イタリアン修行  2005年06月06日(月)
 イタリアン修行が始まり、はや1週間。わたしのクラスはなぜか生徒がわたしを含めてふたりだけなので、ほぼプライベートレッスンの様相です。取ってるコースは2コースで、イタリアのそれぞれの州の特徴と料理を学ぶ“イタリア地方料理”と、だしの取り方、ソースの作り方etc・・・を学ぶ“プロになるための基礎知識”。

 イタリアの地方料理は、わたしがイタリアで一番興味のあるものなので毎日の授業が本当に楽しみです。この1年のあいだに、ほとんどの州に足をのばして有名なものはほとんど食べてるはずなのですが、歴史や地理的特徴などを聞くと、「もっと早くにこの授業を受けてれば、アレもコレも食べれたのにー!」と後悔しきりです。最初っから言葉を理解できてたわけではないので、仕方のないことなのですが。

 今日の授業は、トスカーナ料理。

 夏にオススメのパン入りサラダPANZANELLA(パンツァネッラ)と、CANTUCCINI(カントゥッチーニ)です。サラダにパン? しかも、水に浸してぶよぶよにした・・・と聞いて、最初は作りたくもないし食べたくもなかったのですが、いざ試食してみるとなかなかの美味! 暑くて食欲のないときにはもってこいです。



 作り方もいたって簡単。塩の入ってないパン(トスカーナ地方のパンは伝統的に塩なし! 貧乏だった時代の名残で長持ちさせるためだとか)を水に浸して、少しだけ酢を加えます。ぶよぶよになるのを待つ間、きゅうりにトマト、たまねぎを適当に切って、塩、胡椒、オリーブオイル、ワインビネガーで味付け。そこにパンを手でしっかりと握り締めて水気を絞り、豪快にサラダに混ぜてできあがり。さっぱりだけど、そこそこおなかもいっぱいになるのでランチメニューにぜひどうぞ♪
 
   
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イタリアで一番おいしいチョコ  2005年05月20日(金)
シチリア帰りの友達にお土産をもらいました。ピンクの紙に包まれた、かわいらしい板チョコです。見た目にはかわいいけど、きっと味は期待できないんだろうなぁ。イタリアに暮らして1年ちょっと、学んだことは“イタリアのお菓子は基本的にまずい!”ということ。ティラミスやパンナコッタ、セミフレッド、ジェラートなど、すでに日本でもポピュラーなものをのぞいては、どうして!? と問い正したくなるくらいおいしくないんです。

昔からの伝統にのっとって、レシピをほとんど変えずにつくっているので、なんだか野暮ったい印象のお菓子ばかり。ちょっとフランスに足を伸ばせば、目にも舌にもおいしいお菓子にありつけるのに!! もちろんその土地それぞれに伝わるお菓子があって、そこに歴史を感じられるのは素晴らしいことだけど、でも食べ物は食べておいしくないと・・・。

 ということで、あまり期待せずに食べたシチリアンチョコだったのですが、一口食べてびっくり。まず食感が普通のチョコとはまったく違う! 原材料はカカオと砂糖だけなのに、クッキーを食べたときのような歯ごたえです。砂糖のジャリジャリ感も残っていて、断面を見てみると砂糖の粒がそのまま残ってます。砂糖のジャリジャリといっても、アメリカのクッキーにありがちなあの重苦しい甘さとは違うくっきりした気持ちのいい甘さ。こんなチョコを食べたのは初めてです。間違いなくイタリアで出会ったチョコのなかではNo.1のおいしさ。やっぱり食の宝庫シチリアはあなどれません。行きたい行きたいと思いつつ、まだ上陸できてない未開の地だったのですが、今年のバカンスはシチリアに行くことになりそうです。



 
   
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チャンピオンズ・リーグ  2005年04月26日(火)
2週間の日本滞在を終え、昨日イタリアへ戻ってきました。半年ぶりに見る日本はやっぱり平和で、ギューギュー詰めの電車に乗ってるひとの顔がすごく柔らかく感じました。日本に住んでたころは、満員電車に乗ってるひとを見て、穏やかだなぁなんて思うことはなかったのに・・・。

あともうひとつ、日本で決意したことがあります。また日本に戻って働こう! ということ。イタリアに来て1年ちょっと、お金が続くかぎりはのんびり好きなことして生活しようとお気楽に考えていましたが、やっぱり日本で働きたい。働くってお金を稼ぐことのほかにも、ひとの気持ちに作用する大事な役割があるんだと思います。

