ふたりの最大公約数

September 28 [Wed], 2011, 2:43







焦り 不安 憤りばっか なんか感じていた日々もあったな

でもあなたがいてくれたから その笑顔が温かかったから


歩いて来れたんだね 横に並びつかんだ手

この過ごした時間さえ・・・ってなんかね 今はまだただ照れるね


体中に風を集めた僕ら 支えきれない悲しみも

あなたが居たから 笑顔にできた


無邪気に奏でた不協和音は いろんな世界を見てきたんだ

気が付けばいつの間にかそれが 僕らになってた


本気で悩んで 本気で生きて

本気で泣いて 本気で笑って

今がある 胸を張れる






2011年 9月17日

彼と、彼の親友と、わたしの親友と。
Wカップル4人で旅行に行った明け方AM4:00、彼からプロポーズを受けました。
あと2日で付き合って3年8ヶ月。
まったく予想だにしないタイミングで、その時はきたのです。

16日の仕事帰り、
車で職場に迎えに来てくれた3人と共にレンタカーで群馬に向かいました。
利根川の川辺にある親友の別荘です。
車内ではバカ話をしたり合唱したり、深夜なのにハイテンションのままあっという間に群馬に到着。
コンビニでお酒やお菓子、人生ゲームを買い込んで別荘に到着。
すでに深夜1:00だったにも関わらず、
乾杯をして飲んで食べてグダグダしながらも人生ゲームをしていました。

明け方4:00にゲームが終わると、
すでにパジャマ+メガネな私は眠くて仕方がないので迷いもなく就寝のスタイルへ。
しかしそこで彼がいきなり「おい!お前、散歩に行くぞ!」とグズるわたしを強引に外へ。
“あぁ、昔サークルの夏合宿でもこうやって抜けて合宿所の屋上に寝そべって星を見に行ったことあったなぁ”
なんてロマンチックな回想に浸る余裕がないほど、眠気に襲われていた私は、
利根川沿いを履きなれない別荘のサンダルでズルズルと歩きながらグズっていた。
彼は「あの二人に気を遣って抜けてきてやったんだ!20分くらい時間を稼げばいいだろ!」と得意げに言う。
「確かにそれはそうだね。じゃあ、20分くらい辛抱してやるか!」と飲み込んだ私は、
目の前の明け方のモヤがかった濁流の利根川をぼーっと見つめながら彼の肩に頭を寄せていた。

ふと、無言の時間がつづき、お酒もまわってきて本当にトローンとしたそのとき、
急に彼が持ってきたバッグから白い封筒を出し、
「そういえば、お前に話があるんだった」と言った。
それでも真っ先に私の頭をよぎったのは、
“まさかパジャマの露出が激しいというクレームか?!”
という実にどうでもいい思い込みであり、それくらい、予感はなかった。

ほろ酔い寝ぼけたまま、白い封筒をぼんやりと開けた。
銀の掘り込みで“THANK YOU”とあるシンプルなメッセージカードの表紙が出てきた。
「なにこれ?!」
と言いながら、中を開くが白紙だった。

“まさか ... ?!?!”
と少し予感を感じつつもまだまだ「なになに?!」と質問攻め。
するとメッセージカードの下にあるまぁるいカードが目に入ってきた。
指輪の形をしていた。
そのときは気が付けなかったけれど、後々よく見ると、私の誕生月の4月 ダイヤモンドだった。

そこで初めてハッとして、事の重大さに気が付いた。

すると彼が両手で私の肩を掴み、彼と私は向い合せとなった。
「俺と、結婚してください」
お酒のせいか、一大決心のせいか、
彼の目は今までに見たことのないくらいどっしりと座っていて、
そして少しうるっとしていて、
まっすぐに私の目の奥を見据えていた。

私はというと、
“今、まさに、これがあの、夢にまで見た瞬間なのか!”
とまだ突然すぎる出来事に頭がついていくのと整理するのとで精一杯。
もちろん、即答で“ハイ”と返事をすると決めていたのだが、
“なに?!これ、いま私がハイと言ったらもう婚約成立なの?!こんな、一瞬の出来事なの?!”
という感じでわたしの人生の転機は訪れたのだった。

あまりの衝撃に、
「えっ?!信じられない!」を繰り返してしまった。
動揺しながらも「ハイ」はきちんと言った。

彼は、「あまり贅沢してやれないかもしれないしこの先どうなるかも分からないけど、俺、頑張るから。幸せにするから。一緒に乗り越えよう。」そんなことを言っていた、と、思う。
正直言うと、ここからはパニックであまり記憶がない 笑
とにかく「うそ!実感が湧かない!」を繰り返すかわいげのない私 ... 。
あまりにうるさいので、彼が、「じゃあ、とりやめるか?笑」と言ってくる始末。
だって本当に、驚いたよ。


結婚を報告した友達には、
「一緒にいても、わからないものなんだね」
って言われたけれど、
本当に私、微塵も感じなかった。

ましてや記念日も誕生日も通り越していたので、
次のイベントと言えばクリスマスか来年の4年記念日かななんて思って
この秋は気楽に構えようと思っていたからかな。
いつもは分かりやすく、私を驚かせるようなことは決して出来ないバカ正直で素直な彼に最後の最後にやられた感じ。


