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2011年後期 日本国憲法(理)
後期期末対策問題
注意事項
・本問題は2011年後期日本国憲法期末試験を参考に作成しています。
・試験時間は80分です。
(解答は後で追記します)
1.( A )〜( G )に適する語句を埋めよ。
憲法とは、権力の組織や権限、統治の根本規範となる基本原理・原則を定めた法規範をいう。とりわけ憲法は大きく分けて2つに分けられる。一つは( A )的憲法。内容に注目した憲法概念である。一つは( B )憲法で形式に注目した憲法概念である。これは主にイギリスで見受けられる概念だ。( A )は立憲的意味合いを持ち( C )規範という国家権力を制限する基礎的概念が含められている。権力はすべて国民に付加される。これを( D )主権という。一方で大日本帝国時代の大日本帝国憲法は天皇を主権とした( E )憲法で国民の権利は現在の憲法に比べて著しく低いものであった。マッカーサー主導による憲法改正に関しては大日本帝国憲法との差異があまりに大きいことから憲法改正ではなく、新しく作り変えられたとする( F )説が一般的考え方である。憲法の改正が通常の法律を変えるのよりも厳しいものを( G )憲法という。
2.( A )〜( E )に適する語句を埋めよ。( F )についてはその通説を記せ。
憲法11条によると、国民はすべての基本的人権の享受を妨げられないとある。しかし外国人に対してはどのような対処がなされるのだろうか?すべての国民(外国人も含める)に対して効力を発動するという考え方を( A )説という。それに対して権利の性質上日本国民にのみを対象とする考え方を( B )説という。自然人という立場をとれば、私人と私人との間には( C )の関係が成り立つ。私人に対して人権保護を義務付ける方法として、無効力説、( D )説や( E )説がある。( E )に関しては、法律の一般事項に憲法の趣旨を読み込んで解釈・適用するすることによって、間接的に規定される。外国人と日本人、特に参政権に関する争いは大きな問題となっているのもまた事実であるが、
(F)最高裁判所による判例から通説での外国人の権利についての判断は既になされている。
3.( 1 )〜( 5 )に適する語句を埋めよ。
法の下の平等とは法適用の平等と法内容の平等を意味している。日本では、選挙は1人1票の公平性を保たなければならないとある。しかしこの( 1 )の原則にずれが生じてきている。つまり地域によって一票の格差が出てきているのだ。過疎地と都心部における( 2 )の平等の違いは大きな問題となっている。これを一般的に( 3 )という。1972年には衆議院選挙において、千葉1区と兵庫5区の一票の軟差が1:4.81となり裁判が行われた。判決によるとこの問題は一票の格差が許容の範囲を超えているうえに、( 4 )のうちに適切な是正が行われていないとして違憲とした。しかし選挙そのものに関しては( 5 )とした。
4. 次の文章の正誤を判定せよ。
問1以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1校則でパーマが禁止することは憲法13条に違反する。
2人格的利益説の中に一般的自由説は含まれている。
3本人の宗教的な意思によって輸血を拒むならば、その考え方を尊重しなければならない。
4デモ活動を行う学生の顔写真を公開することは、デモが申請通りに行われない場合は合憲である。
問2以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1宗教的意味合いが薄いものでも、それが宗教的行事ならば国が援助すれば違憲である。
2宗教的理由で体育の授業を受けられないものにレポートなどで単位補充することは違憲である。
3国民は宗教の自由によりあらゆる宗教的行為が無制限に許される。
4玉ぐし料を公費で出すことは宗教的意味を含んでいるので違憲とされている。
問3以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1国が一方的にある団体の活動を危険と判断し、集会を中止させることは違憲だ。
2表現の自由によってあらゆる言論が自由に発信できるわけではない。
3表現の際に、他人の住居などに侵入することは違憲と判断される。
4公共の福祉に影響があると警察が一方的に判断して書物の差し止めを行うことは検閲に当たるので違憲である。
問4以下の選択肢から適切でないものを1つ選べ。
1公共の福祉に反しない限りでの表現の自由は保障されている。
2一般的に事前抑制は、事後抑制よりも問題が大きい。
3日本国憲法第14条では人種、信条、性別、社会的身分のみが保証されている。
4表現の自由に関する問題は2重の基準論を元に精査される。
問5以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1表現の自由とは情報を送る側だけでなく、受ける側の自由も含められている。
2現時点で問題が起こっていない以上、あらゆる状況において違憲審査をすることは認められていない。
3他人の私有地ではなく、公共施設を利用した表現活動ならば、表現の自由によりあらゆる行為が認可される。
