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OXYGEN  2006年01月23日(月)
毎日、いや毎秒呼吸をするたびに体が補給している酸素。
視覚では確認することができないけれど、最近のデザイナーの領域はマテリアルなプロダクトだけに終わらない。

今年のフランス家具振興会が奨励したM・ルアノールのコンセプトは、光、音、酸素、温度、香りを展開させたプロトタイプである。
その一つ、酸素はこのような造詣で表現されていた。

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作品を審査すること  2006年01月18日(水)
昨年から審査員として関与していたデザインコンペの最終審査当日。
第一次選考で15作品が絞られ、その中から3作品を選出することが、目的である。

模型やパネルを持参する生徒たちを見ていて、作品以外に感じたことがある。
それは、社会人としての心得にかなりのレベル差があるということ。どんなアポイントでも時間を守ることは当り前だと思うけれど、そんな簡単なことすら出来ない生徒がいるのである。
誰にだって、不祥事のアクシデントはおこりうる。
それでも、“おうへい”な態度のままプレゼンテーションを続け、あたかも一人前のデザイナーである錯覚に陶酔してしまっている態度の学生には驚いた。
どんな職業も、学生時代で学ぶことには限りがある。それらが全てではないことを社会人になって、気付き、補っていく姿勢なくしては、どんな職業にも就けないと思う。

「私ができることを理解してくれる」社会なんてありえない。社会が必要とすることに、「私の能力がどのように反映してもらえるのか」と考えられる潜在的なデザイナーが少ないことを、最近、多く見てきているので、彼らの時代から「デザイナー」になりすます態度でいるのであれば、将来性はないだろう。



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自由でいるために  2006年01月15日(日)
世の中、誰もが自由でいたいと願う。
そのために何をするべきか模索している行為が人生であろう。
人間は、毎日の生活で、いかに仕事を向上させるか、家庭環境を豊かにさせるか、いろいろと考えるものである。

普段、テレビを見ない生活をしている私は、たまにテレビの前に座ると、昔の“テレッビ子”感覚が舞い戻ってくるかのように、つい見入ってしまう。
それにしても、海底を泳ぐマンタの姿には、つい惚れ込んでしまった。
これこそ、自由を象徴する一姿である。


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Posted at 10:14/ この記事のURL
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クリスチャン・ラクロワが監修した展示会ROUGE  2006年01月13日(金)
オペラ座内の展示会場内で1月29日まで開催されている展示会ROUGE。
オートクチュールのデザイナー クリスチャン・ラクロワが企画監修している。
ROUGEは赤を意味する。18世紀から20世紀の舞台衣装に意味する赤色を、さまざまな観点から紹介している。

時代ごとや舞台のテーマ毎といった、ありきたりな展示方法をさけた、ラクロワの「赤色」にたいする眼差しを重視した内容だ。
特に、ラクロワが尊敬する舞台アーティストやその衣装を手掛けたクリエーターへのオマージュでもある。

取材の日、不幸中の幸いもあるもので、“演劇に関係する職業のデモが行われる”ことを懸念して、展示会は急遽閉館となった。
そこで、私は内部の人間の出入り口から入館させてもらい、展示会もキュレータと2人で見せてもらえるという状況にめぐりあえた。


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仏版ELLEによる健康改善法  2006年01月06日(金)
仏版週刊誌ELLEは、現在2.3ユーロ。
年初めは、ポケットサイズの“2006年の占い”が付録についているので、ビニールできちっりと密閉されている。したがって、立ち読みは不可能。

近所のTABAC(フランスでは、タバコ屋で雑誌も扱う)のおじさん、ELLE他雑誌を買ったのに、むっつりとしていて今日はご機嫌斜めだった。

早速、夕飯の後、占いを読みあさり、雑誌の記事もひととおりチェックした。たまには、女性誌にひたるのも悪くないな〜と思いながら、食事療法にみる健康改善に目が留まった。
指圧、ツボマッサージなど心身をリフレッシュする行為と同等に、フランスでも体内から美しくなるための健康法が見直されているらしい。
その中の一つに、日本でいう「青汁」飲料に似た「ハーブジュース」が紹介されていた。これは、麦が原料らしい。クロロフィルに富んでいるので、体内の消化と血液をきれいにする効果もあるらしいが、鼻をつまんで飲むような味なのだろうか。
今度、試してみることにしよう。



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三日月  2006年01月02日(月)
新年明けましておめでとうございます。
と書くと、「輝かしい日の出」のイメージ写真を連想するが、2006年開幕のパリは、日の出よりも日没後の光景のほうが、味がある。
画像に納めると、何を撮影しているのか分かりにくいのだが、中心に光る物体が三日月。

今年の開幕を飾るワンショットが、欠けた三日月とは何とも幸先悪いようだが、「成長過程に必要な要素を補足して、ますます躍進する」に願いを込める。

みなさまにとっても、ご多幸ありますように。



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一年  2005年12月31日(土)
12枚目のカレンダーの最後の31という数日に、色々な思いを寄せる。

