【介護施設の選び方】選ぶポイント、メリットデメリット、気になる費用など

February 11 [Tue], 2014, 10:15


1.介護施設選びの前に現状を抑える



老人ホームなどの介護施設は、一度入居してしまったらそう簡単に住み替えられるものではありません。
後悔しないためにも、しっかりと要望にあった介護施設を選びたいものです。

介護施設の選び方としてまず考えるべきことは、入居する本人の状況や性格です。
本人の意向を無視して家族が勝手に決めてしまうと、後々トラブルの原因となってしまうことも少なくありません。

当人にどんな介護が必要なのか。
心身の状態はどうなのか。
医療的なケアが必要なのか。
食事の制限が必要かどうか。
どのような持病を持っているか。

このようなことは、必ず考えておく必要があるでしょう。

集団で生活することになるケースが多いので、そのような状況に対応できるかどうかも大切になってきます。
本人が大事にしている趣味などができないようになってしまうと、大きなストレスとなってしまうこともよくあります。
また、性格的に、集団に溶け込みにくいという人もいるでしょう。

そして、本当に今すぐに入居させなければならないかどうかということも、改めてよく考えておく必要があります。
数ヶ月くらいなら在宅でも大丈夫かもしれませんし、あと1年や2年は待っていても大丈夫ということもあるでしょう。

このように介護施設の選び方として、まず抑えるべきことは現状です。

本当にすぐに施設に入る必要があるのか。
どのような施設に入れるべきなのか。

以上のような現状整理をしてみて、初めてどのような施設が必要のかということが分かってきます。







2.介護施設の選び方のポイント



老人ホームをはじめとした介護施設は、入居した後で別の施設に入居し直そうとすると、費用も余計にかかってしまいます。
そういう事態にならないためにも、できるだけ事前に抑えておくべきところは、抑えておく必要があります。

そこで、ここでは選び方のポイントをいくつかご紹介します。

まずチェックしておきたいのが、その介護施設の運営理念です。
介護施設かどうかに関わらず、どんな企業にも運営理念があるはずです。
それがわかりやすく明確ならば、きっとスタッフや経営陣にも反映されているでしょう。

たくさんある施設の中には、運営理念は立派でも行動が伴っていないところもあります。
見学や体験入居のときに、スタッフの方に直接質問してみることで、きちんと理念が伝わっているかどうかを確認することができます。

また、入居条件も当然抑えておかなければなりません。
有料老人ホームの場合、入居条件はその施設によって異なります。
介護認定を受けているかどうか、または要介護度の度合いによって、入居できるかどうかも変わってきます。
住宅型ホームだと、夫婦の場合どちらも条件をクリアしている必要があったり、どちらかがクリアしていれば大丈夫など、そのあたりもしっかり抑えておく必要があります。
また、認知症、寝たきりなどによっても条件が変わることもあるので注意が必要です。

介護施設の選び方では、その他に費用であったり、設備であったりということも関係してきます。
事前にしっかりと情報を収集し、入居してから後悔しないようにしたいものです。







3.介護施設の費用の内訳



介護施設の選び方として外せない要素に、費用の問題があります。
いくら素晴らしい介護施設であっても、費用が予算以上にかかってしまっては、現実的ではありません。

有料老人ホームなどの料金体系は、入居金と月額の利用料から成り立っていることが通常です。
入居金とは、文字通り入居する際に必要となる費用です。
入りたいホームが決まり、契約を結んだ際に支払うことになります。

内訳は、そのホームの形態によって異なります。
主なものとしては、入居申込金、施設協力費、終身利用権、入居保証金など、住宅サービスに関するものがあります。

また、一般的に終身利用権には償却期間が設けられています。
そのため、償却期間に退去した場合には返金があります。
ただしホームによっては、契約した段階で全額が償却される場合もあるので注意が必要です。

月額利用料には、食費や管理費、介護にかかる費用などが含まれています。
これもまた内訳は、そのホームによって大きな違いがあります。
管理費の中に光熱費が含まれている場合と、別途で加算される場合があるので、あらかじめどちらなのか確認しておく必要があります。
また、介護保険利用料の1割負担額が含まれている場合と、含まれていない場合があるので、こちらも同様に確認しておく必要があります。

最近では、入居料の額を少なくし、月額の中に含めているホームもあるようです。
長く利用するにあたって、費用の問題は無視できない選び方での重要なポイントです。
失敗しないためにも、どのような料金体系になっているのかを十分に確認しておきましょう。







