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ニンテンドー3DS発表で株価はどうなる? すべてのゲーマーのニーズを満たす救世主か / 2010年07月06日(火)
■ニンテンドー3DSの概要:アナログ感を残しつつ、3D写真の撮影も可能に

任天堂 E3 2010 情報より 液晶画面は上が3.53インチで裸眼3Dが可能。800240ピクセルで、横の800ピクセルを右・左目用にそれぞれ400ピクセル割り当てることで立体視を実現している。操作系入力では、十字キーに加えて、スライドパッドが追加され、アナログな操作感が実現されるもよう。

【写真】ニンテンドー3DS発表で株価はどうなる? すべてのゲーマーのニーズを満たす救世主か

 また、モーションセンサー、ジャイロセンサーも搭載しており、本体自体を動かして操作することも可能。ボタンについてはDS同様、A・B・X・Yの4つと、背面のL/Rという構成。カメラの設置場所は内側と外側でDSiシリーズと同様だが、外側のカメラは2つ並んで設置されており、3D写真を撮影することが可能だ。

■ニンテンドー3DSは、ネットワークの強化で携帯電話向けゲーム同様に? 

 Wi-Fi通信に関しては、ハード自体が自動通信をサポートしており、Wi-Fiアクセスポイント経由でインターネットを利用した通信も可能。これらのサービスは無料で提供される予定。Wi-Fiアクセスポイントが充実している場所においては、「常時無料通信」が可能になることから、携帯電話向けゲームと同様の遊び方が実現される可能性もあろう。

 さらに、自動通信によって、ファームウェアのアップデート等がDSシリーズよりも容易に可能になることから、違法ソフト対策等のセキュリティ面でも効果がある可能性があろう。

■ニンテンドー3DSは3D再生機として普及? 

 3DSでは、ゲームソフトだけでなく映画も裸眼3Dで観ることができるもよう。任天堂はハリウッドのメジャースタジオのディズニー、ワーナー・ブラザーズ、ドリームワークスと提携しており、映画が裸眼3D化される予定。3DSが3D写真だけではなく、3Dコンテンツのプラットフォームになる可能性があろう。

 特に、「裸眼」という点、価格面等を考慮すると、3Dコンテンツの再生機器としては優位性があるとみられる。この点では、かつてのPS2がDVD再生機として普及し、PS以上に普及したことと同様のことが生じる可能性があろう。

■ニンテンドー3DS対応ソフトは新たなコミュニケーションを実現

 3DS向けソフトで任天堂から発表されているものは、DSで「ゲーム人口拡大」をけん引した「nintendogs」シリーズの「nintendogs+cats」や「Animal Crossing(どうぶつの森)」、定番ソフトの「Mario Kart」や「Paper Mario」、「Star Fox 64 3D」など。例えば、「nintendogs+cats」は、顔認識によって、プレイヤーが首をかしげると犬も首を動かす、顔を近づけると犬が寄ってきて顔をなめたりするといった新たなコミュニケーションが可能になるという。

 また、「Kid Icarus: Uprising(新・光神話 パルテナの鏡)」や「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を開発中という。サードパーティのソフトラインアップも充実しており、「Final Fantasy」や「ドラゴンクエスト」、「METAL GEAR SOLID」等の日本の主要大型タイトルシリーズが発売予定。

 欧米メーカーでも、「FIFA Soccer」や「Madden NFL」等のスポーツゲーム、「Assassins Creed」や「Tom Clancys」シリーズ等のヘビーユーザー向けタイトルも充実している。また、「ドラゴンボール」や「ガンダム」、「Batman」等のキャラクターを重視したゲームも発表されているが、すでに有名なキャラクターの3D化という点でユーザーの興味を引きやすいと思われる。

■ニンテンドー3DSの方向性:ゲーム人口を拡大しつつ、ヘビーユーザーのニーズも満たす

 これまでDSとWiiによって任天堂が成功を収めてきたが、その戦略は「ゲーム人口拡大」であった。既存のゲームユーザーだけではなく、ライトユーザー、新規ユーザーを取り込むようなハードの設計とそれを実現するソフトの開発、新規ユーザーに興味を持たせるマーケティング戦略が功を奏したといえよう。3DSについても、同様の方向性がみられ、「nintendogs+cats」や「どうぶつの森」シリーズが「ゲーム人口拡大」をけん引しよう。

 また、DSやWiiの弱点であった、ヘビーユーザー向けタイトルの不足とその販売本数の伸び悩みという点は、グラフィック能力の向上やサードパーティからのタイトル供給が増加するとみられる点を考慮すると、克服可能だろう。それは、ソフト装備率の高さとなって、業績に寄与すると予想される。

■ニンテンドー3DSがゲーム業界を牽引する 

 既存のゲームユーザーを満足させるようなゲームを開発していけば、ヘビーユーザー層を取り込み、安定した販売本数が確保でき、実際にシリーズタイトルではこうした傾向がみられる。また、ヘビーユーザーは年間ソフト購入本数が多いとみられ、ヘビーユーザー比率が高ければ、ハード1台当たりの年間ソフトの販売本数であるソフト装備率が高くなる傾向がある。

 ただし、個々のタイトルではそれで成功したとしても、業界全体としてみれば、限られたユーザーを満足させる方向になる結果、ライトユーザー、新規ユーザーからすると、面白さの点が理解不能になろう。その結果、産業全体としてはユーザー層の減少を招き、市場全体の縮小を引き起こすことがあろう。この現象を「ブラックホールの罠」と岡三証券は名づけたが、サードパーティのタイトル数を大型タイトルに絞り込む開発体制への移行は、まさにこうした傾向につながる可能性があろう。

 一方、DSやWiiはその逆の方向性を持っていたことから、「ゲーム人口」が拡大したといえる。その結果、ユーザー数の拡大から市場全体が拡大した。しかし、DSやWiiはヘビーユーザー層向けへの訴求という大きな課題を合わせ持っており、ソフト装備率は他のハードと比較すると低い水準となっていた。

 3DSについては、「ゲーム人口拡大」のベクトルと「重厚長大ゲーム」のベクトルを持つバランスがとれたハードといえよう。裸眼3Dに加え、グラフィック能力の向上の結果、ヘビーユーザー向けタイトルが供給しやすくなったといえる。そして、サードパーティからの供給タイトル数が増加すると予想される。その結果、全方位のベクトルを保有することになり、新規ユーザー・ライトユーザー層の拡大とヘビーユーザー層の訴求という、相反する現象を両立させる可能性が高いといえよう。

 この点において、DSやWii以上の社会現象となる可能性があろう。問題は立体視3Dをどのように2次元のテレビ等のメディアを通じて伝えていくのか、という点になろう。そうした点を解決するのは、実際にプレイしている人を通じてのクチコミになるとみられ、DSやWii同様に社会現象化させるようなマーケティング戦略が求められよう。

■3DSはヘビーユーザーのニーズを満たし、ソフト装備率の上昇へ

 これまでの携帯型ゲームの累計普及台数がもっとも多いのは、DSの約1.3億台。DSの装備率がGBA以上になったのは、ハード保有比率のうち、装備率が低い子供層から比較的高い大人層の割合が高まったためと考えられる。ただし、それでも据置型と比較すると低い水準だ。その差の1つの理由として、ヘビーユーザーの存在が挙げられよう。3DSについては、ヘビーユーザー層への普及が期待されることから、装備率がDSよりも上昇する可能性があろう。


(岡三証券シニアアナリスト 森田 正司)

【7月6日12時20分配信 MONEYzine
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100706-00000000-sh_mon-bus_all
 
   
Posted at 13:12/ この記事のURL
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