代物弁済と所有権移転、債務消滅の効果

August 25 [Thu], 2011, 4:41
最判昭判例不動産の代物弁済による所有権移転の効力を生ずるためには債権者への所有権移転登記がされなければならないとした原審の判断の違法を主張する。不動産所有権の譲渡をもってする代物弁済による債務消滅の効果は、単に当事者がその意思表示をするだけでは足りず、登記その他引渡行為を完了し、第三者に対する対抗要件を具備したときでなければ生じないことはいうまでもないが、そのことは、代物弁済による所有権移転の効果が、原則として当事者間の代物弁済契約の意思表示によって生ずることを妨げるものではないと解するのが相当である。最判昭例債務者がその負担した給付に代えて不動産所有権の譲渡をもって代物弁済する場合の債務消滅の効力は、原則として単に所有権移転の意思表示をなすのみでは足らず、所有権移転登記手続の完了によって生ずるものと解すべきである。以上のの判例から、代物弁済による所有権移転の効果は、当事者の意思表示のみで足りるが、債務消滅の効果は、目的物の引渡しや所有権移転登記の完了等第三者に対する対抗要件を債権者に具備させることが必要となる。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:uuk9xe6cdt
読者になる
2011年08月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/uuk9xe6cdt/index1_0.rdf