4.立地条件によるメリットやデメリット



介護施設の代表的なものとして、老人ホームがあります。
最近ではいろいろなタイプの老人ホームがあるため、選び方もさまざまでしょう。

介護施設の選び方として重要なものに、立地条件があります。
その施設が建っている場所によって環境にも大きな差が出ますし、生活に支障が出てくる場合もあります。

また、健康であったときと介護が必要になったときでは、価値観や考え方に変化が出てくることも当然あるでしょう。
さらに、訪問してくれる家族の意見なども十分に取り入れておいた方がいいはずです。

たとえば、その老人ホームが都会にあるとします。
都会にあれば買い物や外出なども気軽に楽しめますし、家族や知人が来やすいというメリットもあります。
しかし、人が多い場所になれば静かな時間は少ないでしょうし、周りを取り囲む自然も少なくなってきます。

それに対し、田舎に老人ホームがあれば、自然が多く、静かで心が落ち着くでしょう。
精神的にも良い影響があるかもしれません。
しかし、その一方で買い物などに行くには不便ですし、訪問客がアクセスしづらくなってしまうデメリットがあります。
このようにそれぞれに一長一短がありますので、どこを重視するかで選ぶべきポイントも変わってきます。

また、さまざまな工夫を凝らしているホームも多く、建っている場所が都会ならば、できるだけ自然環境が良い場所にしたり、自然豊かな郊外にある場合は、レクリエーションとしてショッピングツアーなどを企画していることもあります。
そのため、どのようなサービスがあるかもチェックしておくべきです。







5.介護施設の設備をチェック



これから老人ホームなどの介護施設に入居する予定がある人もいるでしょう。
介護施設を決める際に、いくつか見ておいた方がいいポイントがあります。
人それぞれ選び方はあるでしょうが、参考までに一読されておいた方がいいかもしれません。

有料老人ホームの設備は、そのホームによって大きく差があります。
介護や生活をする上で必要最低限の設備しかないところから、まるでホテルのような立派なところまで、実にさまざまです。

一般的にどこの施設にでもあるものとしては、エレベーター、ロビー、フロント、浴室、食堂などがあります。
施設によってあったりなかったりするものには、医務室、多目的ホール、売店、理美容室などがあります。
これらの設備は、その施設によって規模が大きく異なることも多いようです。

もちろん多くの設備があった方が便利なことには違いありません。
しかし、まず重視すべきは安全性です。
たとえば、手すりです。
健常者にとっては問題ない設備でも、介護が必要な人には不便なこともよくあります。
きちんと介護が必要な人の目線で設備が作られているのかを確認しましょう。

また、見た目がよくても生活するのに不便ということもあり得ます。
毛足の長い豪華な絨毯は、雰囲気は良いですが、車いすにとっては良くないということもあるでしょう。

そして、他にチェックしておきたいことは、居住性です。
何と言っても、入居する本人が居心地が悪ければ意味がありません。
実際に、体験入居してみて快適に過ごせるかどうか確認してみるのが良いでしょう。
介護施設の選び方はいろいろありますが、設備をチェックしておくのはかなり重要な要素です。







6.介護施設の医療体制を知る



介護施設を選択する上で、その施設の医療体制がどうなっているかということは、ぜひともチェックしておきたいポイントです。

たとえば有料老人ホームなら、基本的に医療機関と提携して、協力体制を築くように指導されています。
しかし、そうはいっても、その介護施設によって提携内容に差があります。
また、立地条件的に医療機関から離れている場合、使いづらいという問題も出てきます。

医療体制についてチェックする際に、まずは提携している協力病院がどのような診療科目を扱っているのかということも、介護施設の選び方においての重要なポイントです。

基本的に内科や外科はあるでしょう。
しかし、泌尿器科、整形外科、眼科、歯科などになってくると、あるないの差が出てきます。
それらの診療科目も介護を受ける人にとっては重要な科目です。
これらの有無も施設の選び方に大きく関わってくるでしょう。

また、通院することになった場合、きちんと付き添いがあるのか、その場合、料金がどうなるのかというところも抑えておきたいです。
入院中の施設の月額利用料や居室利用権がどうなるのかも施設によって異なります。
場合によっては、月額利用料と入院費用の両方がかかってくるケースもあり得ます。

