理由 

2006年08月30日(水) 9時12分
「彼」と出会った事に、意味があったのだろうか・・・。
「彼」と出会った事に、意味があったのだろうか・・・。

幾度と無い自問を繰り返してみても、答えは出ない。
ここに「書く」ことを決めたのに、大して意味はない。
寧ろただの気紛れで、飽きてしまえばまた、私は「宝物とは呼べない、過去の出来事」を記憶の底に沈めてしまうのだろう。

過去の出来事を「書く」ことによって消化して、ほんの少しでいいから前を向いて歩きたい。
格好をつけた言い方になってしまうけれど、本当にそう思う。
・・・そう言った意味で、ここに「書く」ことにしたのだけれども、正直言ってまだほんの少し、戸惑っている。


それは、私がまだ「過去」に少なからず拘っているからだと思う。
「忘れたい」と思う気持ちと「忘れたくない、覚えておきたい」気持ちの両方が綯い交ぜになって、混沌としている。

私は一度、離婚を経験している。
今時「離婚」もバツイチもそう珍しくはない。
離婚した表向きの理由が理由なだけに、親も友達も世間も「悪い人に当たってしまったのよ」なんて慰めとも、同情ともつかない言葉を投げかける。
そんなとき私は、曖昧に微笑ってその場を通り過ぎる。
やり過ごす。
離婚した元・旦那は優しい人だったし、彼との生活は、幾つかを除けばそんなに辛い生活ではなかった。
別れた本当の「理由」は、親や友達、世間が知らない別の所にある。

だから、私だけは何が「嘘」で、真実かを知っている。
離婚して随分経つが、私は「それ」を誰にも話していない。勿論、元・旦那は今も「それ」を知らない。


離婚後、真剣に人を好きになった。
今まで心底、誰かに夢中になる事がなかっただけに、私には意外な出来事だった。
その人は私と同じように「寂しがり」で「弱い自分を曝け出すのを嫌う」弱い人だ。
同じ匂いを持つ私と彼が惹かれ合うのに、さして時間はかからなかった。
けれど、そんな恋は長くは続かない・・・と言うことを、私は生まれて初めて知った。
もう会う事も無ければ、言葉を交わす事もないだろうけれど、彼は今でも私の一番深くて、暗い場所に住んでいる。
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