2005年も駆け足の一年であった。
職業柄、毎日、異なる人々に出会うチャンスに恵まれる反面、チャンスはその時限りにしか訪れない場合が多い。体調が悪かったり(滅多にないことだが)、重なってアポイントが入っても、その選択肢をするのも自分の能力に左右する。

お助けマン的なアシスタントを育成できるほどの身分でもないので、ここ数年間は、まだ一人で自転車操業をすることになるだろう。
しかし、私の自転車こぎは、かなりのスピードがあるので、多くの方々がついてこられないのも事実。これは、試してみて分かったことだ。(相当に意地汚い女と思われても仕方がない。でも、この世は、いつもコンペなのよね)
スピードだけがあっても社会には通用しないと自覚した途端、かなりのブレーキが利いたのだろう。
「首がねじれ」て整骨医に行き、首をひねられ、どうにか夜も安眠できる始末。この激痛は絶対に経験をしないほうがいいので、やはり、仕事はほどほどにしよう。
クリスマスは、「苦しみます」会だった。大きなプレゼントは、「風邪」。
喉の痛みに、鼻づまり。美貌(冗談!)も美声(冗談!)もぼろぼろ。本当に涙ぼろぼろ状態だった。これで、少しは大人しくしていろ!というメッセージだったのだろう。
しおらしくしていられるのも、数日間のことで、またもやスピーダーウーマン(スパイダーマンではない)になるんだもん。

エネルギーに満ちたりたみなさんも、この世で暴れるだけ暴れよう。
しかし「暴れる」意味は、世に貢献するためのエネルギーの発散なので、誤解をしないようにね。

2006年も素晴らしい一年になりますように!


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Palais Royal!  2005年12月29日(木)
現代のフランス映画の代表的喜劇女優といえば、Valerie Lemercier(ヴァレリ・ルメルシエ)でしょう。
彼女をさしおいて右に出る者はいないかもしれない。舞台俳優としても演じることが多いが、今回の作品Palais Royal!は、監督兼女優として出演している。

英国の王家をフランス版に想像すると、どうもこのような状態になるようだ。
王の突然の事故死で、次男夫婦が即位することになることから、この土壇場がはじまる。
プリンスを演じるLambert Wilson(ランベール・ウィルソン)は、容姿はよろしいのだが、女癖悪く、スクープの対象になる。そして、容姿が気品を助けているものの、社交の場での振る舞いも非常にお粗末。
ヴァレリ・ルメルシエ演じるプリンセスは、一般の家庭に育った女性。王家のイメージを改善するために、勝手に「王家の一般公開日」などを設けてしまい、カトリーヌ・ドゥヌーヴ演じる王妃をいつも困らせる。

爆笑するシーンはいくつかあるのだが、どうも日本の皇族が訪問した際の夕食会で、フィンガーボールの水を飲んでしまう皇后にあわせて、プリンセスが「乾杯!」と言って動作の波長を合わせる。こういうことが実際にあったのかどうか断定できないが、調べる方法はあるのだろうか。



 
   
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クリスマスが近づいてきて、足早に過ぎて、年末もすぐそこに  2005年12月26日(月)
12月に入ると、市内のショップは鮮やかなウィンドーに変容していく。
そのせいで、通りで車のクラクションが鳴り響き、渋滞かと思いきや、ツリーやデコレーションの搬入のためのトラックが立ち往生している。

今日も、モンマルトル近辺の本屋さんは、ガラス扉にパッチワークのモチーフを型押しした上から、手描きで先端部分の植物文様をほどこしていた。
どうやら、店内の客も出るに出られない。入るにも入れない状態のようであった。
店主の意気込みが伝わってもくる。
普段見慣れた風景も、一時、幻想的にもなる。

と書き出してから、日記が中断してしまい、ついに2005年のクリスマスも足早にやってきてしまった。

このご時世、都会に住んでいると、信仰心からクリスマスを待ち望んでいる人々はどれくらいいるのか、疑問に思う。

それに、ここ数年、プレゼントはいただくのではなく、差し上げる立場になってきた。喜んでくれる笑顔を引き換えにいただけるのは、嬉しいことであるのだが、一週間後には、お年玉もやってくる。一生、子供でいることは遠慮したいが、この時期だけ、「私は子供よ。」と通用してもいいかななんて思ったりもする。



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プチ・パレ リニューアルオープン  2005年12月20日(火)
パリ市の最も重要な美術館でもあるプチ・パレが、数年間の改修工事を終えて12月10日にリニューアル・オープンした。

セーヌ川とシャンゼリゼ通りにはさまれた最高の立地条件を誇る。
そもそも、1900年のパリ万博の時に、グラン・パレ、パレ・ドゥ・ラ・デクヴェール、アレクサンダー橋とエリア一帯の都市計画プランが成されたお陰で、現在の姿を残せたのである。

6月と、一般公開数日前にも、建築家シェ氏のガイド付、ジャーナリストのグループ見学会が行われた。
1世紀以上も前の建造物を改修、増築する行為は、シェ氏の話を聞いていて思ったのだけれど、整形手術を施すように、いかに美を保ち、美を取り戻すために見直しをするのか、というポイントをついている。

次回パリにいらした際は、ぜひリフティングされたプチ・パレに足を運んでみて。

(c)kaoru URATA

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