残されたイタリア時間を思いっきり楽しもうと、イタリアに戻った翌日にはチャンピオンズ・リーグ準決勝へ! ミラン(イタリア)対PSV(オランダ)です。チケットを持っていなかったので試合開始の3時間前に、当日券売り場へ向かいました。日本人はいいお客なのか、列に並んでいるとダフ屋のおじさんたちがひっきりなしに声を掛けてきます。運良く3席並びのお手頃席を持っているおじさんがいたので、1席39ユーロのところを3席90ユーロにしてもらい購入。偽者チケットが出回っている噂もあったので少し怖かったのですが、無事にゲートをくぐることができました。スタジアムに入ると、すでに客席はほぼ埋まっていて、熱気がむんむんです。さすがチャンピオンズ・リーグ。通常のセリエAの試合とは空気が違います。

前半はミランのFWクレスポとMFセードルフの精度を欠いたプレーが目に付いてヒヤヒヤでしたが、前半終了直前にシェフチェンコがなんとかゴール。後半になると、予想通りクレスポに代わってトマソンが投入され、しかも期待に応えて試合終了直前にゴールを決めてくれました。 ミランは前ローマ法王の逝去で前週までセリエAの試合がずれこんで、最悪なコンディションだったのに。2-0のミラン勝利で気持ちよく帰途に着くことができました。




 
   
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ミラノで和ペリティーヴォ!  2005年03月16日(水)
きっとそうじゃないか?! とにらんでいたとおり、ミラノでも和ペリティーヴォの風が吹いてるみたいです。「SUSHIのアペリティーヴォでもどう?」「アペリティーヴォにKATSUDON食べよう!」etc・・・ここ最近イタリア人の友人たちから頻繁にお誘いがかかります。

わたしが日本人だからかな、と最初は思っていたものの、その数があまりにも多い。まだミラネーゼ初心者のわたしとしては、「いまミラノではこれが流行ってる!」と断言できるだけの情報源もなく、流行ってるのはわたしの周りだけ??? と悶々とした日々を過ごしてました。

が、ついに証拠発見です。お気に入りのフリーペーパー「URBAN」に和ペリティーヴォの特集が!このフリーペーパー、デザインもおしゃれだし、記事も新しくって(そしてちょっと意地悪)なかなか信頼のおけるメディアなんです。



ここでちょっとアペリティーヴォのミニ解説を。アペリティーヴォとは、仕事を終えた午後6時ごろから、本格的な夕食が始まる午後9時ごろまで、ゆるゆるとおしゃべりしながら仲間と過ごす、かなり気持ちのいい食前酒の習慣。

で、和ペリティーヴォとは、veritaのイシコさんコラムでもおなじみなように、このアペリティーヴォを日本風にアレンジしたものです。

疑問がすっきり解消されたところで、さっそく和ペリティーヴォへ行ってきました。その名も「BENTO BAR(弁当バール)」。巻き寿司やちらし寿司、枝豆、和風サラダがビュッフェスタイルで並んでいて、取り皿代わりにちっちゃな重箱を使います。ちゃぶ台並みに低いテーブルなのにイスに座ってるので、おままごとをしてるようにみえるミラネーゼたち。

七味、塩、胡椒とそれぞれ書いてある入れ物には、なぜかすべてお醤油が。日本人のスタッフはひとりもいないので、お店のなかは間違いだらけです。でもこれが和ペリティーヴォ IN MILAN。ゆるゆるな気分になれること間違いなしです。



 
 
   
Posted at 16:23/ この記事のURL
イタリア異常気象!  2005年03月03日(木)
 一昨年の夏、熱波に襲われたヨーロッパ。今年の冬のイタリアは、異常な降雪に見舞われてます。そして、今日のミラノも記録的な大雪です。

 そういえば、先月イタリア中部から北部にかけて大雪が降ったとき、すごくイタリアを感じる出来事があるました。交通網が完全にマヒし、夕方にはついに高速道路が閉鎖。しかも、道路上には大渋滞の車を残したまんまでの封鎖です! 不幸なことにここに居合わせてしまった人々は、次の日の朝、道路上の氷が溶けるまで一晩中車のなかで過ごすはめに・・・。
 