4表現の自由とは情報を送る自由のみを表した言葉である。
問6以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1薬局は生命に関わるもののために、各薬局は一定の間隔を空けなければならないという法律がある。しかしこれは職業選択の自由に反する。
2積極的目的規制の審査は容易だが、一方で消極的目的規制の審査は非常に難しい。
3規制目的2分論は同一の事件に対して全く正反対の判決が出てしまうために違憲とされている。
4中小企業を保護するために各商店は一定の間隔を空けなければならないという法律がある。しかしこれは職業選択の自由に反する。
問7以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
125条の生存権は1項が宣言で2項が義務である。
225条の生存権は宣言であって義務は付加されない。
3国が定める生活保護による保護の基準を元に判断して生活保護を受けることができる。
4貧困層の中でも最低水準を超過している人間ならば、直接国に現金の給与をもらいに行くことができる。
問8以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1議員の解散については衆議院がその全権を持っている。
27条説では天皇による部分よりも内閣の助言と承認に根拠を求めている。
369条説では、69条など全体から判断するのが良いとされている。
4解散権を持っているのは内閣のみである。
問9以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1宗教の教義内容に関する裁判であっても、裁判が行われる以上は何らかの判決を下さなければならない。
2国立大学の単位不認定問題で、それが不合理と判断された場合は裁判所で争うことができる。
3国会で決定された法律に関しては、たとえ多少不合理であったとしても国会や内閣で議論された結果が尊重される。
4裁判時に憲法の違憲に関わる問題に触れることができる状況にあるならば、裁判所は違憲審査をしなければならない。
問10以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1自衛隊は必要最小限の戦力であるという考え方に立つと、合憲である。
2外国の紛争地域に自衛隊を派遣することは合憲である。
3日本は自衛隊により、集団自衛することは認められている。
4自衛隊は警察力を超える戦力という考え方に立つと、合憲である。
5.以下の語句を説明せよ
・議院内閣制
・二重の基準論
・表現内容中立制
・統治行為
2011年後期 日本国憲法(理)
後期期末対策問題
注意事項
・本問題は2011年後期日本国憲法期末試験を参考に作成しています。
・試験時間は80分です。
(解答は後で追記します)
1.( A )〜( G )に適する語句を埋めよ。
憲法とは、権力の組織や権限、統治の根本規範となる基本原理・原則を定めた法規範をいう。とりわけ憲法は大きく分けて2つに分けられる。一つは( A )的憲法。内容に注目した憲法概念である。一つは( B )憲法で形式に注目した憲法概念である。これは主にイギリスで見受けられる概念だ。( A )は立憲的意味合いを持ち( C )規範という国家権力を制限する基礎的概念が含められている。権力はすべて国民に付加される。これを( D )主権という。一方で大日本帝国時代の大日本帝国憲法は天皇を主権とした( E )憲法で国民の権利は現在の憲法に比べて著しく低いものであった。マッカーサー主導による憲法改正に関しては大日本帝国憲法との差異があまりに大きいことから憲法改正ではなく、新しく作り変えられたとする( F )説が一般的考え方である。憲法の改正が通常の法律を変えるのよりも厳しいものを( G )憲法という。
2.( A )〜( E )に適する語句を埋めよ。( F )についてはその通説を記せ。
憲法11条によると、国民はすべての基本的人権の享受を妨げられないとある。しかし外国人に対してはどのような対処がなされるのだろうか?すべての国民(外国人も含める)に対して効力を発動するという考え方を( A )説という。それに対して権利の性質上日本国民にのみを対象とする考え方を( B )説という。自然人という立場をとれば、私人と私人との間には( C )の関係が成り立つ。私人に対して人権保護を義務付ける方法として、無効力説、( D )説や( E )説がある。( E )に関しては、法律の一般事項に憲法の趣旨を読み込んで解釈・適用するすることによって、間接的に規定される。外国人と日本人、特に参政権に関する争いは大きな問題となっているのもまた事実であるが、
(F)最高裁判所による判例から通説での外国人の権利についての判断は既になされている。
3.( 1 )〜( 5 )に適する語句を埋めよ。
法の下の平等とは法適用の平等と法内容の平等を意味している。日本では、選挙は1人1票の公平性を保たなければならないとある。しかしこの( 1 )の原則にずれが生じてきている。つまり地域によって一票の格差が出てきているのだ。過疎地と都心部における( 2 )の平等の違いは大きな問題となっている。これを一般的に( 3 )という。1972年には衆議院選挙において、千葉1区と兵庫5区の一票の軟差が1:4.81となり裁判が行われた。判決によるとこの問題は一票の格差が許容の範囲を超えているうえに、( 4 )のうちに適切な是正が行われていないとして違憲とした。しかし選挙そのものに関しては( 5 )とした。
