今日はもう私の胸の中でおやすみなさいな。

2006年06月02日(金) 2時20分
嫌われ松子の一生という映画を観ました。
前評判がよい、キャストが豪華、というのは、やはり見に行きたい気持ちにさせてくれますが、過度な期待をしてしまい、
何だよ、こんなもんかよ、
と素人のくせに思ってしまうわけです。

蜷川実花を思わせる色遣い
CGと実写がうまく組み合わさっていて、派手でポップなミュージカル調のシーン。

なかなか素敵です。いままでの映画の常識を打ち破ったという意味では。
でも・・・なにか引っかかってしまう。少し狙いすぎな感じ。
作り手の「ここで笑って!」という意図が見えてしまっては、面白いものも面白くなくなってしまう。
西田敏行さんとかだったら、それでも笑ってしまう不思議な魅力があるんだけれど。


でもこの映画、やっぱり何かひっかかる。いい意味で。
自分は松子のように自分の感情と行動がそのまま一致しているような生き方ができないけれども、
愛されたいと願う心の奥の部分で、本当は物凄くにているんじゃないか?という。

そんなことを考えながら家路をたどり、部屋に着いて誰もいない暗い空間に灯りをつける。
結局1人で最期を迎えた松子と自分が重なる。
それでも松子と比べてやはり自分は聞き分けが良すぎる生き方をしてきたので、薄っぺらな人生を歩み、死んだあとも誰にも思い出しては語られるようなこともなく、あぁ、そんな人もいたっけか、と記憶の彼方に葬られてしまうのではないか、というような、妙な孤独感に包まれたのです。

こんな事を考えてしまうのは、私が実は相当寂しがり屋だからなのでしょう。

手がかかる子ほどかわいい、とテレビドラマの教師は言います。
ならば真面目に素直に聞き分けよく生きてきた私は、結局好き勝手わがまま放題言ってやりたいように泣きながらでも生きる人には叶わないんじゃないでしょうか。

頑張って損した、と言うわけではないけれど、その場で嫌われることを恐れすぎていた私は、もう少し、自分の思ったように生きて、今は理解されなくても、あとでほほえましく思い出してもらえることの方がよっぽど幸せだったかもしれない、と思いました。
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