返事をした後、
彼がわたしの手を強く引っ張ってぎゅっと抱きしめてくれた。
その力と体温と息使いを、きっと私は一生忘れないだろう。
カードも白紙だし、約4年付き合っても長ったらしい前置きもなかった。
でも、カードに書き表せなかった、言葉にまとめられなかった私たちの濃い4年間を何よりも一瞬で感じることが出来た。
そして私は言った。
「贅沢なんてしなくてもいい。二人が健康に、家族が健康に、笑いに溢れて、シアワセに暮らせたらそれだけでいいから。そういう人生を送りたいよ。」
まるで今ここで生活をしている自分と同じ人間が言ったとは思えない、大人びた誓いだった。
自分で自分に驚きを隠せない。



こんなまったくの予期しないサプライズ プロポーズだったので、
なかなか実感に至ることが出来なかったのは本当。
部屋に戻って、二人に報告をしても、そう。
一夜明けても、そう。
もうあの夜のほんの一瞬の契りで一瞬にして彼と私は婚約者になってしまったのだ。
プロポーズというのは、往々にして、一瞬で迎える人生の転機である。

彼は
「泣き崩れるかと思った」
とひたすら言っていたが、私はニヤニヤ笑うだけ。
驚きはあったものの、それくらい、私にとっては前向きで当たり前のことになっていたのかもしれない。
「まぁ、俺たちらしくていいか」
と、自己完結していた。


本当に実感し始めたのは、
旅行から帰って翌日彼と別れて一人で電車に乗ったとき。
再生したiPodから流れてきたのは偶然にもケツメイシの“幸せをありがとう”。
その瞬間、コンマ0秒で条件反射的に暖かい涙が頬を伝った。
そのとき初めて、“あぁ 結婚するんだなぁ”と実感した。





寄り添う二人の 幸せを願うように

寄り添う幸せな 二人の笑顔の日


いつもそばにいてくれた 支えてくれた つらくても笑顔絶やさなかった

それで分かった

俺に大切なのは君のこと


そんなくさい言葉も 溜めた涙も君のためだと

この場所で誓いたい 誓いあいたい

今 君と僕の幸せを






暖かい木漏れ日のさす列車の中、
少しうとうとしながら聴くケツメイシは最高にやさしくて、くすぐったかった。
こんなやさしい気持ちでこの歌を聴けるときがくるとはね。

4年前の2007年9月20日、私は彼に告白をした。
彼女のいる彼に、“友達としての私”の終止符を打って恋愛対象として見てもらうための決意をした。
本当の意味で、二人が始まった日。

4年振りに迎える秋は、とびっきり幸せでとびっきり切ない。
旅行から帰り、一大決心をして家族に伝えた。
事前に前振りをしないと言いそびれそうな自分がいたから、
いつもの帰りのメールのときに「帰ったら二人に話があります」と付け加えて。
帰宅すると、母はお風呂に入っていた。
30分ほどソワソワしながらあがるのを待つと、
「あ、帰ってたの。ごはん食べる?」
と夕飯を出してくれる。
わたしも何食わぬ顔で食べ、
いつものようにテレビにチャチャを入れ、食器を洗い、一息ついた。
母はパソコンをいじったと思ったらすぐに布団に入る。
話すタイミングを与えてくれない ... これは母親の勘で感じ取っているのだなと私もすぐに悟った。
二階から何食わぬ顔をして妹が降りてくると、いよいよ私は「二人に報告があります」と切り出した。
報告をすると、
妹は“やっぱり”という表情でニヤリとしまたパソコンに向かった。
母は「あら、よかったじゃない。」と寂しげに言うといろいろと質問攻めをしてきた。
一通り話が終わると、
「でも寂しくなるわぁ〜〜〜!ねぇ!」と妹に投げかけ、
「ついていっちゃおうか!ね!」
「近くに住みたいわよねぇ、千葉寄りにしてくれない?」
とまだ何も決まってないのも分かっているくせに鼻声で何度も何度も言う。
そんな母を見ると寂しくなって、
私はその後のリビングの沈黙に耐えられずドラマの録画を黙って観ていた。

今までずっと、16年間、女3人で生活してきた。
紆余曲折いろいろあった家族だけど、
それでもなんとか絆を深めて気ままにやってきた親友みたいな3人だった。
私も、寂しいよ。
彼と結婚したいという気持ちと、このまま一生3人で暮らしたいという気持ちがここ数年はずっと入り交ざっていた。
ついにそのときが迫ってきた。

彼に家族に報告したことを話すと、
空気感を感じたらしく彼までしんみりしていた。
報告のその場はなんとか涙をしのげた私だったが、
彼にそのことを話しているとドンドン涙が込みあげてきて我慢ができず泣いてしまった。

家族は、一生家族。
もちろん頭では分かっているし、離れ離れになるわけじゃない、そんなの分かってる。
でも実質、
同じ空間で同じように暮らすことが出来なくなるという16年間の日常が覆されるその時がくるのが、
今は寂しくて寂しくて寂しい。


きっとこれからも、いろいろなステップがある。
すべての物事を二人で受け止められたらそれは心強いことだけれど、
それでも一人で向き合わざるを得ない出来事があるだろう。
でも私には、4年間、心の支えとしてそばにいてくれた人がいて、これからも、そばにいる。
夢でもなくて、未来でもなくて、今、ここで現実になっている。
それだけは忘れないように。
ずっとずっと、互いを支え合えるように、それぞれしっかり立っていこう。
終わりじゃなくて、始まりだから、笑顔でいよう。
わたしたちらしく、笑顔で。









ずっとずっと心にあるんだ だからこそ伝えてみたいんだ

ありがとう ... “これからもありがとう”


ここに立ってる僕たちが今 輝けるのは君がいるから

2人でいる ずっといる


今までを力に変えて 変わらぬ愛で包み込んだら

永遠が ほら永遠が

僕と君だけに生まれたんだ


Love Love for you !







P R
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