そして、普段の生活からインシュリンの投与や透析、在宅酸素などが必要な方もいるでしょう。
このようなことは医行為とされており、医師や看護師、あるいは患者の家族にのみ認められている行為です。
そのため、施設に医師や看護師が常駐しているのか、また常駐している場合は、何人くらいいるのかも調べておくといいでしょう。







7.介護施設の食事や入浴について



食事や入浴などのサービスも、介護施設を選ぶ上で大切な要素です。
どこであっても食事は毎日するものですし、人によって好みもあります。
自分に合わない食事だと、ストレスも溜まるので、介護施設の選び方でも大きなポイントになってきます。

老人ホームなどにおいても、食事は他との差別化を図る大きなポイントであるので、各施設とも趣向を凝らしていることが多いです。
パンフレットやホームページの写真だけでは、実際の料理は分からないので、できるならば見学の際にでも試食をしておきたいものです。

また、食事は食堂で行うのか、それとも併設のレストランで行うのか。
メニューの選択は可能なのか、量の調整は可能か。
固さや味の濃さなどの要求は受けてもらえるのか。
個室でも食事がとれるのか。

などなど、チェックしておくべきポイントはいろいろあります。

また、料金は月額利用料に含まれているのか、それとも別途必要なのかも確認しておきましょう。

食事の他に、入浴についても事前に調べておくことをお勧めします。
お風呂が好きという人は多いと思います。

入浴は個室なのか、それとも共同なのか。
介助が必要な場合の入浴回数はどうなっているのか。
指定の時間外であっても入浴はできるのか。

以上のようなことを確認しておきましょう。

介護施設の選び方において、食事や入浴は毎日するものですから、無視できない要素です。
事前にしっかりと確認しておき、快適なホーム生活が送れるようにしましょう。







8.介護施設の居室の位置について



基本的に、老人ホームなどの介護施設は個室であることが多いものですが、中には2人部屋というホームもあります。
このあたりは事前に説明があると思いますが、できれば個室の方が良いという人は少なくないでしょう。

比較的元気な高齢者を対象としたホームでは、ほとんどマンションと変わらない間取りが用意されています。
トイレやお風呂、キッチンなども完備され、1DKや1LDKといった広めのスペースがあることも珍しくありません。

それに対し、要介護高齢者が対象となったホームだと、トイレと洗面のみが備わったワンルームタイプということが多いようです。
また、個人のスペースである居室の位置も、ホームによってさまざまです。
最近多く取り入れられているスタイルは、共有のスペースの周りに各居室が囲むように配置されている構造です。
食堂やリビングなどの共有スペースに、各居室が接しているので、移動もしやすくなります。
このあたりの居室の構造も、介護施設の選び方のポイントになってくるでしょう。

一方、プライバシーを重視するために、共有スペースと居室が別フロアになっている場合もあります。
このスタイルは特別養護老人ホームなどでよく見られます。
フロアが分かれているため、移動はエレベーターを使用することが基本です。

部屋の広さや、居室の位置などは、選び方の中でもよく見ておきたいポイントです。
どのようなタイプがいいかというのは個々人によっても異なってきますので、1度実際に部屋を見てみたり、体験入居をしてみるといいでしょう。







9.有料老人ホームの意味



介護施設の種類もいろいろあり、その施設によって特色が異なります。
自分が重視する要素によって、選び方にも差が出てくるでしょう。

老人ホームの場合もそれと同じで、それまでと変わらないような暮らしができる賃貸住宅のようなタイプから、寝たきりの状態でも利用できるタイプまで、さまざまです。
それに伴い、利用するための料金の幅もいろいろです。

老人ホームは施設によって入居するための条件が違ってきます。
その条件として関わってくるのが、要介護の状態です。
「自立」「要支援」「要介護」の、どの状態かによって入居できるかどうかが決まってくるため、選び方も変わってきます。

介護施設の中には、「老人ホーム」という名称がついているものと、「有料老人ホーム」という名称がついているものがあります。
どちらにしろお金がかかるのですから同じものを指していると思いがちですが、実は意味合いが少し異なります。

有料老人ホームと明記するためには、きちんと都道府県に届けを出し、受理されなければなりません。
また、有料老人ホームは生活を支援する施設として位置づけられているので、公的機関が運営できないような高付加サービスを行うことができます。

