御醍醐舟木のつぶやき

May 17 [Mon], 2010, 9:29
最近、感激することが少なくなってきました。
ところが、先日のテレビ大阪の番組には大いに感激しました。「世界を変える日本人」の中で、
「おしん」と名乗るジャマイカ女子高校生のお話でした。「おしん」と名乗るジャマイカ・ガールは
他にも居て、誰もが優秀なのです。中には短距離選手のエースがいて、将来オリンピックでの
覇者を目指すのだという頼もしさです。なにしろ、ボルトを出したお国柄、十分にありうるでしょう。
さて、私が感激した最大の理由はそのしかけを作ったのが私自身だからです。
九十年代初めに私はジャマイカの首都キングストンの日本大使館に勤務していました。経済および
経済協力関係は密接でしたが、日本のイメージがいまいち不十分との印象がありました。
そこで「NHK」との交渉の末、「おしん」のフィルムを取り寄せて、現地TV局を説得して、放映に
こぎ着けたのです。こんな苦労の末、いよいよ毎週一回30分の放映を約半年続けました。
ところがその反響は想像を絶するものでした。ジャマイカ各地の住民から賛辞と感動の言葉が
TV局に殺到し、担当の大臣までが私に感謝の言葉を述べてくれ、私も面目を施すことができました。
貧困の苦悩に喘ぎながら、希望を捨てずに努力を続けて、最後は成功した「おしん」の一生を自分の
現実に重ね合わせて共感したのでしょう。この感動の渦は人類共通のもので、言語や人種や国情に
関係のないことを改めて発見させられたすばらしい「事件」だとつくづく思いました。
 冒頭のジャマイカ女子高校生は異口同音に母親がこのTV番組を見て涙を流し、生きる勇気を与えられ
その思いをわが子に託したいと考えて、「おしん」という名前を付けたのだと母親から言い聞かせられていると
述懐しておりました。だらか、彼女達は皆、自分の名前を堂々と誇りをもって「マリア・おしん」「ナンシー・おしん」
「ベテイ・おしん」と呼ぶのです。私も遠く離れたカリブの島の若い女性が「おしん」と名乗っている姿を見て
なんだかやや不思議な感触を抱きました。が、同時に嬉しくてたまりませんでした。私が播いたささやかな種が
こんな形で花開いているのを目撃すると何故かなんとなく人生が楽しくて、希望がある舞台に思えてくるのです。
(御醍醐舟木のつぶやき)
最新コメント
御醍醐比呂志
» デビュウのご挨拶 (2010年02月09日)
ガン吉
» デビュウのご挨拶 (2010年01月30日)
2010年05月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
プロフィール
  • プロフィール画像
  • ニックネーム:utaukanariasan
読者になる
Yapme!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
http://yaplog.jp/utaukanariasan/index1_0.rdf