「LH比」〜動脈硬化予防の新指標
2009.09.08 [Tue] 15:07

動脈硬化を予防する指標としてコレステロール値があります。
 LDLコレステロール(悪玉):140以下
 HDLコレステロール(善玉):40以上
この値が標準値とされてきましたが、この値内でも心筋梗塞や脳梗塞を発症する症状があることが問題になっていました。

“奇跡の生還スペシャル”というテレビ番組で特集されていましたが、「LH比」という指標が動脈硬化を予防するのに重要なのだそうです。

そもそも、動脈硬化の主原因は、血管の壁に悪玉コレステロールLDLが付着することです。
そこで、今まではLDLの値を下げることが言われてきましたが、どうやらそれだけでは、発症を防ぐことができないことが分かってきました。

血管の壁に付着したLDLを取り除く作用のある、善玉コレステロールHDLが低いのもリスクになるのです。
よって、LDLをHDLで割った値である「LH比」が重要になります。

「LH比」の理想的な数値は1.5未満です。

虚血性心不全(心疾患)を発症してカテーテル治療をした宍戸錠さんの入院時のLH比は2.0、脳梗塞を発症して薬物治療で血栓を溶かした大山のぶ代さんのLH比は3.1でした。
いずれも、LDLとHDLの値は標準値内だったのですが、LH比は高めだったのです。

また、糖尿病も脳梗塞を引き起こす危険因子です。

心臓カテーテル手術の名医、北九州市の小倉記念病院 延吉正清院長は、LH比を1.5未満にすることで血管を若返らせることができると言っています。

この延吉正清先生は、日本で初めてステント手術を成功させた医師で、心臓カテーテル手術だけでも年間2500件ほどの実績を持つスーパードクターです。

コレステロール値を改善させる方法


では、LH比を改善させるためにはどういった方法があるのでしょうか?
一つは運動療法です。

番組ではサイクリングを紹介していました。
サイクルライフアドバイザーであり、健康管理士として活躍している「絹代」さんが自転車フィットネスを提案していました。

効率的に脂肪を燃焼させるためには、自分に合った心拍数のゾーンの中で自転車に乗ることが重要だそうです。
自分に合った心拍数を調べるためには、サイクルコンピューターを使用して心拍数を計測します。

目標心拍数は、次の計算式で計算します。
 (230-年齢-安静時心拍数)×0.5+安静時心拍数

HDLを増やすには、一日30分以上週2時間以上の有酸素運動が必要なのだそうです。
そして、運動を10分増やすごとに1.4HDLが上昇します。

運動療法と対になるのが食事療法です。
LH比を改善するのに効果的な食材は、まず魚のDHA・EPA。
血液をサラサラにする働きがあります。

大豆イソフラボンも、心筋梗塞のリスクが減るので、納豆や豆腐を積極的に食べるべきです。

そして、食物繊維はコレステロールの消化吸収を抑制してくれます。
カロリーゼロの海藻がおすすめです。

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