愛し方

December 01 [Thu], 2011, 6:17

じゃらじゃらと君が鳴らす
とても重そうなそれを僕は眺める

真っ白な脚には
鈍色が、映えて
とても、綺麗で

やっぱり難しいね

正しい愛など無いと
ちゃんと理解しているけれど

何でもないことのように
好きって言いたいだけなのに
 

性懲りもなく

November 07 [Mon], 2011, 23:23

一人で勝手に楽しくなれるから
片想いを好んでいたというのに

想うほどに寂しくなるなんて初めてで
まるで罠にはめられたような感覚

綺麗で寂しいままの宝物を抱きしめて
懲りずに会いたくなるなんて

やっぱり片想いって、素敵かも知れない
 

暇つぶし

November 05 [Sat], 2011, 1:56

砂糖漬けの想いを小瓶に詰めて
心の片隅に並べて遊んでいたの

何故恋をしたのかと訊かれたら
退屈だったからと答えるわ

何故恋だったのかと訊かれたら
ひとりで出来ることが
他に思い付かなかったから、かしら
 

夜迷い言

October 30 [Sun], 2011, 3:07

猫みたいに擦り寄って
僕の体温を欲しがる君

駄目だ、血液が沸騰しそう

寝起き特有の少し高めの体温で、簡単に唆されて
薄い唇からこぼれる愛で、心臓を劈かれてしまう

上擦った声で、切り札だった想いが跳ねた

麻酔みたいな口付けと
麻薬みたいな愛言葉で
夜通し散々、僕を知らしめたい気分だ
 

お別れ

October 28 [Fri], 2011, 19:48

六秒数えているうちに
君は空で溺れてしまった

君が好きだというから伸ばした髪は
やっぱり君によって切り落とされる

さよなら可愛いマイダーリン

失ってなんかいないから
失恋だなんて呼ばないわ
 

瓶詰め

October 22 [Sat], 2011, 2:04

少女は涙を詰めた瓶を割って旅に出る

少女がもう二度と戻らないと解ったから
僕は瓶の破片を棄てられなくなった

もう涙を瓶に詰めるような寂しいことを
少女がしなくても済むように願いながら
僕は涙を二粒だけ、瓶の中に落とした
 

想定外

October 20 [Thu], 2011, 1:19

変わり映えのない日常の中で
君が心を占める割合だけが変わっていく

本当は僕、君のことなんて
好きになるはずじゃ、なかったんだ
 

臨機応変

October 13 [Thu], 2011, 1:11

日が落ちるのが早くなったけれど
「金木犀に誘われた」なんて冗談めかして
君の手を引いて遠回りをして帰りたい

「暗くて見えない」なんて言い包めて
ちょっと強引に口付けだって交わしたい

そんなふうに何だって利用して
君と愛し合っていたいだけの僕なんです
 

October 11 [Tue], 2011, 23:12

今更距離に嘆くほど子どもじゃないけど

ふたりの間で揺れる藍色の想いが
決して崩れたりしないように括るんだ

藍色の紐で、しっかりと

願わくは
かた結びではなく、蝶々結びにした理由を
君が考えたりしませんように
 

世渡り上手の本心

September 29 [Thu], 2011, 15:21

思ってもいないことを言って
ご機嫌をとってみるんだ

だってもう
さよならには飽きたんだ

ただそれだけの理由さ
 
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