まことと由(ゆう)

March 05 [Sat], 2016, 9:42
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。もちろんベテラン歯科医がオペしてもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率には大きな開きがあります。万が一の場合に備えて保証制度があるのないのかは手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療はデメリットよりもメリットの方が大きいんです。保険がきかなくて費用が高くても、治療期間が長期間にわたっても、外科手術の必要性があっても、受けてみる価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を外見上は補ってはくれますが、インプラントは噛むという歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味だけではなく、食材の食感や温度まで取り戻せます。固くても平気で噛めますので、我慢していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは自由診療なので、高額な治療費が必要です。でもだからといって、値段を基準にしてインプラントを選んでしまうときっと後悔します。実際の請求額と表示金額に違いがあったり、品質に大きな問題がある場合もあります。インプラントを選ぶときに忘れてはならないのは、まず第一に安心して任せられる歯科医かどうかを判断することです。
インプラントは1本から手術できますが、実際は数本の手術となる場合がほとんどです。高齢者がインプラントを希望する場合が多く、埋入する必要があるインプラントが1本ではない方の方が圧倒的に多いからです。また、多くの歯が抜けている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の最も新しい高度な技術です。従来の方法ではインプラント1本に対して歯は1本でしたが、all-on-4では4:16となります。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントを意識しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っているデンタルクリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が他の歯の治療に比べて長い理由としては、顎の骨に埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。ソケットリフトなどの骨造成を行う場合には治療期間は更に長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。どちらにも言えることは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、ぱっと見では抜けている歯はないように見えます。でも実際は体裁を整えただけで、普通に噛んでも問題ないかと言えば、残念ながらそんなことはありません。見た目だけを気にするのか、またはきちんと噛める歯を望むのかは判断が分かれるところかもしれません。
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