形式としては、個室と共有スペースがあるものが一般的です。
その中で、介護サービスが組み込まれている介護一体型と、必要に応じて介護サービスを選択することができる住宅型の2つが主流になっています。

原則として、収入による制限はありませんが、当然毎月の利用料金を支払うことができるというのが条件になってきます。







10.体験入居をして介護施設を決める



介護施設に入居する前に、ぜひして欲しいことが体験入居です。
いろいろと見学してみて、良いなと思った施設があれば、ぜひ体験入居をしてみましょう。

多くの場合、介護施設への体験入居は1泊2日から2週間程度まですることができます。
重要なのは、どのような生活なのかを体験することなので、できれば2泊以上した方がいいでしょう。
実際に生活してみるとで、見学だけでは気がつかなかったようなことに気がつくこともあります。

また、体験の予約時には、1日の費用、健康診断書などが必要かどうかということも確認しておきましょう。
健康診断書は取り寄せるまでに時間がかかることもあるので、あらかじめ手配しておく必要があります。

体験入居で気をつけたいことは、積極的に他の入居者たちと交流をもつということです。
知らない人ばかりだと何となく気後れしてしまうかもしれませんが、部屋にこもってばかりでは、体験入居した意味がありません。

自分から共有スペースである食堂やリビングなどに出て行ったり、イベントに参加するなど、入居者の方々と交流をもってみましょう。
実際の生活について、忌憚ない意見を聞けるチャンスでもあります。

また、食事やサービスなどもしっかりとチェックしておきましょう。
どこか分からないこと、疑問に思ったことがあれば、すぐに聞いてみることが大切です。
実際に入ってからでいいかと思い、そのままにしておくと、後悔の原因にもなりかねません。

何日か生活してみることは、介護施設の選び方では非常に重要な要素です。
いろいろな視点の選び方がありますが、何よりも実体験してみることが決め手になってくるはずです。







11.介護施設を決める前に、まずは資料請求を



これから入居を考えている介護施設の選び方には、人それぞれに違いがあることでしょう。
とりあえず気になるホームを見つけたら、まずは資料請求をしてみましょう。

ほとんどの老人ホームや介護施設は、送付用の施設の資料を用意しているはずです。
いくつかその資料を取り寄せてみて、情報を見比べてみましょう。

1件だけでは、見るポイントや選び方もなかなか決まらないと思いますが、10件ほど資料を見ていくと、それぞれの施設の違いがよく分かってくると思います。
また、自分の中でこの点は譲れない、この点はある程度妥協してもいいというところも出てくるはずです。

資料を見比べ、ここがいいなと思ったところがあれば、見学に行きましょう。
資料だけで、決定してしまうのは、まだ早いです。
この段階でもまだ、ひとつに絞り込むのではなく、いくつか候補を残し、複数の施設を見学してみることをお勧めします。

価格や設備などは、資料を見れば理解できるかもしれませんが、実際の雰囲気はそこに行ってみなければつかめないものです。
ある人には、「明るくて楽しそうな施設だ」と感じるものが、別な人には「騒がしく落ち着けなさそう」と感じることもあるでしょう。

最初は曖昧だった選び方も、いくつかの施設を見比べていくうちに、基準が明らかになってくるはずです。
一度度契約をしてしまうと簡単には取り消せないものなので、後悔のないように事前にしっかりと情報を集めておきましょう。







12.良くない介護施設の選び方



日本全体が高齢化していることもあり、老人ホームを初めとした介護施設は、どんどん増加してきています。
介護施設によって、サービスや価格、規模など大きな違いがありますので、実際に入居してから、後悔はしたくないものです。
これだけはやめた方がいいという決め方や選び方があるので、いくつかご紹介しましょう。

介護施設の選び方として、価格は非常に大きなウェイトを占めるでしょう。
しかし、ただ安さだけを重視することはお勧めできません。

有料老人ホームは、入居費や月額利用料によって運営されています。
そのため、利用料金が安いということは、どこかで妥協せざるを得ないはずです。
ランクが高いサービスや、充実した設備を用意するためには、どうしてもお金がかかります。

しかし、だからといって値段が高ければ質も高いかというと、そうでもありません。
自分がどのポイントを重視し、どこまでならば妥協ができるかを考え、できるだけコストに見合った施設を選びましょう。

また、入居する際は、必ず家族や親しい人と相談した方がいいです。
一方の都合だけで決めてしまうと、後々トラブルになってしまう場合も出てきます。
できれば一緒に見学し、しっかりと話し合った上で、入居することを決めましょう。

