5-六時半に登美が目を醒した。

July 06 [Sat], 2013, 14:39

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彼女は、「姉さん」
と、隣りに並んで眠っている縫子を起した。
「もう時間だわよ」
 縫子はひどく充血した眼を開いて陰気に寝たまま、着換えしている妹を眺めていた。
「火起してるから早く起きて頂戴」
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登美は私立女学校の三年生であった。彼女が火を起し、お釜までかけたのに姉はまだ起きてこない。その部屋に学用品をのせた机もあるし、ナイキ フリー
登美は、
「どうしたのよう姉さん」
とふくれ声を出して催促しながら障子をあけた。また枕についたまま縫子は憤ってでもいるように妹を凝っと見、やがてあっち向になるなり夜具を引きかぶってしまった。
ナイキ エアマックス ちょっと呆気にとられた登美は、合点が行くと、
「仕様がないわね」
と大人らしく呟いた。
「姉さん、起きないの? 起きないんなら母さんに起きて貰わなくちゃ駄目じゃないの」
 姉がうんともすんとも云わないのを見て、登美は隣室へ襖越しに叫んだ。
「母さん、ナイキ ダンク
起きて頂戴な。姉さん起きないんですって今朝は――」
「おやおやそれは大変だ。――もう御飯かけましたか」
というなみのいつも穏やかな、歯の工合でも悪そうに引かかる国訛の残っている声がした。
「――また例のでしょう」
 こちらへ出て来ながら、縫子の床を見下し彼女は愕(おどろ)きもせず云った。
ナイキ コルテッツ「――どうも二三日怪しいと思っていましたよ――顔の上気せかたが変だったもの。――さあ登美ちゃん、髪をお結いなさい、もういいから……」
 縫子が寝ついたということは、http://nikesneaker.shop-pro.jp/よその家庭で電球が一つこわれたという位の感情しか家じゅうに惹起さないらしかった。商工省の小役人である父親の勘次郎は、朝食後の爪楊子を口中でころがしながら、
「どうした」
と一言云ったぎり、縫子の夜具の裾の方で洋服に着換え、いつもの通り出勤して行った。
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