足を踏み入れつつある

February 21 [Fri], 2014, 23:41
誰もが他人と同じ「透明性」を生きなければならないという無言の圧力に晒されている(犯人の少年も自己の「透明な存在」について語り、それが一部の人々の共感を誘った)。一九八○年代から各地で開発されてきた大都市郊外のニュータウン。事件のあった須磨ニュータウンにも共通してい社会が心理学化する時代には、「心」にまつわる流行語がほかにも数多く世間に飛び交う。「心の闇」ということばもそうした流行語のひとつだ。一九九七年の神戸の事件以来、衝撃的な少年犯罪が世間を震憾させる度に、このことばがいたるところで呪文のように唱えられてきた。しかし、「心の闇」とは何だろうか。このフレーズにどのような意味を与えうるのだろうか。かくも人口に贈炎したことばでありながら、私たちはまだその意味するところを正確に把握しているとは言いがたい。私たちは再び催眠の時代へ、しかも大規模であからさまな暗示がカタストロフィックな効果をもちうる時代へと、足を踏み入れつつあるのかもしれないのである。深く検討しなければならない。
永続的関係は難しい



強く語りかけてくる

December 13 [Fri], 2013, 12:18
ウィリアム・ライオンズは「英国自動車産業への貢献」を顕彰されて叙爵された。自分で会社を興して三十四年。「サー・ウィリアムズ・ライオンズ」となったのである。ジャグァーに開眼したのは、一九八六年である。当時のオースチン・ローパー・ジャパンからニューカーで買った一九八五年型XJシリーズE。総排気量5344αのV型ロ気筒エンジンを積んだ濃紺の4ドアサルーンである。全長4960ミリ、全幅1770ミリ、全高1370ミリ、VUの最高出力295m、最大トルクは432h。ホイールベース2865ミリ。トランスミッションはGM製のターボ・このATは3速ながら恐ろしくスムーズで、当時自動車メーカーが興味を示していたATの多段化にどんな意味があるのか、理解できなかったほどである。ハイドラマチック3AT。XJUは全長5メートルであるのに、室内はタイトでパーソナルな気分をつくりだす。これは現代のジャグァーにしっかりと受け継がれた美点である。XJUは、どんな疲れたときでも、乗れば癒やされるしつらえだった。所有してみて初めてわかることだが、ジャグァーはドライバーに対して、極めてメッセージを多く、そして強く語りかけてくる車である。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:かきちゃん
読者になる
2014年02月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/ucwkwiod/index1_0.rdf