御館の文 

September 02 [Sat], 2006, 0:27
望美の元に一通の文が届いた。
差出人は藤原秀衡。御館と呼ばれている、あの優しい人からだ。

「なんで私に?」

望美はその文を持ってきた銀に尋ねた。

「先日お会いになってから、御館は神子様の事を大層気にいられまして。もう一度お話がしたいとおっしゃられていましたので、私がその旨を伝える文を預かってきたのです」
「へ、あの時?私、あんまり話せてなかった気がするんだけど・・・」

何が気に入ったんだろう・・・と悩む望美に銀はにっこりと笑った。

「普段の神子様のお姿をお気に召したのだと思いますよ。もし、お時間がおありなら今日お連れしたいのですが・・・」
「今日?また急だね。でも、丁度皆出てっちゃって暇だったの。行ってもいいのかな?」
「はい、是非。御館も喜ばれます」

じゃ、準備してくると望美はいそいそと用意し始めた。


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短いのですが・・・伽羅御所へ行ってもらおうと必死になってみました(笑)
これで泰衡も来ればいいな。

泰衡さん 

August 27 [Sun], 2006, 22:13
今日は、妙に強引な銀のすすめもあって泰衡さんのところへ
お世話になる挨拶をしにいった。そりゃ…しなきゃいけなかったんだけど…
ちょっと急だったから、迷惑に思われたりしなかったかなぁ…

実際に会った泰衡さんは、やっぱり怖かったよ
なんていうのかな、言葉と本心がまったく逆なカンジ…
まぁ、自分の大事な故郷にやっかいごともってこられて愛想良くはなかなかできないよね。

それでも、泰衡さんのかけてくれた言葉が嬉しかったな。
本心かどうかは分からないけど、九郎さんのことを心配してるのは本当だって思ったから。
悩むこともたくさんあるけど、今はみんなや平泉のために私が出来ることをしようと思う。
小さくてもきっと私にだって出来る何かがあるはず。

…泰衡さんか…
もうちょっと話して…仲良くなってみたいな。
怖かったけど、思ってたよりいい人みたいだし

次はいつ話せるのかな…?

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泰衡様を気にしっぱなしの神子様です(笑
軽くデレてる総領の方が私は好みですよ〜vv
(お前の好みなんて聞いてない。)

初見 

August 24 [Thu], 2006, 18:24
急に銀が神子殿がこちらに来る約束をつけていた。
一体どうゆう了見だと思ったが、白龍の神子の力を見るのには良い機会だった。

馬鹿正直な娘だと思った。
今まで一度も人を疑った事がないとでも言えそうな言葉を吐く。
今の状況も鎌倉方の策と何故考えないのかが不思議だ。
よくもまぁ、戦場で生き抜いてこれたものだ。
本当にあれが「戦女神」として恐れられた源氏の神子なのか。

はっきり言って、疑いを隠せぬ。


しかもよく表情が変わる。見ているこっちが疲れるくらいに。
勇ましい剣幕を見せたかと思えば急に笑う。
・・・・・・見ていて飽きはしなかったが。


とりあえず、信用させておくに越したことはない。
いずれ白龍の力、使わねばならぬ日が来るのだから。


「お手並み拝見といくか」





今日の出来事を思い出し、うっすらと笑みを浮かべていたことに泰衡自身も気がついてはいなかった。

運命の挨拶 

August 07 [Mon], 2006, 23:36

http://uroco.lomo.jp/yasuhira1.txt

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すすすすみません…!
またも長く書きすぎて字数制限に思いっきり引っかかって
しまったのでアップしちゃいました…(滝汗)

ついでにみんながみんなして(特に泰衡様)別人で
ごめんなさーーい><(平謝り)

出会う直前 

August 03 [Thu], 2006, 22:53
「神子様、失礼致します」

いつものように銀が声をかけ、望美の前へとやってきた。

「ご用意はおすみでしょうか?神子様がよろしければすぐにでもお連れ致します」
「え、あ、うん・・・用意は・・・できてるよ」
「では、向かってもよろしいでしょうか?」
「うん、だいじょう・・・ぶ」

銀が本当に大丈夫ですか?という顔で見るが、それには望美は笑顔を返した。
銀に余計な心配はかけたくない。

「さ、いこっか。待たせると悪いよね」

自分に大丈夫、と言い聞かせ望美は銀と一緒に歩き出した。


――本当に大丈夫かな

「挨拶」が目的なのだから挨拶をすればいいのだが、どんな挨拶をしたらいいのか。
それよりも目を見て話せるだろうか。
柳ノ御所までの道中、そんな事ばかりが頭をよぎった。
銀に「着きましたよ」と言われるまで、着いた事に気がつかないほど、望美は考え込んでいた。