 イタリア的なのはその翌日です。責任を問われた運輸大臣のピエトロ・ルナディさんは、「イタリアは確かに太陽の国です! だからといってすぐに降り積もった雪を溶かすことも、異常な降雪を防ぐこともできません。だから私は謝らない! 犠牲者も出ていない!」とかなり強気な声明を発表したんです。これについて、大方のメディアも肯定的。はて、高速道路上で食料も水もなく眠れぬ夜を過ごしたひとたちは、犠牲者になるのでは・・・。確かにピエトロさ
んの声明は、みんな揃って頭を下げるどこかの国のお決まりパフォーマンスに比べれば、潔くてかっこ良かったけど。
 
 この国では、自分の身は自分の常識にしたがって守るしかありません。大雪のなか、バスに閉じ込められるなんてことがないように、今日は予定を変更して一日中部屋で過ごすことにします。

 
   
Posted at 18:18/ この記事のURL
イタリアの洗礼・・・  2005年02月12日(土)
2月12日

年末から途切れる間もなく続いていた日本からのお客さまも、最後のひとり。
一昨日から、イタリア人なみに豪快なこなおちんが遊びに来てます。
彼女はとりあえずとっても元気! 
約2ヶ月の旅(お客さまのたびにイタリア中を観光旅行・・・)で疲労困憊中のわたしを置いて、昨日もひとりでミラノ市内にあるスフォルツェスコ城へ出かけていきました。

そろそろわたしも出掛けようかな、と準備をしていると、
タイミングよくこなおちんから携帯に電話。

が、「美容液が空から降ってきて、髪とコートが臭いのー!!」と異様に興奮した様子。
会って話を聞いてみると、お城の前で写真を撮ってもらっていたところに
どこからか液体が飛んできたらしいんです。「ハトのおしっこじゃないの?」と聞いても
「量が多かったし、美容液の臭いがするから違うと思う」とのこと。
写真を撮ってくれたひとが、こなおちんのコートを脱がせて親切にティッシュで拭いてくれた
という話に、もしやスリ? という疑惑も生じましたが、お財布もデジカメも無事なのでその線もなし。お城の掃除のおじさんが窓から水を捨てたのかもしれないね、なんて勝手に結論付けてお買い物に向かいました。

夜、部屋でくつろいでいると突然「お金がなーい!!!」と、こなおちんの悲鳴が・・・。
なんとお財布のなかにあったはずの現金が、ほとんどなくなっていたんです。
そう、やっぱり昼間の事件は巧妙に仕組まれたスリだったんです。
わたしが経験したときもそうだったけど、彼らの手口はほんとうにプロ並み。

こなおちんはコートを脱がされたときに、もしや・・・と相当注意して相手を見てたはずなのに、
それでも気付けないくらいに見事な技を使ってくるんです。
手品師にでもなって、まっとうに稼げばいいのに・・・。
写真はこなおちんが水をかけられた決定的瞬間! なにも知らないこなおちんはなぜか満面の笑み!
ずうずうしくもスリ軍団は、自分たちの仕業を見事に収めてるんです。どこまで図太いんだか。 

年末から身の回りで起こったスリは、計4件。被害総額は軽く50万を超えています。
これからイタリア旅行を計画されてる方は、くれぐれも、ほんとうにくれぐれも気をつけてください。
 
   
Posted at 18:12/ この記事のURL
初体験・・・  2004年12月22日(水)
ついにやられました。泥棒です。イタリアはスリが多いので気をつけなさい! とあれほどまわりに言われてたのに・・・。でも、避けようがないほど見事な手口だったんです。

アペリティーボにでも行こうと車で出かけている途中、信号待ちをしていると、バイクに乗った男のひとが窓を叩きながら何か話しかけてきます。道を聞かれているのかと思い窓を開けと「タイヤがパンクしてるよ」と教えてくれました。見ると本当にぺちゃんこで、これ以上走れそうにありません。

ガソリンスタンドを探してしばらく走ったのですが、みつからないのでとりあえず車を止めてタイヤの様子をみていると、さっきのバイクの男性がやってきて「あそこにガソリンスタンドがあるよ」と親切に教えてくれました。ほかにも通りすがりのひとたちが、どうしたの? と次から次に立ち止まって話しかけてきます。

結局タイヤの交換をするには工具が足りないことがわかり、近くにあった長距離バスの停留所まで行って工具を借りることに。工具のイタリア語がわからなかったので、辞書で引こうとバッグを探すと・・・。

