レバレッジとの付き合い方 

2010年02月26日(金) 14時12分
レバレッジはFX取引における特長でもあるし、資産を効率的に増やすには非常に便利で魅力的な技であることも事実。
要は、使い方一つなのです。


そして、FX初心者にありがちなのが、ただ単純に「高い倍率でレバレッジをかけることが危険」と思い込んでいること。

単純に「レバレッジの倍率が高ければ危険」というわけではないのです。

ドル/円やユーロ/円など、円で外貨を1万通貨買った(もしくは売った)場合、たとえレバレッジを何倍にしていようとも相場が「1円」変動した場合に動く金額は「1万円」です。

いかなる状況であろうと、1万通貨買った場合は、相場が1円下がれば1万円負け、逆に1円上がれば1万円勝ち。

レバレッジが2倍であろうと400倍であろうと、動く金額は変わらないのです。

大事なのは、取引する通貨単位数。
入金した額に見合わないような大きな通貨単位で取引することが危険なのです。

例えば、FX口座への入金額が100万円で、そのうちの5万円に100倍のレバレッジをかけた場合と、入金額が5万円で、その5万円に100倍のレバレッジをかけた場合。
これは、どちらも500万円分、つまり5万通貨分の取引をすることができます。

そして、5万通貨分の外貨を買って、その外貨が2円下がったら、「2円 × 5万通貨」で10万円の為替差損となります。

前者の「資金100万円」の場合なら、入金額の10%を失ったに過ぎませんが、後者の「資金5万円」の場合は、入金額の200%を失っています。

同じ10万円負けですが、「元金に対しての失ったパーセンテージ」が全然違います。

前者は、残った90万から再度取引を行ない、利益を積み重ねていくことも可能ですが、後者は入金額のすべてを失った上、追加で5万円を入金する必要が出てきてしまうのです。

このように、レバレッジの倍率が同じでも、置かれる状況が全く変わってきます。

資金が5万円だった場合、レバレッジを20倍に抑えておき、100万円分、つまり1万通貨分の取引で済ませておけば、2円という大きな相場変動があったとしても損失は2万円で済み、3万円残しておけた計算になりますので。

これが、「レバレッジには気をつけるべき」と言われる理由。
単純に、「高い倍率のレバレッジは危険」などということではなく、自分の資金と相談して取引する通貨単位を決定し、それに合わせたレバレッジをかけることが重要なのです。

大きな通貨単位を扱うには、必然的に高レバレッジになることが多い為、「高い倍率のレバレッジは危険」と一言でまとめてしまう人が多いのですが、この言い方は、FX初心者さんを混乱させてしまうので好ましくないでしょう。


まとめとして、、、

FX取引をする際は、レバレッジの倍率を気にするのではなく、「取引資金の余力と扱う通貨単位数」のバランスに気をつけることが、最も重要なリスク管理となります。