4. 次の文章の正誤を判定せよ。
問1以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1校則でパーマが禁止することは憲法13条に違反する。
2人格的利益説の中に一般的自由説は含まれている。
3本人の宗教的な意思によって輸血を拒むならば、その考え方を尊重しなければならない。
4デモ活動を行う学生の顔写真を公開することは、デモが申請通りに行われない場合は合憲である。
問2以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1宗教的意味合いが薄いものでも、それが宗教的行事ならば国が援助すれば違憲である。
2宗教的理由で体育の授業を受けられないものにレポートなどで単位補充することは違憲である。
3国民は宗教の自由によりあらゆる宗教的行為が無制限に許される。
4玉ぐし料を公費で出すことは宗教的意味を含んでいるので違憲とされている。
問3以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1国が一方的にある団体の活動を危険と判断し、集会を中止させることは違憲だ。
2表現の自由によってあらゆる言論が自由に発信できるわけではない。
3表現の際に、他人の住居などに侵入することは違憲と判断される。
4公共の福祉に影響があると警察が一方的に判断して書物の差し止めを行うことは検閲に当たるので違憲である。
問4以下の選択肢から適切でないものを1つ選べ。
1公共の福祉に反しない限りでの表現の自由は保障されている。
2一般的に事前抑制は、事後抑制よりも問題が大きい。
3日本国憲法第14条では人種、信条、性別、社会的身分のみが保証されている。
4表現の自由に関する問題は2重の基準論を元に精査される。
問5以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1表現の自由とは情報を送る側だけでなく、受ける側の自由も含められている。
2現時点で問題が起こっていない以上、あらゆる状況において違憲審査をすることは認められていない。
3他人の私有地ではなく、公共施設を利用した表現活動ならば、表現の自由によりあらゆる行為が認可される。
4表現の自由とは情報を送る自由のみを表した言葉である。
問6以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1薬局は生命に関わるもののために、各薬局は一定の間隔を空けなければならないという法律がある。しかしこれは職業選択の自由に反する。
2積極的目的規制の審査は容易だが、一方で消極的目的規制の審査は非常に難しい。
3規制目的2分論は同一の事件に対して全く正反対の判決が出てしまうために違憲とされている。
4中小企業を保護するために各商店は一定の間隔を空けなければならないという法律がある。しかしこれは職業選択の自由に反する。
問7以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
125条の生存権は1項が宣言で2項が義務である。
225条の生存権は宣言であって義務は付加されない。
3国が定める生活保護による保護の基準を元に判断して生活保護を受けることができる。
4貧困層の中でも最低水準を超過している人間ならば、直接国に現金の給与をもらいに行くことができる。
問8以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1議員の解散については衆議院がその全権を持っている。
27条説では天皇による部分よりも内閣の助言と承認に根拠を求めている。
369条説では、69条など全体から判断するのが良いとされている。
4解散権を持っているのは内閣のみである。
問9以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1宗教の教義内容に関する裁判であっても、裁判が行われる以上は何らかの判決を下さなければならない。
2国立大学の単位不認定問題で、それが不合理と判断された場合は裁判所で争うことができる。
3国会で決定された法律に関しては、たとえ多少不合理であったとしても国会や内閣で議論された結果が尊重される。
4裁判時に憲法の違憲に関わる問題に触れることができる状況にあるならば、裁判所は違憲審査をしなければならない。
問10以下の選択肢から適切なものを1つ選べ。
1自衛隊は必要最小限の戦力であるという考え方に立つと、合憲である。
2外国の紛争地域に自衛隊を派遣することは合憲である。
3日本は自衛隊により、集団自衛することは認められている。
4自衛隊は警察力を超える戦力という考え方に立つと、合憲である。
5.以下の語句を説明せよ
・議院内閣制
・二重の基準論
・表現内容中立制
・統治行為
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