ないんです、
バッグごとすっかり。

ここでやっと気づきました。そうです、さっきのひとたちはみんなグルだったんです。バイクの男性も、立ち止まってアドバイスをしてくれたひとたちもみんな。ショックというよりも、あまりの手際のよさになんだか呆然としてしまいました。

ときはクリスマス直前、わたしはこれからどうやって生活したらいいんでしょう・・・。
明日は警察に行って盗難証明書を出してもらわなきゃ・・・気が重いです。



 
   
Posted at 13:49/ この記事のURL
パネットーネ  2004年12月19日(日)
最近凝っているのはパネットーネ。ミラノが発祥のクリスマスのパンケーキです。スーパーでお気軽に買ってしまうと、ぱさぱさしていてとてもおいしいとはいえない代物ですが、パネットーネ自慢のお菓子屋さんで買うとふんわりぱふぱふのパネットーネが見つかります。



最近の朝ごはんは毎日コレ。ミラノで一番おいしいお店を探そうと、ばかでかいケーキを毎日せっせと食べてます。今日はミラノでも1、2を争う評判の老舗へ行ってきました。赤や緑、ゴールドの光できらきらとデコレーションしているお店が多い中、ここは素朴な飾りつけです。ケーキもどっしりと家庭的なかんじで、いかにもイタリア! 

味もこれまで食べたどのパネットーネよりこくがあって、なかのドライフルーツもほどよい甘さ
でなかなかのお味です。ただお値段のほうもなかなかのもので、1ホール27ユーロ。日本円にして4000円弱です。

今月のわたしのお小遣いはほぼこのパネットーネたちとともに、わたしの胃に消えていってしまいました。
 
   
Posted at 14:55/ この記事のURL
オリーヴ摘み  2004年12月07日(火)
今年の夏は雨が適度に降ったこともあって、イタリアではオリーヴが豊作!

11月半ば頃から今年採れたオリーヴのエキストラバージン・オイルが出まわっていますが、トスカーナではまだオリーヴ摘みが終わっていないと聞いて、友達のオリーヴ畑へ行ってきました。ここのところ雨続きのお天気だったようですが、日頃の行いを反映してかこの日は快晴。

まずは気分からと、借り物のオーバーオールで身を固め畑へ出かけます。畑までの道中は、オリーヴ摘み講座。「女性の髪をとくように・・・」との説明に??? の連続です。畑でオリーヴ摘みの様子を見て、やっと納得。ハンドサイズの熊手のような道具を右手に持って、左手で枝を引っ張ります。熊手の隙間に枝をひっかけ、髪をとくように上から下へ熊手を引くとひっかかったオリーヴがポロポロと地面に落ちるというわけです。最後に、あらかじめ地面にひいていた布を使ってオリーヴを集めておしまいです。

一本の木から採れるオリーヴは約30s、これから約3リットルのオイルができるそうです。ランチは採れたてのオリーヴでつくった貴重なオイルをパンにつけていただきました。オイルの味はいままで味わったことのあるどのオイルともまったく違います。フルーツのような軽い香りと、ビリビリと舌をしびれさせる刺激がたまりません。日本のエキストラバージン・オイルっていったい・・・。



 
   
Posted at 18:17/ この記事のURL
クリスマスのイルミネーション  2004年12月05日(日)
いつもあまり好きではないミラノの街並みが、いまはすごく気に入っています。

ブエノス・アイレスやモンテ・ナポレオーネなど大きな通りはもちろん、普通の商店が並ぶ小さな通りまでが、それぞれ思い思いのイルミネーションで飾られているんです。ドゥオモの大きなツリーやガッレリア(ドゥオモとスカラ座を結ぶアーケード)のスワロフスキーでデコレートされたツリーも豪華でもちろん素敵なのですが、いつもはなかなか行くことのないこの小さな通りを、夜、イルミネーションの灯ったあとにブラブラと散歩していると地元のひとたちのちょっと浮かれた様子が垣間見えて、幸せな気分になってきます。



散歩しながら楽しめるのはイルミネーションともうひとつ、ミラネーゼたちの冬のオシャレです。ミラノに越して来た当初は「東京の方が断然おしゃれさんが多い気がする」と少しがっかりしてたのですが、寒くなってくるとミラネーゼたちの本領発揮!ファーのコートやごっついブーツで迫力のあるコーディネートを見せてくれます。実際ミラノの冬はすごく寒いので、この重装備が必要になってくるんだと思います。
 
   
Posted at 15:50/ この記事のURL
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