「神を見た」川口能活−2008年W杯のとき書いたやつ。 

July 13 [Sun], 2008, 20:18

神を見た。






誰もが点を失うと思ったその瞬間


彼は、ボールを止めた。


ゴールに向かうボールを、彼ははじき返した。


日本代表、背番号23番、


川口能活。


清水商業出身だ。


何度も何度も日本ゴールを脅かす敵のシュートを


時にはキャッチし、時にははじき、時にはパンチングし、


自分の存在を誇示するかのように守ってきた。


シュートを、FKを、PKを・・・・




彼は幼少の頃、「1番」だという理由でGKという
ポジションを選んだ。


安易かもしれない。


しかし、「1番」であることは、プライドの高い彼にとって
重要であり、守りたい地位でもあった。


チームのゴールを守っていくうちに、そのポジションへの
プライドを持った。


「もっと守りたい」


そう思った。


自分のチームの勝利のためか、自分の地位のためか、
プライドのためか・・・・



チームの最後尾で試合の行方を見守り、味方を叱咤激怒する彼の目には

何が映るのか。





イージーなミスが原因で、代表戦で姿を見ないとこも何度もあった。


海外へフィールドを移し、上手くいかずに悩み苦しんだこともあった。





川口はもうダメだと、

思われたかもしれない。




しかし、彼は還ってきた。


自分の守りたいゴールがあるフィールドへ。


守るべきゴールがあるフィールドへ。






諦めない。






時には邪魔したプライドの高さが、彼を救ったのだろう。






そして彼は見つめる。






味方を。

ボールを。

相手を。

試合を。

そしてその行方を。






日本代表、背番号23番、

川口能活。




日本の、守護神。



彼の望んだその番号を、私は彼に拍手と共に送りたい。





守護神だけが付ける、






「背番号1番」を。



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