映画その97 「白いリボン」 〜ドイツの辺鄙な村で・・・〜

December 28 [Wed], 2011, 15:27
映画見ましたでは感想をば以下ネタバレあり疲れたそしてスゴク不快になったストーリー第一次大戦前、ドイツの田舎の村で医者が落馬するという事故が起きる。
しかし、調査を進めると誰かが故意に行った事件であることが判明するのだが、月日が流れることで徐々に事態が風化していってしまう。
そんな中、この村で謎の事件が頻発することになる。
年のオーストリアドイツイタリアフランスの合作映画です監督はミヒャエルハネケ第回カンヌ国際映画祭パルムドールや第回ゴールデングローブ賞外国語映画賞ほか、様々な賞を総なめした作品です何とも説明し辛い作品です昨今では珍しいモクロ映画なのですが、リとしては年代のアメリカのサスペンス映画みたいな作りでしたとにかく白黒の微妙な明暗が凄く不気味でしたし、それと合わさって役者の演技が本来だとそんな意味はないのでしょうが、凄く怖かったですそして何よりもその白黒の重さが、この映画の舞台である田舎の閉塞感なり、息苦しさを見事に表現していますお陰で見ているこっちは最後まで疲れっぱなしでした、久しぶりにこんなに疲れる映画見たと思いますここから先はラストまでのネタバレを解禁させてもらいます、というかこの作品を語る上では正直ラストを語らずして不可能だと判断しました。
というわけで、ネタバレが気になるという方は回れ右して頂けると幸いですこの映画は当時の社会の縮図を閉鎖空間である村を使って描いたのだと思いますそれを語る上に絶対に必要になるのが、宗教と信仰ですなんとこの作品、最後まで見ても犯人が誰だかわかりません、ただ明確にわからないわけではなく、見ている側は何となくは理解できるぐらいですでは、何故宗教と信仰が密接に関わってくるのかそれは今作の邦題でもある白いリボンです今作での白いリボンの役割は、子供達に純粋無垢な気持ちの押し付けであります子供達は親の勝手な期待プロテスタント的な教えを強制的に押し付けられることで、感情が抑圧され様々な事件に発展していくのです例えば、お姉さんは親から勝手に期待された挙句、勘違いされ、そのショックから気絶までしてしまいます、そして親が可愛がっていた鳥を惨殺するのですが、結局この一連の事件が親からの勝手な期待から生じる抑圧から生じたものだったのですこの後の悲しんでいる親の元に訪れる、子供の媚び諂う感じも何かスッゲ不快になる要因の一でしただって実の兄弟が恐らく犯人なのに、庇いも悲しみもせず親にヨイショしに行きますかそれ以外にも、男爵への怒りの抑圧がキャベツ畑を蹂躙させる動機になったりするわけですが、最近の若者言葉で言うところのキレルとよく似ていると思いますそういう意味ではキれた若者達によって起きてしまった悲劇の連鎖だったの株式会社ウェディングキューピットかもしれませんそんな要素に加えて、あの村を覆っていた悪意嫉妬無関心暴力が反応して最悪の結末に向かって行ったのでしょうそして自分の不快指数が急上昇したのが、医者と不倫相手である助産婦のシーン正直、あそこまで女性に対して言うかってレベルの口論でした極め付けが、助産婦のあんたは私の知恵遅れの子供より手間が掛かるという言葉に対しての、医者の黙って死ねという言葉がさ、言葉がさそして自分の娘を犯して、それを弟に見られた際のフォローに美には痛みがきものだこの下衆野郎がお前が処女喪失させとる癖になんちゅう口の聞き方だよ死ね氏ね、じゃなくて死ねというレベルで不快になる一連の流れを見る限り、このミヒャエルハネケって監督もフランクダラボンとジャンルは違いますが、同じように人を不快にさせる才能を彼と同じぐらい、下手したらそれ以上に持っています総評です本当に分間が疲れる映画でしたが、時計をチラチラ見る様な、退屈になる映画ではありませんでしたしかし、もしサッパリ終わる様な作品を求めている人にとってはこの作品は苦痛になるのかもしれません得点点
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