ASAKIだけど佐川

August 31 [Wed], 2016, 23:38
今のところ、インプラントの歯根部はチタン製が主流です。骨になじんで比較的安定しやすいため、材質やコーティングの進歩によって、アレルギーもほとんど起こらなくなっています。治療を始めるにあたっては頭部CT、あご周辺のレントゲン、口腔内検査といった十分な検査を行い、結果を検討した上で初めて治療開始となるので安全性を確認しながら治療を受けられます。それから、治療後には、メンテナンスを欠かさず継続することで安全で、快適な使用が続くことを期待できます。
インプラント治療を考えているなら、最も重要なのは検査からメンテナンスまで、安心して任せられる歯科医に出会えるかどうかです。治療に必要な技術を身につけていることはもちろんですが、手術前に行う検査や、治療方針をどうするか、アフターケアに至るまで全ては歯科医の裁量にかかっており差は大きいと断言できます。この治療は、歯科医の技量が、治療成績を大きく左右する治療法だということを理解してください。できる限りよく調べて、歯科医を決めることが治療の成否を決めるのです。
インプラント治療を掲げている歯科医院で、外来で行う普通のインプラント治療の中でも、院内感染の心配はあるものです。いくつかの候補の中から歯科医院を決めると思いますが、院内感染対策をどうしているかきちんと知ることがキーポイントの一つです。院内感染防止は歯科医院でも重要な問題と認識されているため、方策についてホームページ上で具体的に示している歯科医院も当たり前のようになっていますから、そこで調べるのも良いでしょう。
一口にインプラント治療といっても、大きな3つの関門があります。まずは人工歯根をあごの骨に埋め込みます。人工歯根があごの骨、及び周辺組織と結びつき、固まるのを待って、第三段階として歯根の上にアタッチメントをつけて、さらに義歯をかぶせるというプロセスをたどります。この中では、人工歯根があごの骨に定着するまでに時間がかかり、定期的に検査をしながら、2ヶ月から6ヶ月の期間を必要とします。インプラント治療の開始から、本格的な義歯を入れるまでに全部で3ヶ月から10ヶ月かかることを覚悟しましょう。
高額なインプラントは、一体何年くらいもつのかというと、長く使っている症例は多くないのが現状ですが、歯科医の指導に従い、メンテナンスを欠かさなければ自前の歯と同じレベルの耐久性を保てるというのが多くの意見です。ということは、日頃のケアを欠かさなければ長期間トラブルなく使うことも可能ですが、ひとたびケアを怠ればすぐに歯周病などのトラブルが起きてしまうと思ってください。
全てのインプラント患者にとって、治療費の高さは重要な問題ですね。現実には、治療費といっても地域や、歯科医によってずいぶん違っています。何しろ、ほとんどが自由診療なので、歯科医院の裁量で、治療費を決められるのです。大まかな相場はありますので、心配しないでください。インプラント一本を埋め込んだ場合、30万円から50万円くらいが相場だと押さえておきましょう。
インプラント治療には隠れたメリットがあります。仮歯を入れてから、義歯だといわれることはたぶんないでしょう。あごの骨とくっつき、歯茎から生えた人工歯なので、見た目もとってつけた感じにならず、自分から、義歯だと他の人に明かさないでいればいかにも義歯だと思われることは考えなくて良いのです。自然な見た目を重視している場合、この治療方法を選ぶべきでしょう。
代表的なインプラント適用のケースは、他の健全な歯を傷つけるのは避けたいなどの要望があるケースです。ブリッジ治療で考えると、両隣の歯を削って支えを作らなければなりませんが、インプラント治療では、歯根部から人工的に再生するので失った歯を直接再生する治療と言えます。他の歯に影響を与えずに、失った歯を再生したいと考えている患者さんには、インプラント治療を優先して良いでしょう。
どんな治療法にもリスクや問題はありますが、インプラント治療の最大のリスクは失敗すると、やり直しが非常に困難な治療だということです。他の入れ歯やブリッジ、クラウンといった義歯と違う点として、インプラントをあごの骨に埋入し、組織を作って定着させる治療なので万が一、人工歯根があごの骨に定着せずインプラントの定着がみられなかった場合、再度、大がかりな手術を行っていったん削ったところをさらに深く掘ることになるのです。また、あごの骨を掘ってインプラントを埋入するため、手術時に神経を損傷する危険を伴います。
インプラントが虫歯になることは絶対ありませんが、だからといってメンテナンスは自分の歯より楽とは誰も言っていません。小さな損傷を放置すると全体が傷んでくることもありますし自身の歯と同様、プラークコントロールができていないと歯周病で、インプラントを維持できなくなることが考えられます。自分の歯のお手入れと同じように歯科医、衛生士に言われたことをしっかり守って毎日のケアで口腔内の清潔を維持してください。その上で、定期的に歯科医院でメンテナンスをしてもらえば完璧です。
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