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April 28 [Wed], 2010, 0:38
テスト



コニリェット、どうかわたしのコニリェットよ。

(神様、神様。空はいらない。僕には生涯あの子だけ)

 少年はふたたび梯子をのぼり始める。墜ちたところで、またふりだしに戻るだけだということを少年は知っている。
 空は神の領域だ。そして神は空だった。
 そのどちらもが愛を知り、当然に狂気を孕んだ。狂っていない愛などあるだろうか。母鳥は小鳥を守るため、自ら空を捨て地をかけずり回り擬傷する。

(青い空間は静かに狂っている。神は愛そのものと自閉した、これにて閉廷)

 愛するものの皮を被る神様が笑う。美しく翻る。愛しているよと鼓膜に囁く。少年は少し絶望する。また色素が抜けてゆく。愛と同じ濃度で。

(それでも愛している。僕の幸の鳥。願わくばおまえが僕の星の人であらんことを)

(あえるかな)
(あいたいよ)
(がんばるよ)

 世界が青い。梯子が高い。とても寒い。星は見えない。未来もない。宇宙は遠い。
(だからどうかそのときは、)

 ここはまだ海の底。

(今日も愛の海で焼死する夢を見る。ごめんねグレナデン、コスモパイレーツは僕を助けない)










(憎まれていても、そばにいたい。私たちは血まみれだ)

Word by 大骨折
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