咲-warau- 

January 02 [Sun], 2005, 20:58
シャツの釦を留め、ロングスカートにブーツを履き
都内某有名人の邸宅へと向かいました。
髪の毛の後ろが少しはねているのは、プリンセスのご婚約者と同じく
庶民のご愛嬌です。


大切なのは、口の端。
”大きくなったわねー”
と1ミリも伸びていない背丈の話題から始まる会話の中、
さらりと流れてくる視線に合わせて、
タイミングよく釣り上げればいいのは判っているのですが
放っておくと、ぬぼっと半開きになる口しか持ち合わせていない私にとって、
それは至難の業なのです。


なにはともあれ。
日給5000円のご挨拶まわりは、
違う世界の住人に左頬を引き攣らすことも幾度かありましたが
なかなか美味しゅうございました。
実は、もう少し・・・
いえいえ、いいのです。

例年より収入が少ないのは、
唇の裏にあいた小さな穴が
笑うたびにチクリ、チクリと痛んだせい、にしておきましょう。

犯人は、いわずもがな
アレ。

迎-mukaeru- 

January 01 [Sat], 2005, 19:43
2005年が幕明けた瞬間、夢の奥底にいた私は
何故か少しばかりの罪悪感を感じています。

降り積もった雪に、いつもより明るい朝。
責められているようで
ああ、やめて
と、太陽から視線を逸らした先に
不恰好な雪の塊がありました。

球形と呼ぶには凹凸の多すぎる表面
何時間もかけてジワジワと自分を水に変えるそれを
見上げる表情(かお)のようにも見えて
溶けて落ちた一滴を、涙に例えだしたあたりで
ようやく目が覚めたのです。


まったく、それもこれもアレが悪いのはわかっています。

でも、ね。
家族の冷ややかな視線を浴びながら、
真っ暗な庭に素足で飛び出して雪を転がしはじめても
消える事ない頬の火照りのなんと気持ちのいいことか。

アレ。
バニラアイスのカシスオレンジがけ。
年に一度、大晦日だけ
そうでなければ人間が駄目になる。
そう心に誓ってまた母とグラスを傾けたのでした。

告-tsugeru- 

December 29 [Wed], 2004, 20:39
イヤホンに閉じこもり、恋の歌を聴きながら、友達は泣いていました。
切ないんだ、と。
恋に恋する彼女たちを、どこか冷めた目で見てしまうのは、
同族嫌悪というやつですか。


同級生に三年越しの片思いをしている男からの電話は、いつも突然です。
八割以上の確立でアルコールの染みた、舌ったらずな声曰く、

「彼女の前ではこんな地で話せないよ。」
「こんなこと言えるの、君だけだし。」

だと。

饒舌になってしまうのはどうしてだか。心にもない励ましに、弾む会話。
いつまでも電話を切れないでいる自分に、気持ちを思い知らされます。

自動車免許持っていようが、パチンコで何万稼ごうが、1歳と少ししか違わないくせに、
私に向けられる視線は、まるで子供の頭を撫でるようで。

切ないというより、悔しい。
泣いてたまるか、というところです。







吸-suu- 

December 29 [Wed], 2004, 13:32
言葉を発するにはまず息を吸い込まなければならないのですが
私の場合、その何秒かの間にシュミレーションをしてしまう癖があります。

相手の返答・その場の空気・話の広がり
頭の中で添削を繰り返して、ようやく口から出て行きます。
それが人間関係を円滑にしていくことだってあると思うので、悪い癖だとは思っていませんが。

ただ、結局吐き出されることのなかった言葉を内に溜めておくのももったいないので
空気の代わりにキーボードを震わせてみることにしました。
なるべくバックスペースを叩くことのないように気をつけながら。


なぁんて、ね。

捻くれ者の女子高生の戯言に少しでも興味のある物好きなお方
どうぞお付き合い願います。

雪の降る日。
亀が首を伸ばしてガラス越しにベランダを見つめているのが、
なかなかにアートな光景です


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