岩上が深澤

September 01 [Thu], 2016, 0:17
今のところ、インプラントの歯根部はチタン製が主流です。金属の中では、骨との親和性が高い方で金属アレルギーも起こりにくい素材の一つです。インプラント治療の適用には、頭部のCT検査をはじめ、様々な角度からのレントゲン、口腔内検査等、いろいろな検査を実施し、その結果を見て初めて治療開始となるので患者の意見や疑問も十分聞き入れて治療を行えます。それから、治療後には、メンテナンスを患者と歯科医が連携して進めていくことで、より快適に、長期間使えるようになるのです。
インプラント治療を考えているなら、最も重要なのは自分にとって一番良い治療をしてくれる歯科医を見つけることです。最新の治療を実施できる技術があることは言うまでもなく、埋入手術までの検査、治療、手術後のケアなどでも歯科医の腕次第で差は大きいと断言できます。インプラントは、他の治療に比べても、歯科医による結果の差が大きい治療法だということを理解してください。とにかく入念に、歯科医選びをすることがその後の快適なインプラント生活を決めると言って良いでしょう。
インプラント治療を掲げている歯科医院で、外来で行うごく一般的なインプラント治療でも、院内感染が起きないと言えません。その点を踏まえ、歯科医院選びのときに、感染症対策にどのように取り組んでいるか調べることがキーポイントの一つです。近年、院内感染への関心が高まっていることもあり、予防策をホームページ上で具体的に示している歯科医院もどんどん増えているので、調べるときは参考になるでしょう。
インプラント治療はどのような流れかというと、大きな3つの関門があります。最初に人工歯根を、歯茎を切り開いてあごの骨を掘ったところに埋め込みます。それからあごの骨や周辺組織と人工歯根がしっかり結びつくのを待ち、歯根と義歯の間をつなぐアタッチメントをつけ、義歯をかぶせれば使用可能です。という段階を踏みます。時間を要するのは、人工歯根の周りに組織ができて骨にしっかり定着するまでで定期的に検査をしながら、2ヶ月から6ヶ月の期間を必要とします。このため、インプラント治療を始めてから義歯を使えるようになるまで、全部で3ヶ月から10ヶ月かかることを覚悟しましょう。
費用がかかるだけに、インプラントの耐久性が気になります。実際のところ長く使っている症例は多くないのが現状ですが、日頃のケアと、定期的なメンテナンスによって本来の歯同様の耐久性を得られると考えていいようです。すなわち、自分の歯と同じようにしっかりケアすることにより長い間自分の歯と同じように使えますが、ひとたびケアを怠れば維持できなくなる異常も起こりうると思ってください。
皆さんがインプラント治療に取りかかる前、治療費の高さは重要な問題ですね。ちょっと調べればわかりますが、治療費は歯科医院ごとに大きく異なります。保険適用外がほとんどであるインプラント治療は、金額は歯科医院次第です。大まかな相場はありますので、心配しないでください。インプラント一本の場合、安くて30万円ほど、高ければ50万円ほどが相場だと押さえておきましょう。
インプラント治療には隠れたメリットがあります。仮歯を入れてから、義歯だといわれることはたぶんないでしょう。根元から再生しているので、見た目は自分の歯と同じように自然な感じを保てるのでこの歯はインプラントだと自分でいわなければ義歯を入れたと気づかれることはいちいち考えなくて良くなります。費用や期間より、見た目重視の方にとって優先したい治療方法ですね。
代表的なインプラント適用のケースは、他の健全な歯を傷つけるのは避けたいなどの要望があるケースです。例えば、ブリッジで義歯を入れようとすると両隣の歯を支えにするため、一回り削る必要がありますが、これが、インプラントの埋入なら周辺の歯には関係なく失った歯だけを再生できます。両隣の歯を削って支えにするのはもったいないという要望がある場合、歯科医からインプラント治療をすすめられるはずです。
どんな治療法にもリスクや問題はありますが、インプラント治療の最大のリスクは失敗すると、やり直しが非常に困難な治療だということです。他の入れ歯やブリッジ、クラウンといった義歯と違う点として、人工歯根とあごの骨を結合させてしまうので万一、人工物のインプラントと自分の骨が周辺組織によってなじむことなく骨の中にインプラントが埋まらなければ普通は再手術しか手段はなく、骨をさらに削って修復するという治療しかなくなります。それに、埋入手術の際には埋入部分周辺の神経損傷というリスクもあるのです。
インプラントが虫歯になることは絶対ありませんが、だからといってメンテナンスは自分の歯より楽とは誰も言っていません。インプラントを維持するためには、小さな異変でも放っておけませんし、食べかすが歯垢となり、炎症を起こすと当たり前のことながら、歯周病の危険性もあります。残存している歯と同様に歯科医に指示されたブラシなどがあればそれも使い、毎日のセルフケアを怠らないことが大切です。また、定期的な歯科医のメンテナンスが絶対欠かせません。
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