相談して決めます

August 07 [Wed], 2013, 15:57
「あります。中村さんが望むなら、公開処刑、一番見やすい所で見ること可能。
軍の秘密見ること、可能。
わたし、それだけの権力あります」
「公開処刑といいますと、北朝鮮も確かそんなことをしていると聞いたことありますが……」
「そうです。中国のトップ、北朝鮮のトップ、たいへん仲がいい。
どんなことでも相談して決めます」
「でも、中国にはマフィアがいるから、恐いイメージが……」
「大丈夫、大丈夫。中国のトップ、中国マフィア、裏でつながっています。心配、不要」
「でも、いちばん困っているのは、わたしに夫がいることなんです」
「それも心配、不要。彼を連れて、中国、来てください。
誰にもわからないように、始末すること、可能です
「始末するって、殺すという意味ですか?」
「そのとおり。わたし、中国ではそれだけの権力、あります。
旅の支度、できたら、わたしに連絡、ください。
あとは安心して、わたしに任せて……」

律子は全身からみるみる血が引いていくのを感じた。
おそらくその場で鏡を持って、顔を見たら蒼白だったに違いない。
血が引くのと同時に、ケに対する気持ちも引いていった。
もしも仮に夫を伴って中国へ渡れば、夫は殺され、
律子はパスポートを取り上げられて、
強制的にケの妻に仕立て上げられるだろう。
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