見学に行った際に、すぐにその場で契約してしまうのも良くありません。
必ず別の施設も見学して、比較検討する必要があります。
それぞれの施設により、セールスポイントやウィークポイントが異なります。
一軒のみを見ただけはそこまで見えてこないこともあるので、必ずいくつか見学しましょう。







13.こういう介護施設は選ばない



人それぞれに介護施設を決める際の選び方は様々に異なります。
しかし、このような施設はやめておいた方がいいという注意がいくつかあるので、ぜひとも参考にしてください。

まず、避けた方が良いのが、契約前に契約書などの必要な書類をくれない介護施設です。
契約書の中には、管理規定など事前に知っておきたい情報がいろいろと記載されています。
それを渡してくれないのは、サービスの内容が事前の説明と違うという可能性が高いです。
しっかりとしたサービスを提供しているのなら、資料や契約書はきちんと渡してくれるはずです。

また、スタッフの態度が良くないところも注意です。
いくら運営理念が立派でも、それがスタッフまで浸透していなければ仕方ありません。
挨拶がない、言葉遣いが悪い、服装がだらしないなど、印象が良くないスタッフが多い介護施設では、きちんとしたサービスが受けられるとは思えません。

加えて、やたらと契約を急がせるところも、あまり信用できません。
すぐに契約を迫ってきたり、この部屋しか残っていないから早くした方がいいと言ってくるところは、何が裏があるのはないかと思ってしまいます。

そして、体験入居ができないところもあまりお勧めできません。
いくら資料を読んだところで、実際に住んでみなければ、自分に合うかどうかは分かりません。

そのため、体験入居はある意味、必須とも言えます。
それを拒否するようなホームは、サービスに自信がないという現れでもあり、信用できません。
以上のことを踏まえながら、自分なりの選び方で、入るべき施設を決めるといいでしょう。







14.介護施設の見学について



通常、介護施設に入居する際に、一度も訪れることなしに決めるという選び方はしないでしょう。
まずは資料請求をし、それから見学に行き、体験入居などを経て、契約に至ると思います。
選び方は人それぞれあるかもしれませんが、見学して実際の施設を見ることは、決める上でも大きなポイントになるはずです。

介護施設の見学の際は、事前に質問すべきこと、資料を見て疑問に思ったことなどをメモしておきましょう。
もし、自分で持ち込みたい家具がある場合、その家具が部屋に入るかどうかを調べるため、メジャーなどを持参するのもいいでしょう。

見学はいつでもできるというわけでもないので、ホームページや資料を見て、見学の予約をします。
スタッフが忙しくなる時間帯は邪魔にもなりますし、じっくりと見学することもできないので避けた方が無難でしょう。
日時、同行人数、特に見学をしたい施設、また撮影したい場所や、財務諸表などの書類が欲しい場合は、その旨も伝えておきましょう。

実際にホームを見学することになれば、建物の雰囲気、設備、居室、共有スペースなど、チェックするべき点はいろいろとあります。
また、居室にあるものはどこまでが備え付けなのかを確認しておくといいでしょう。

ひと通り見学を終えたら、事前に用意していた質問などをスタッフに聞いてみましょう。
疑問点などは必ず入居する前に解消しておくことを強くお勧めします。
さらに、見学をしてみて疑問に思ったところもあわせて聞いてみましょう。

質問が終わったら、後は必要な書類を受け取ります。
書類には、入居契約書、管理規定、重要事項説明書、料金表などがあります。
もしこれらの資料をスムーズに出してくれないような施設なら、やめておいた方がいいかもしれません。







15.見学でやってはいけないこと



介護施設の見学は、契約を決める上でも重要な行為です。
その場の雰囲気というのは、資料だけではつかむことができませんし、実際に見ないで決めるというのは、お勧めできる選び方ではありません。

老人ホームなどの介護施設などには、実際に入居者が生活しています。
それを見学させてもらうのですから、守らなければならないことが当然あります。

介護施設の見学は基本的には予約制です。
予約なしで見学可能となっていない限り、必ず予約してから訪れるようにしましょう。
スタッフが忙しい時間帯に訪れると、仕事の邪魔にもなりますし、入居者の生活の邪魔にもなります。
場合によっては安全性にも関わってくるので、絶対に避けるべき行為です。