「ねぇ、銀。その・・・泰衡さんにはどう挨拶したらいい?作法とかって決まってる?」
「神子様の思うようになさいませ。堅苦しくお考えにならずとも大丈夫です」

にっこりと笑う銀に望美は少し勇気づけられた。

「では、泰衡様に神子様の事をお伝えしてきますので、少々お待ち下さい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「泰衡様、神子様をお連れしました。お通ししてもよろしいでしょうか?」
「あぁ・・・」

気のない返事に苦笑をもらしつつ、承知しました、と銀は望美の元に戻っていった。

「来たか・・・白龍の神子」

これはただの挨拶。
そこでどう判じるかは、あの娘の答え方次第。

「さて、どうでるか・・・」

そういってる間にも望美と泰衡との距離は一歩ずつ近づいているのだった。


−−−−−−−−−−−−−−
す、すみません;;出会いまでいかなかった・・・
この人たち、会わせるまでの葛藤が多すぎる(笑)

二度目の出会いの前に 

July 31 [Mon], 2006, 22:55
「うーーん、うぅん・・・・・・」

いつもなら誰かに起こしに来てもらわねば目を覚まさない望美が
まだ夜明け前だというのに、布団の中で何やら唸りながら、もぞもぞと動いていた。

相当緊張しているのだろう。
何しろ、今日は前から気になって仕方ないあの藤原泰衡に会いに
柳ノ御所を訪問する予定になっていたからだ。

「うーーん・・・どうしよう・・・・・」

望美は必死に考えていた。
ずっときちんと会ってみたいと思ってはいたものの、
いざ会ったとなると一体何を話せばいいのか。
普通の会話が彼に期待できない事くらい初対面の時点で容易に想像がつく。

「銀も、いつになく強引なんだもんなぁ…」

はぁ…と一つため息をつくと、まだかなり早い時間ではあったが
望美は床から起きだした。

   ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・ 

「泰衡様。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「泰衡様。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「泰衡様?」
「・・・・・・・・っ!? ・・・銀か。用は何だ。」

あきらかに様子が何かおかしい。
常はあまり動かない主がひとところに留まっておらず、
部屋の中を歩き回っているとはどういうことか。
・・・理由は・・・考えるまでもない。

そんな主に銀は心の中でそっと笑みながら
いつもの出掛け前の報告をする。

「私は、これより高館へ神子様をお迎えに行って参ります。」
「・・・・・そうか。」
「まだ時間は早いですが、すぐにお連れしてもよろしいでしょうか?」
「構わぬ。あまり遅くに来られて執務に支障が出ても迷惑だ。」
「かしこまりました。それでは行ってまいります。」
「・・・ああ。」


「フッ・・・白龍の神子殿・・・か。その力、かようにして測ったものか・・・
なんにせよ、この平泉のため役立つ人物でいてもらわねば困るがな。」

銀が行ってしまい、部屋に一人残されてなお、
やはり泰衡は落ち着かないのであった。
彼にしては饒舌になり、ずっと独り言を言っていることに気がついていないのだから。

銀の考え 

July 30 [Sun], 2006, 18:35
「こちらは、私の主、藤原泰衡様がおられる柳ノ御所です」

望美はドキンと胸がなった。
あの藤原泰衡がここにいるのかと思うと、何故か気になってしまう。
望美にもその理由は分からない。だけど、気になるものは気になるのだ。
そんな様子を見かねた銀がこんな提案をした。

「明日、泰衡様にお会いしてはいかがですか?挨拶もまだなさっておいでではなかったかと」

望美は目を見開く。

「え、まだ・・・だけ・・・ど・・・明日って急じゃない?」
「しかし、泰衡様もお忙しい方ですので、あまり先延ばしになさいますとお時間が取れない場合がございますので」
「そ、そうなの?そんな忙しい人なんだ・・・・・・分かった。じゃ、明日挨拶に行くね」
「承知致しました。泰衡様には私からお伝えしておきますので」





「只今戻りました」
「銀か。あちらはどうだ?」
「はい、つつがなくお過ごしです。泰衡様、明日は神子様がこちらにおいでになります」
「神子殿が?」

泰衡は耳を疑う。何故、あの娘がここに来るのか理由が見えてこない。

「泰衡様に挨拶を、との事です。ご自分で神子様の力を見る良い機会かと・・・」
「―――そうだな」

まだ納得しかねる、といった感じだが、泰衡は了承した。
わざわざ向こうが出向いてくれるというなら、ちょうどいいというもの。

「銀、お前は下がれ」
「承知致しました。では、明日・・・」

そう言って銀は泰衡の前から下がった。


「お二人とも・・・どうも気づいてらっしゃらないようですね」

銀は今日の二人の様子を思い出す。
明らかに気にしているのに気づいていない望美に、興味があるものの切り出さない泰衡。
これではどう頑張っても二人が会う事はないだろうと思って、銀は二人が会う機会を作ったのだった。

「どうもお二人とも、こうゆう事に関しては苦手のようですね」

クスッと笑って、明日の事を考えた。
すぐに進展するとは思わないが、きっと二人にとって大事な日になるはずだ。

「上手くいくといいですね」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

微妙な三人称というか・・・小説もどきで銀視点を。
リレー小説っぽく話を進めつつ、二人の日記も交えていきますか?
その内、泰衡の方も書きますね。

平泉探検中! 

