残酷 

March 11 [Thu], 2010, 18:46
「人を殺してしまう遺伝子がね、必ずしも劣性だとは限らない」
「どういうこと」
「人を殺してしまう遺伝子はね、優性で遺伝することもあるんだ」
「どういうこと」
「子供を残さず死ねということ」

「なぁんだ、そういうことか」

(無題) 

February 05 [Fri], 2010, 20:13
 生物学者です。
 私には、なんでもかんでも生物の行動として認識する癖がついています。
 赤ん坊が泣いたら「親の気をひくため」。恋愛沙汰も「ヒトって万年繁殖期だし」。平安時代の通い婚も、「雄なんだから色んな雌と子孫を残すのは当たり前」。
 ヒトも一種の動物なんだから、何も不思議なことはありません。本能ですから。
 ところが最近、彼に浮気をされました。
 妙にイラッとしたのを覚えています。


(ああ、私も人間だったんだ)

過去・現在・未来 

November 15 [Sun], 2009, 20:16
「過去に縛られるな」とか「未来志向」とか、色々な言葉があるけれど。


私達には現在の一択しかないのだ。

それでは生きられない。 

November 14 [Sat], 2009, 19:59
まっさら過ぎる雪面は綺麗すぎて踏むのを躊躇う。
足跡だらけで踏み固まった雪には興味を無くす。

適度にばらけて散在しているのがいい。


嘘の中にホントを入れるとリアリティが増す。
私達はそういうリアルの中で生きている。


白よりも黒よりも、灰色が気持ち良い。

 

October 09 [Fri], 2009, 10:26
全てが終わる、少し前。

紅葉も緑も、キンモクセイの香りも鮮やかで、実を結んだ柿は優しいオレンジ色。

あと少しすれば全てが無くなってしまうと分かっているからこその、不思議などきどき。

その道の終末付近で道を覗く 

October 09 [Fri], 2009, 9:43
人間同士が綺麗に一列に並んで、お互い背を向けて立っては揺られている。

背中の壁に囲まれた、次の車両への道のなんと狭いこと。

悔やむ必要は無く 

September 26 [Sat], 2009, 12:52
学校の敷地内を、ジャージ姿でだらだらと歩く高校生を電車の窓から見た。
部活動が大変だったのか、少しくたびれているようにも見えた。
友達と並んで、愚痴でも言いながら歩いているのだろうか。
彼らはきっと、今が一番若くてキラキラしていて、何にでも打ち込める時期なのだと知らないでいるのだろうなと思った。


それを通り過ぎた者だけが、その価値を知っている。

大学生の私を見て、社会人は同じように思い、社会人の誰かを見て、定年した誰かがまたこう思うのだろう。


それを通り過ぎた者だけが、その価値を知っている。
通り過ぎた者だけが、その価値を分かっている。

けれど通り過ぎた者だけが、その価値を噛み締めて懐かしみ、思い出に浸りながら助言をしてやれる。

夢の戦場か、戦場の夢か 

August 12 [Wed], 2009, 0:48
 夢の中で訴える。
「もう私を殺さないで」
 自分はいつもうなずいてしまう。
「もう殺さないよ」
 しかしすぐに命令が下って、自分はその子を殺してしまう。
「うそつき」
 自分は優しく微笑む。
「そうだね」

 もう一度死んでいるのに、昔戦場で出会ったその子は何度も何度も殺される。

静かな時間・水 

August 09 [Sun], 2009, 21:57
 静かに、音も立てずに水がコップに注がれていく。ゆっくりゆっくり、静かに静かに。
 長い時間をかけて、水はコップの縁にたどり着いた。しばらくは溢れない。ぷっくりと綺麗な曲線でコップに蓋をする。
 やがて表面張力の限界を越えて、水は溢れ出した。静かに、コップの壁に沿って、音も立てずに机の上に降り立った。
 初めの一筋が作った道を辿って、他の水が易々と地面に降り立つ。ぷっくりとした水がのったりと、机の上を広がりながら進んでいく。

 透明で静かな侵略だ。

スパイスの効いた料理が美味しい 

August 03 [Mon], 2009, 16:16
 殺したいほど憎い相手は殺さないでおくべきだ。
 殺したって次から次へと沸いてくるし、第一スパイスの効いていない人生なんて美味しくないだろう。
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