台風体験記。

September 28 [Wed], 2011, 3:05
台風直撃しかし、こんなにもろに直撃するとは思わず、朝、小さな折り畳み傘を携えて出かけた。そのときは、雨は降っていなかったが、新宿に着いたら猛烈な吹き降りになっていたが、歩き出して間もなく、横の男性が傘をさしていない。よく見ると、雨が上がっている。それで、自分も傘を畳んで歩き出したら、一分も経たずにまた雨が降り出した。この繰り返しで、新宿御苑近くのマルスの事務所に着いたときには、ずぶ濡れになっていた。でも、裸になるわけにはいかないので、新聞紙を身体の前後にはさみ、なおかぐしょぐしょになった五本指ソックスと、その上に履いているもう一のソックスを脱ぎ、これも新聞紙にはさんで椅子に敷期、その上で仕事をした。30分も経と、新聞紙がぐっしょり濡れている。「新聞紙は役に立」と感心しながら、何度も新聞紙を替えた。そうこうしているうちに午後5時過ぎになり、なにやら外が本格的に荒れ模様となってきたようで、なんとなく事務所も落ち着かない様子になってきたが、他の諸先輩方は今日明日にも片付けない仕事があるので、私だけ、やや早めに失礼することにしたのだが、外に出て驚いた。すっかり「台風」である。ほぼ乾いてしまっていたソックスも、100メートルも歩かないうちにまたぐっしょりになってしまった。しかし、昼と異なり、風が猛烈で、傘をさしている意味がない。歩いている人もほとんどいないのだが、その歩いている人も、多くは傘をささずに歩いている。しかし、私は頭からずぶ濡れになるのは嫌だったので、半開きにした傘を頭上にかぶり、後は濡れるに任せるかたちで伊勢丹まで歩き、そこから地下に潜ったが、歩いている人々は、そんなに「濡れた」風情ではなかった。もしかしたら、全身ぐしょ濡れの私も、他人から見たらそんなに濡れて見えてはいなかったのかもしれないが、ともかく、そんなこんなで新宿に着くと、新宿発着のすべての鉄道は止まっているという。マルスを出る直前、ネットで調べたところでは、京浜東北線が走っているような雰囲気だった(蒲田以遠が止まっているような表示だった)ので、新宿から秋葉原に出て、秋葉原から京浜東北に乗ればいいと思っていたのだった。どうせ埼京線には期待していなかった。埼京線では、風にあおられて布団が線路に落ち、それで一時間近く止まったことがあったのだ。「布団が吹っ飛んだだけで」と半分笑いながら、怒り心頭に達したことがあり、以来、埼京線は信用していないのだ。(それだけではないけれど)それで、びしょぬれの身体で駅の階段に腰掛けながら、持参していた大森荘蔵の哲学書を繙きながら、時間をぶしていると、山手線が再開したとのアナウンスがあった。これだこれで田端まで行き、京浜東北線に乗り換えればいい。それで、駅員に京浜東北線は走っているかと聞いた。新宿は、京浜東北線は関係ないのだ。駅員は、京浜東北線が走っているという情報は自分は受けていないという。もしかしたら、走っていないのかもしれないが、とりあえず田端まで行くか、それとも、この際、早期の帰宅はあきらめて、あたりで時間をぶすかと思い迷っているうち、再びアナウンスがあり、再開した山手線が、再度、止まっているという。「やっぱり」とあきらめながら、下を見ると山手線の車両が見え、それが空いている。それで、ではなく、山手線に乗って、座りながら再発車を待ことにすると、15分ほどで、うまい具合に発車してくれた。しかし、半乾きのシャツ、ズボンの身には、弱冷房の風がこたえる。そんなこんなで、田端着。駅員に、京浜東北線の上りは走っているかと聞くと、下を指差しながら、今来ているが、この後、間隔がだいぶ空いているので、少し込んでいるが、乗った方がいいという。見ると、超満員で、多くの乗客がすでに入り口からはみ出したかたちで、発車を待っている。「えい、ままよ」と、人ごみの中に突っ込んだ。半乾きのシャツを満員の中で乾かそうという魂胆もあった。それでまあ、なんとか九時半過ぎに西川口に戻ることができたのだが、驚いたのがのニュース。すっかり雨も風もやみ、道路も乾いているのに、延々と台風関連のニュースがづく。福島原発が「すごいことになっている」ときだって、途中でスポーツニュースが挟まっていた。ところが、今回はそれもない。実は私は大相撲のチェコ出身の力士がどうなっているのか、知りたかったのだが、私は知ったのは、新幹線が止まったため、「ひいおじいさん(のお墓)に、自分の子供を会わせに行く予定だったが、できませんでした、オホホ」と語る若い奥さんの美しい顔であった。それも、都合四回またまた批判にながってしまった。それで、最後に、少し話を変える。インドのマハトマガンジーのお墓には、「社会的罪」として、「理念がない政治、労働なき富、良心のない快楽、人格のない学識、道徳がない商業、人間性がない科学、献身のない信仰」が掲げられているそうです。いや、この碑文はすごい。すごすぎる。私は、が、このガンジーが指摘する社会的罪のどれか一、または二、あるいは全部を犯していると言いたいのではない。あんなにエラそうに言うのなら、せめてこのガンジーの碑文を理解してからにしてくれと言いたいのだ。理解する知力があればね。ところで、この「すごい、すごすぎる」というのは、実は私の言葉ではなくて、日本アインランド協会の会長さんの藤森みよこさんという方。どこかの大学で英文学だか、英語だかを教えている方で、アインランドというのは、ロシア出身のアメリカ人作家で、藤森さんはそのランド女史(アインランドはロシア出身のアメリカ女性)を紹介しようということで、ホームページをくったのだ。「アインランド」なんて名前も知らず、もちろん読んだこともない私が、なんで「日本アインランド協会」のホームページを知ったのかというと、具体的な経緯は忘れたが、3、4年前になんかの拍子で行き会い、面白いと思ってブックマークしたのだった。それが、い昨日だったか、数学基礎論の世界的権威、竹内外史氏(現イリイ大学名誉教授というすごい人)の「数学的世界観」という本で「アインランド」なる名前を目にし「あれどこかで見た名前だぞ」と思って、調べたところ、ガンジーの墓碑銘にこれまた行き会ったのだった。ちなみにランドは1982年に亡くなっているが、アメリカでは、一部の知識人からは「俗悪」と罵られることもあるスーパースターだそうだ。「俗悪」という評価が、どういうところから来ているのかわからないが、彼女の「知」を支える哲学は、あの竹内外史氏が自著で大量に引用しているところからも、本当にすごそうだ。(ただし、ガンジーの墓碑銘は、藤森さんの独断の掲載で、ランド女史の意見とは無関係のようだが、でも藤森さんのセレクトは、ランド女史の立場からしても正しい、と私は思う。)finelog.jp 悪質
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:vk486jw144
読者になる
2011年09月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/vk486jw144/index1_0.rdf