うちの前には、毎朝長蛇の列ができるお店があります。順番を待つなんていうまどろっこし
いことが苦手なイタリア人なのに、珍しいこともあるもんだ、何屋さんなんだろう・・・と看板
を見てみるとpaneの文字。わたしはイタリアのパン、とくにトスカーナの塩なしパンが苦手
なので、ここでおいしいパンに出会えるなんてと期待に胸をふくらませ、でも早起きができな
いばっかりに、お預け状態のまま今日の今日になってました。
それが、ついに今朝・・・・。朝ベッドのなかで「そろそろ起きなきゃなぁ」とまどろんでると、「パン屋に行ってくるねー」と玄関から友達の声が。昨日から泊まりにきている友達には、そのパン屋さんの自慢はしていたので、きっとはりきって早起きしたんだと思います。せっかくだからとわたしもベッドから抜け出してコーヒーの準備をし、待つこと30分。
帰ってきました! でもなぜか手ぶらで浮かない顔。ミラノは物価が高いので、パンがめちゃ
めちゃ高くて買えなかったのかなぁと尋ねてみると「そんなんちゃう!」と怒ってます。よくよく
聞いてみると、じつはそこはパン屋さんじゃなくって、お金を払ってごはんを食べることができ
ないひとのための、公共の施設だったんです。
イタリア語のできない友達は最後まで、状況が理解できずごはんをもらう直前まで並んだ
みたいで、かなりへこんでました。彼女が見た食事のメニューは、パンにハム、そして袋いっぱいのフルーツと、かなり充実したものだったみたいです。さすがキリスト教徒の国、慈善活動がしっかりしてます。でも、自分で並ばなくって良かった・・・。