今の中国は40年前の日本か?
2010年08月01日(日) 16時59分
今年の5月から上海万博が開催されていることもあって、1970年の大阪万博が開催された当時の日本と現在の中国との類似性を指摘する意見をよく聞きます。
確かに、一人当たりのGDPや、東京オリンピック--->大阪万博、北京オリンピック---->上海万博、モータリゼーションの急速な進行など類似点はたくさんあります。
しかし、40年前の日本と現在の中国を比較して大きく違うことがあります。それはライバルの存在です。
40年前の世界では、日本が新興国として突出していて、日本のライバルと言えるような新興国は存在しませんでした。しばらくしてから、フォードラゴン(四つの龍)と言われる、香港、シンガポール、台湾、韓国が登場しましたが、日本の優位性は長い間崩れませんでした。(現在では、このフォードラゴンに追いつかれたり、追い抜かれたりした分野がかなりありますが・・・)
それに対して、現在の中国には多くのライバルがいます。人口の面や経済の発展段階からから言えばインドがその筆頭でしょう。中国は、これまで世界の生産工場でしたが、そのかなりの部分を、安い人件費などを武器に今後インド・バングラディシュ・パキスタンなど南アジアの国々が奪うことが予想されます。
もちろん、その他にも中国のライバルはたくさんいます。
40年前の世界は、現在ほどグローバル化していませんでしたから、コストが安い地域への工場などの移設も今ほどドラスティックではありませんでした。また、世界の約半分が、がちがちの社会主義(共産主義)の国々で、グローバルな市場経済に組み入れられていませんでした。したがって、日本は強力な競争相手とぶつからずに済んだのです。
そのため、日本は1990年のバブル崩壊まで、独走し繁栄できました。
それに対して、現在は、中国・ロシアだけでなく、東欧や中央アジアの社会主義(共産主義)の国々の多くが市場経済を採用し、グローバルな競争に進出しています。どの国も中国同様、貧しさから脱出するために、グローバルな市場経済の中で奮闘しています。
また、40年前には影が薄かったイスラムの国々も台頭してきています。中東の産油国もそうですが、マレーシア・インドネシアをはじめとするアジアの国々や成長著しいアフリカの国々の多くもイスラムです。
つまり、中国はようやく一人当たりのGDPが3000ドルになった段階で、既に多くのライバルと戦わなければならないのです。
中国がこの激烈な競争に勝ち残り、先進国の仲間入りをすり可能性はそれほど多くないと考えています。
確かに、一人当たりのGDPや、東京オリンピック--->大阪万博、北京オリンピック---->上海万博、モータリゼーションの急速な進行など類似点はたくさんあります。
しかし、40年前の日本と現在の中国を比較して大きく違うことがあります。それはライバルの存在です。
40年前の世界では、日本が新興国として突出していて、日本のライバルと言えるような新興国は存在しませんでした。しばらくしてから、フォードラゴン(四つの龍)と言われる、香港、シンガポール、台湾、韓国が登場しましたが、日本の優位性は長い間崩れませんでした。(現在では、このフォードラゴンに追いつかれたり、追い抜かれたりした分野がかなりありますが・・・)
それに対して、現在の中国には多くのライバルがいます。人口の面や経済の発展段階からから言えばインドがその筆頭でしょう。中国は、これまで世界の生産工場でしたが、そのかなりの部分を、安い人件費などを武器に今後インド・バングラディシュ・パキスタンなど南アジアの国々が奪うことが予想されます。
もちろん、その他にも中国のライバルはたくさんいます。
40年前の世界は、現在ほどグローバル化していませんでしたから、コストが安い地域への工場などの移設も今ほどドラスティックではありませんでした。また、世界の約半分が、がちがちの社会主義(共産主義)の国々で、グローバルな市場経済に組み入れられていませんでした。したがって、日本は強力な競争相手とぶつからずに済んだのです。
そのため、日本は1990年のバブル崩壊まで、独走し繁栄できました。
それに対して、現在は、中国・ロシアだけでなく、東欧や中央アジアの社会主義(共産主義)の国々の多くが市場経済を採用し、グローバルな競争に進出しています。どの国も中国同様、貧しさから脱出するために、グローバルな市場経済の中で奮闘しています。
また、40年前には影が薄かったイスラムの国々も台頭してきています。中東の産油国もそうですが、マレーシア・インドネシアをはじめとするアジアの国々や成長著しいアフリカの国々の多くもイスラムです。
つまり、中国はようやく一人当たりのGDPが3000ドルになった段階で、既に多くのライバルと戦わなければならないのです。
中国がこの激烈な競争に勝ち残り、先進国の仲間入りをすり可能性はそれほど多くないと考えています。
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