July 25 [Tue], 2006, 22:33
平泉に来てから数日が過ぎた。
まだ疲れが取れ切ってないからかちょっと身体がダルいけど
動けないほどではないし、銀に案内してもらってあちこち探検中〜!

話に聞いていた通り、平泉はやっぱり綺麗なところだなって思う。
御館がここを自慢に思うのも見てまわって改めて納得した。
「春は花が咲き乱れてたいそう美しいそうですよ…」と銀が教えてくれた。
こんな綺麗なところなんだもん。きっと花が咲いたらもっと綺麗だよね

ただ…そんな平泉にも怨霊はいて、町の人達を苦しめてる。
鎌倉に追われてる身の私達をかばってくれてるこの地の役に少しでも
立てたらなって…思うんだけど、私に何が出来るんだろう。


そんなことを考えていたらいつの間にかある建物の前にいたんだ。
ツアーガイド(笑)の銀からすっごいタイミングで解説が入ったんだけど
(ホントに旅行の添乗員さんみたいで笑っちゃった^^*)

「こちらは、私の主、藤原泰衡様がおられる柳ノ御所です。」

聞いた瞬間、心臓が止まるかと思った…
私、本当にどうしたんだろう…。泰衡さんの名前にこんなに反応するなんて。
その後どんな顔してたのか自分では分からないんだけど、
やたら銀が私をみてニコニコしてたのは覚えてる…(なななななんでだろう;)

しかも…まだきちんと挨拶できてないからって…
明日、柳ノ御所へ行くことになっちゃった…。(い、いや別に嫌なわけじゃないんだけど…)
うぅ…また緊張するなぁ…

泰衡さんって、本当はどんな人なのかな…?


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話、捏造しまくりですみませんーー><
こちらの神子ちゃんも負けじと泰衡さん
意識しまくってますぞーー!w
早くラブラブになれよ君達!(笑

花か雑草か 

July 24 [Mon], 2006, 22:59
銀から報告を受けた。
御曹司一行は高館で今は大人しくしているという。

(あの九郎がいつまでそうしていてくれるか・・・あくまで客人として居てもらわねば困るのだが)

ついでにあの娘の事も銀は報告してきた。
やはり常時と戦時とでは様相は違っているらしい。
更に銀は「神子様は可憐な野の花に似ておいでです」と言う。
あれのどこが野の花か。ただの雑草で終わりかねない。

しかし、この銀の状態を見ると・・・ただの娘ではないのは確かだろう。
あの抜け殻状態だった者が、人間らしくなってはいないか?

(これも白龍の神子の力と考えるべきか)

何にせよ、もう少し情報が必要だ。鎌倉も、白龍の神子も。




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
うろ覚え状態で雑草云々を書いてみました・・・
泰衡さん、気にしすぎな気が・・・うーん、難しい。

緊張したよ〜>< 

July 23 [Sun], 2006, 22:47
朝(っていうほど早くなかったんだけど…)目を覚ましたら
銀さ…っとじゃなくて…えっと銀が迎えに来てくれてた。
平泉で一番エライ『みたち』って人が私を呼んでいると。

一体何の用だろうと思ったけど、お世話になるんだし
ちゃんとご挨拶しとかなきゃダメだよね。
銀に平泉を案内してもらいながら伽羅御所まで行って
御館…藤原秀衡さんに会ったんだけど、本当にとってもいい人だった!
初めて見た時は怖そうだなって思ったんだけど話をしてみたら
すごくあったかくて大きくて…なんだかとても安心出来たんだ。

まだ初めて会って、そんなに経っていない私にでも
九郎さんが御館のことが大好きだっていうのは分かる気がする。

そうそう、伽羅御所でバッタリ九郎さんと弁慶さんに会ったんだけど
その時に九郎さんの幼馴染さんにも少しだけど会えたんだ。
すぐに行っちゃったからちゃんと挨拶は出来なかったけど…
御館とは違ってなんだか冷たそうな人…(親子…なんだよね?)

でも逆にその冷たい感じが気になった。
なんとなくだけど、何かを抱え込んでいてそれを隠すための冷たさじゃないかって。
(…話した事もないのに…考えすぎかな?)

私どうしたんだろう。あの人…泰衡さんのことが気になって仕方ないよ…。


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わ、私もこんな出会い方でいいのかな(汗:
神子視点の日記って難しい…!;
P R
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