そこにしちゃ、だめ

September 19 [Wed], 2012, 15:01
上の写真、わたしの足を噛んでるJ、6月から家にきた子犬です。
このごろなんか体がだるい、疲れがとれない。
残暑のせいかと思ってましたが、よく考えるとJの存在が大きい。
早起きして散歩につれていくと、これがまたよく走る。
夜は、夜で家の中を走りまわる。
手に何か持っていると垂直にジャンプして、くわえ取ろうとする。
ネコと違って平衡感覚があまりよくなく、着地に失敗したり、勢い余って家具にぶっかったりしている。
まともにJとつきあってると、こっちが疲れ果てます。
朝の散布コース、はじめに行く松陰錘ミの前の原っぱの隣に、桂太郎の霊浮ェある。
長州閥の元老、日露戦争のときの首相です。
ここは、子供のころ、高い石塀に囲まれ、鍵がかかっていて、誰も中に入れなかったので、隠れ家を作った場所でした。
今は、史蹟になって、誰でも入れるようになっている。
片足を上げたので、そこにしゃ、だめと、思ったのですが、桂太郎の墓石におしっこをかけちゃった。
Jは、近くにある豪徳寺の井伊直弼の墓にもおしっこかけてる。
こちらは、大名で幕府の大老だった人物です。
生後5ヶ月で元老と大老、昔から偉い人は老がつくんですね、の墓におしっこしたって、なんて言えばいいんでしょうか、自慢するのも変ですが、かといって罰当たりと感じることもないかな。
というのは、わたしは、功成り名を遂げた人物には、やましさ、うさんくささを感じる性分ですので。
だからバランス上、そういう人物には、辛くなるわけです。
荘子に至人は己なし、瑞lは功なし、聖人は名なしとありますが、そんな感じです。
Jがもし、ふつうの人のお墓におしっこしたらもちろん叱ります。
そういえば、昭和のころは、場末の盛り場で、塀の下の方に錘ミの鳥居のマークが描かれてるのをよく見かけました。
あれは、立ちしょんを防ぐための禁忌の印。
現代の日本は、瑞ケさ、聖なるものに対して畏れ敬う心理、禁忌の心理、かなり薄れてますが、それでも、まだ錘ミやお墓にあれしちゃうのは抵抗ある、そんな心性を抑止力に利用してるわけですね。
そういえば、平成になってから立ちしょんっていう習俗見かけなくなりました。
街がきれいに、清潔になっていくのと軌を一にして消えていった。
そうでした、民俗文化遺産というのも変ですが、涙橋の近く山谷の入り口の塀には、今の赤ペンキで描かれた鳥居のマークありましたっけ。
話しが横道にそれてくのでとめます。
でも、瑞ケさとか、聖なるものと言っても、人間世界の中の話しで、犬のJにとっては関係ないのは当たり前。
南インドの田舎町で、みんな裸足で暮らしてるのを見て、なるほどそういうのもありなんだなと目から鱗のような気持ちになったのを想いだした。
田舎町といっても、車はどんどん走って、ビルにネオンが灯ってる所です。
バスに何時間か乗れば、ハイテク産業の工業団地なんかもある。
子供のころから当たり前だと思ってた靴をはくってことも、文化的な固定観念だったんだな、と思いました。
南インドでは、食事も、みんな手で食べていた。
全盲の若いライブチャット友人と食事をしていて、ご飯の上におかずを全部ビビンパみたいに載せ、指を使って食べてるのを見て、最初、見苦しいなと思ったりもしたのですが、よく考えたら、目が見えないのですから、おかずを箸でつかむこと自体、難儀なことで、じぶんの方が誤ってたことに気づいた。
じぶんは、作法とかマナーとか、そんなことに囚われていたんだな、まだ固定観念から自由じゃなかったんだなと彼から教わりました。
と、いうことでは、Jからは、瑞ケさとか、聖なるものといっても、所詮、人間世の話しでしかないということを教わったことになるのかそういうものからも自由になるって道もあるのかこの所詮しょせんって言葉、危うい言葉でもある。
どんなことでも、頭に所詮って付けてしまえば、簡単に全否定できてしまうので、安易に流れやすい危うさです。
それに荘子の隠者のようにと言えば聞こえはいいですが、だんだん世の中のふつうの人間っぽくなくなってしまうのは、とりあえず、人間として生きてるので、あんまり案配よくない。
いまのところ、折衷案として、人前では人間らしくふるまってかなきゃ、そんなところに落ち着いています。
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