橋本と安達

April 24 [Sun], 2016, 9:39
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントが安定しなかったり外れたりする場合もあります。もちろん経験豊富な歯科医が埋入してもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率の差は明らかです。リスクに備えるという意味でも保証の有無やその内容は前もって確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療のメリットはデメリットを凌駕します。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間が長期間にわたっても、外科手術の必要性があっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を見た目だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは自分の歯と同じように噛めるという機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、食事がとっても美味しくなります。味は当然ですが、歯ごたえの違いや料理の温度まで取り戻せます。固くても平気で噛めますので、我慢していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、費用は高額になります。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選んでしまうときっと後悔します。実際の請求額と表示金額に違いがあったり、品質に大きな問題がある場合もあります。インプラントを選ぶポイントは、まず第一に安心して任せられる歯科医かどうかを気にすることです。
インプラントの埋入は1本からできますが、実際は数本の手術となるケースがほとんどです。高齢の方がインプラントを希望する場合が多く、失っている歯が1本ではない方の方が圧倒的に多いからです。また、ほとんどの歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではオールオンフォーといった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、歯がほとんどない方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。元来の方法ではインプラント1本に対して歯は1本でしたが、オールオンフォーでは4本ですべての歯を支えます。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科クリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、すぐには終わらない長い治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。ソケットリフトなどの骨造成を行う場合には更に治療期間は長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが際立つことも事実です。どちらにも言えることは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、ぱっと見では失っている歯はないように見えます。ですがそれはあくまでも見た目だけの話で、歯の機能を取り戻せるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。第一印象だけを気にするのか、またはきちんと噛める歯を望むのかは判断が難しいところでもあります。
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