予約なしで大丈夫となっている場合も、事前に連絡を取っておいた方が無難です。
その方が、しっかりとした案内や説明を受けられる可能性が高まります。

実際に見学することになったら、勝手に施設内を移動することは控えましょう。
勝手に居室をのぞくなどの行為は、もってのほかです。
誰だって、知らない人に勝手にのぞかれて、いい気持ちはしないでしょう。

同様に、勝手に写真を撮るのもやめましょう。
他の施設と比べるためにも写真は重要ですが、撮る際には必ず許可を取りましょう。
どの部分を撮りたいのかをきちんと伝え、入居者の顔があまり入り込まないように注意してください。

もし知り合いが入居していたことを知っても、それを帰ってから他の人に話すのはやめましょう。
もしかすると、他の人に知られたくないのかもしれません。
それを勝手に話してしまうのは、マナーに反します。

以上のことに気をつけて、実りある見学にして、選び方の参考にしてください。







16.認知症の方のための介護施設



介護施設の種類はいろいろありますが、認知症の人が入ることができる施設と、入ることができない施設があります。
なんとか在宅で暮らしていけるように、介護保険制度も対応しようとしていますが、まだまだ難しいのが現実です。
各家庭によって介護環境や介護問題は異なるため、自宅で認知症の人が生活をするのは容易ではありません。

認知症の人を受け入れてくれる介護施設には、特別養護老人ホームがあります。
地方公共団体や、社会福祉法人が主な事業者です。
健常者から寝たきりの人まで、幅広く入居可能で、認知症の人も受け入れています。
最近ではどんどん個室化も進んでおり、費用を抑えながらきちんとしたケアが受けられるため、人気が高いです。
現在では、入所待機者が多いため、要介護者を中心に受け入れています。

また、介護老人保健施設でも認知症の人の受け入れをしています。
こちらは、他の施設への移転や自宅への復帰を目指した中間的医療施設のため、入所期間は3ヶ月が目安となっています。
主な事業主は医療法人となっています。

介護保険制度の上では、在宅サービスに分類されますが、グループホームも実質的には認知症の方の共同生活施設です。
5?9人の少人数で、家事などもスタッフと共に行います。
残された機能を十分に活かしつつ、共同生活を送り、症状の緩和を目指します。
こちらは、民間企業や公的機関、社会福祉法人など、さまざまな事業主がいます。

これらのように、認知症を受け入れてくれる介護施設はいろいろとあります。
それぞれに重視する選び方があると思いますので、予算や施設の設備、サービスの内容を加味しつつ、後悔のない選び方で入所する施設を決めましょう。







17.特別養護老人ホームと有料老人ホームの違い



年を重ねて、いずれは介護施設に入ろうと考えている人も多いでしょう。
高齢者が入居する介護施設はいろいろとありますが、その中のひとつに有料老人ホームがあります。
人それぞれ施設を決める際に、重視する点や選び方があると思います。
ここでは、どのような場合に有料老人ホームを選んだらいいのかということを、簡単にご説明します。

現在、多くの人が入りたがっている施設が、特別養護老人ホームです。
特別養護老人ホームに入居するためには、いくつか条件があります。
しかし入居希望者が多いため、たとえ基準を満たしていたとしても、すぐには入居できない状態が続いています。

それに対し有料老人ホームは、それぞれの施設の基準を満たせば、すぐにでも入居できるところが大半です。
そのため、できるだけ早く入居したいというときには、有料老人ホームが大きな選択肢の一つとなるでしょう。

また、特別養護老人ホームなどの介護施設は寝たきりの人などもいるため、最低限の生活をすることが主な目的です。
もちろんそれだけでも十分な場合も多いでしょうが、まだまだ元気でいろいろと活動したいという人も多いでしょう。

有料老人ホームは民間業者が運営していることが多く、各施設により、イベントやサークル、レクリエーションなどを提供していることが多いです。
設備も充実していますので、まだまだ人生をアクティブに過ごしたいという人には、こちらが向いているでしょう。

このように、特別養護老人ホームと有料老人ホームには、いくつかの違いがあります。
どちらが適しているか、選び方は人それぞれですので、自分に合った方を選びましょう。







18.入居するのが困難な特別養護老人ホーム



さまざまな種類がある介護施設ですが、特に需要があるのが特別養護老人ホーム、いわゆる特養です。
ほとんどの施設が200?300人の入居待ちといった状態で、すぐに入居するのは非常に困難と言われています。

