火にあたりながら、三島少尉と話をしていた。

2006年04月15日(土) 13時42分
4月15日
 飯がすむと、さっそく林中尉が、部隊へ帰る用意をせい、8時のバスで帰ろうと云う。えらいことになったと思ったら、よるは、又寝に帰るのだと云うので、安心した。
 部隊の動員室で、一日仕事をしていた。ひるめしの伝票がどこからも切ってなかったので、喰いはぐれた。中隊へ帰ると、佐藤伊作君がめしを半分くれた。
 又、めしを食べそこなうといかぬと云うわけで、ぼくだけ一足さきに、吉沼へ飯の心配をしに帰ることになった。その途で、こないだの娘さんの家へよってみた。たまごを2つくれた。
 帰ってみると、飯はなかった。頼んで、すこしものにしたが、それだけでは足りそうもないので、米をもらってきて炊いた。おかずの肉と、帰り途にぬいてきたニラと醤油を入れて、うまいやつを作った。
 風呂にも行かず、火に当たりながら三島少尉とはなしをしていた。三島少尉の口は大きくて、紅く、よだれが絶えずそれをうるおしている。兵隊にはなく将校にある特権を、ぼくの前でふりまわしたがる。
 こちらが外に出られないと思って、ちょっと出て、十一屋の女中さんでも、からかってこようか、竹内お前も一緒に行くか、しかし、お前は出られんであかんのう。こんなたぐいである。あほらしなったり、くやしなったり、する。
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