えなくても 現在を生きて往くRoman
詠い続けよう 君が迷わぬように...

朝と夜の狭間

焔の揺らめき

宝石を掴もう

腕を伸ばし

風車は廻れば

星屑は煌めき

天使が別れし

美しきの幻想を

葡萄酒の陶酔に

賢者も忌避する

伝言の真意

地平線は識る

右手の死を 左手の生を

傾かざる冬の天秤

さようなら...

RO-MAN

ありがとう...

其処にロマンは在るのかしら?

其処にロマンは在るのだろうか?

其処にロマンは在るのかしら?
P R
2007年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:亜莉子
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:12月17日
読者になる
Yapme!一覧
読者になる