一般的に、ほとんど人は、自分の親が要介護認定を受けてから、介護施設を探すことになると思います。
しかし、特別養護老人ホームは先に挙げたような状態なので、なかなかすぐに入居というのは難しいでしょう。

特別養護老人ホームの入居者は、要介護度が4?5の人が多く、それに対し要介護度が低い人は、入居の際の優先順位が低くなってしまいます。
そのため、入居するためにはかなりの長期間待つ必要が出てきます。
そういうこともあり、すぐに入居をするならば、有料老人ホームという選択肢があります。

少し前まではお金持ちが入居する施設というイメージがあった有料老人ホームですが、最近ではだいぶそのハードルも低くなってきています。
月額利用料を少し高めにしているところが多いため、入居一時金が低く設定されるようになりました。

また、有料老人ホームと一言でいっても、介護付、住宅型、健康型という3種類があるため、それぞれのニーズに合わせた選び方が必要です。
要介護の度合いや、その人の健康状態によってさまざまな選び方できるようになったため、選択肢の幅は広がっていると言えるでしょう。

特定施設入居者生活介護指定を受けている介護付有料老人ホームなら、スタッフが常駐して介護サービスを提供してくれるので、非常に心強いでしょう。







19.介護施設についての知識を身につける



ますます高齢化が進んでいる昨今の日本。
近年、65際以上の高齢者の数はどんどん増えており、全人口の25%以上が高齢者という超高齢者社会になってきています。

そのため、社会保障や介護施設、医療などへの関心も高まっており、増加し続ける高齢者のための介護施設の需要も高まってきています。

しかし、介護施設は種類も多く、それぞれの施設によって特徴やサービス、費用も異なります。
また入居するにも条件があり、誰でもが希望する施設に入れるというわけでもありません。
さらに、介護保険は保険料や支払額の計算も複雑なため、頭を悩ませている人も多いはずです。

自宅での介護をこのまま続けていった方がいいのか。
認知症の場合、どのような介護施設がいいのか。
などなど、介護に関する問題や不安もつきないでしょう。

そう考えると、まずは自分自身が最低限の知識を身につける必要があるといえます。
介護施設の種類や、在宅介護のサービスなど、多岐にわたる選択肢から、最も自分たちに合った選び方を考えましょう。

ひと言に介護といっても、介護施設だけではなく、在宅介護サービスにもいろいろあります。
訪問サービスであったり、通所サービス、短期入所サービスなどなど、さらにその中でも種類が分かれます。

まず考えるべきことは、現在の健康状態です。
要介護認定を受けている場合は、その度合いも正確に理解しておく必要があるでしょう。

また、介護施設に入居するにしても、在宅介護を受けるにしろ費用がかかります。
そのあたりを考えながら、後悔のない選び方を目指しましょう。







20.健康型有料老人ホームとは



近年、ますますニーズが高まってきている介護施設。
中でも老人ホームの需要は高齢化社会の影響もあり、どんどん高まっています。

老人ホームにもいろいろな種類があます。
その中のひとつで、自立した生活を送ることができる高齢者のための介護施設が、健康型有料老人ホームです。

自分で大体のことはできるので、介護の必要はないけれども、家事などをするのが煩わしいという人が利用することが多いようです。
施設のスタッフが家事をしてくれるので、サービスアパートメントのような感じですね。

入居に関する費用は、他の有料老人ホームと同じように、入居一時金と月額利用料がかかります。
最初に入居する際に必要になる入居一時金は、その施設によってかなり金額に幅があります。
まったくかからないところもあれば、1億円以上するというところもあり、それぞれの必要に合わせた選び方をしましょう。

月額利用料は、おおよそ10?40万円ほどが相場です。
介護付きの有料老人ホームに比べると、月額は低額であることがほとんどです。
また施設によっては、トレーニングルームや、露天風呂などが備え付けてあり、そのような場合は、入居一時金や月額利用料が高額になるケースが多いです。

入居のための条件は、原則として65際以上で、共同生活になじめる方というものです。
そして、健康型有料老人ホームならではの条件として、自立した生活ができるというものがあります。
そのため、介護や医療ケアが必要になった場合は、退去しなければならないことがほとんどです。

アクティブに生活を送りたいという方には、この健康型有料老人ホームがお勧めの選び方として挙げられます。

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