寄生虫と若杉

April 26 [Tue], 2016, 9:59
腕の良くない歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり脱落したりする場合もあります。もちろん名医と言われる歯科医がオペしてもそういったことは起こる可能性はゼロではありません、その確率の差は言うまでもありません。万が一の場合に備えて保証の有無やその内容は手術に入る前にしっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。自由診療のために費用がかさんでも、治療完了までの期間が2年を超えても、外科手術を行う必要があっても、それ以上の価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を外見上は補ってはくれますが、インプラントは歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、食事がとっても美味しくなります。味はもちろん、噛んでいるという実感や熱さや冷たさまでしっかりと感じることができます。固くても平気で噛めますので、食べられなかったものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が効かないので、費用は高額になります。でもだからといって、激安価格に釣られてインプラントを選ぶのは間違いです。実際の請求額と表示金額に違いがあったり、そもそも品質に大きな問題を抱えている場合もあります。インプラントを選ぶときに忘れてはならないのは、第一に信頼できる歯科医かどうかを判断することです。
インプラントは1本から手術できますが、たいていの場合複数本の手術となるケースが大半です。高齢者がインプラントを希望する場合が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。また、大部分の歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではオールオンフォーといった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、ほとんどの歯がない方に行われるインプラント手術の高度な技術です。従来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、オールオンフォーではインプラント4本ですべての歯を支えます。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
最近は歯科医院でもインフォームドコンセントを徹底しているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる保険が効かない自由診療を行っているデンタルクリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、すぐには終わらない長い治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長引く理由としては、歯の土台となるインプラント本体と顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。GBRなどの骨造成を行う場合には治療期間は更に長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが際立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、見た目だけだと失っている歯はないように見えます。そうは言っても体裁を整えただけで、自分の歯と同じように噛めるかと言えば、実はそうではありません。外見だけを気にするのか、それともしっかり噛めるかどうかを気にするのかは判断が分かれるところかもしれません。
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