母の日 

2006年09月05日(火) 17時02分
プレゼントをやりとりする仲になっても
私と彼はそこまでよくしゃべるでもなく
たまにバイトで一言二言話すくらいだった。

母の日が間近にせまったある日
閉店後作業をしているとき彼がすぐそばで作業していたので
私は何の気無しに話しかけた。
「母の日何かしました?」
すると彼はう〜ん、という感じで一瞬黙り、
「実は母親手術するんだって…」と言った。
「……えッ……そーなの…?」
「うん、ま、手術自体は平気みたいなんだけど」
…何も知らないとは言えあまり良くない話題をふってしまった…

でも、それから、
作業をしながら彼はお母さんのことをポツポツ話した。
私は時折あいづちをうちながら聞いていた。
そして最後に、ものすごくありきたりだけれど
「大丈夫だよ、きっと!」と
自分なりに励ました。

彼は
「あ〜、なんか、話したら少しスッキリした!ありがとう」
と言って……笑った。

誕生日プレゼント 

2006年09月05日(火) 3時09分
私と彼が同い年でいるのは
一年のうちの二週間ちょっとだけだ。

私の誕生日が終わってしばらくしたらすぐ彼の誕生日がやってくる。

だから、私は急いでプレゼントのお返しを探しに行った。
でも彼が何を好きなのかわからない。
しかも気に入らないものをもらったら
普通に微妙な顔をしそうで恐かった。

始めは気難しそうなイメージだったが
実は割とひょうきんな部分が多いことに気付き
私は超くだらないギャグ本をプレゼントした…。

今思うと、結局あれも微妙だったんだろな……
普通に、「ありがとう」と言ってたけど。

CD 

2006年08月31日(木) 3時13分
私はあまりうるさい感じの曲は好きではなかった。
ボサノバとかカフェミュージックとか
聴いてて心地良い音楽が好きだ。

彼がくれたそのCDは解説付きだけあって
彼オススメの音楽が満載なのだけど
正直私好みの音楽ではなかった。
だって、スカやパンクといった
私が聴こうともしなかったジャンルばかりだったのだから…。

お誕生日 

2006年08月28日(月) 23時07分
そんな中、私のお誕生日がやってきた。
歳をとるのはイヤだけれど、この日はやっぱり何回来ても嬉しい。
やっぱり、特別な日だ。

すると、まったく予想していなかった人からプレゼントをもらった。

彼から、手作りCDをもらったのだ。
しかも、アツイ解説付き・・・・・・・。スポーツ用品店の袋に入って。

まったく聴いたことのない、知らないアーティストの名前が連なっていたけど
なんだか私はとってもうれしかった。

家に帰ってすぐに、解説を読んだ。
解説は、原稿用紙に汚い字で文章がつづってあった。
ペンで書いているもんだから
間違えた部分はグシャグシャと塗りつぶしてある。

・・・・・・おしゃれ感やロマンはゼロに近い。

焼肉 

2006年08月28日(月) 22時56分
私はあまり「肉〜〜〜〜!!!」ってのは好きではないけれど
ホルモンとかレバーとか、そういうのは大好きだ。

・・・・っていう話を、彼を含めたバイトの何人かで話していたとき。
「今度みんなで焼肉食べに行こうよ!!」という話になった。

正直、最初は計画倒れな気がしていたのだが
積極的でそういうことが好きな人たちだったので
あれよという間に日時が決定☆
話に乗った8人くらいで食べに行くことになった。

鉄板を囲んでみんなで座る。
彼は、私の隣の席だった。

楽しかった。
なんか、楽しい焼肉だったなあと思った。

それからしばらく 

2006年08月28日(月) 17時16分
彼のことを特別な目で見るでもなく
誰かに恋い焦がれるわけでもなく
ただ楽しく平凡な毎日を過ごしていた。

そういえば彼は
新しくバイトで入って来たすごく可愛い女の子に熱をあげていたようだ。

競争率高すぎるっつぅの!

休憩 

2006年08月28日(月) 15時50分
飲み会の時の私の失態は、その後もたまにネタにされた。
よっぽどひどかったんだろうなあ…

それからしばらくして
彼と初めて休憩が一緒になった。
ちゃんとまともに話したのはそれが最初だった。

私が今大学でどんな勉強をしていて
将来どんなことがしたいのか、とか、
趣味は料理、とか、
仕事中の要望とか…そんなことを話したのを覚えている。

そして私の中で彼は
もうそのころには話しにくいイメージはなくなっていて
普通に話しやすいバイト仲間になっていた。

飲み会 

2006年08月28日(月) 15時38分
私はお酒に弱い。らしい。
初めてのバイト飲みは正直、途中からあまり記憶がない。
ところどころ、切り取られたワンシーンのようなのは浮かんでくるけど。

だから、彼と隣で飲んだことも曖昧にしか覚えていない。

聞けば私は途中からマドラーでコップの中をかきまわして
なぜかそれを超高速ノンストップで楽しんでいたらしい…
彼はその姿に呆れつつ隣で飲んでいた。
ホントに呆れてたんだろう、
帰るとき靴まではかせてくれたらしい。
ものすごく朧げに、その光景は少しだけ覚えてる。
それで、思った。

そんなに、思ってたほどヤなやつじゃないかもしれない…

仕事 

2006年08月26日(土) 0時20分
私は仕事中いつもテンパッていた。
生真面目な部分があった私は
要領が悪くて、良い意味での手抜きを知らず
たまに手抜きしてみれば仕事に漏れが出たりして
それでも与えられた仕事をこなすしかなかった。

バイトを始めてしばらくしたころ、
ようやく私もお店に立って本格的に接客をすることになった。
始めはレジの補助、それが慣れたらいよいよレジデビュー。

ようやく接客……

そんなとき、スタッフ総出の飲み会が開催された。

出会い 

2006年08月25日(金) 12時16分
初めて顔を合わせるスタッフは皆
笑顔で自己紹介し、挨拶してくれた。

それぞれに、私は良い印象をもった。

裏で作業をしていると
まだ挨拶をしていなかった男の人が
私と同時期に入った別の子に
掃除の仕方を教えながら入って来た。

私が名前を言い、挨拶をすると
その人は笑顔を全く見せずに返して来た。

「なんて無愛想な人なんだ……」

その人に対する印象は
正直、最悪に近いものだった…

でも、これが、
私たちの出会いだった。
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