守り抜かなきゃいけないモノ/夢:芥川 

December 28 [Wed], 2005, 16:46
「お! ターゲット発見」

「えっ?………きゃあ!!」


ジロー先輩は、私を発見すると何時も同じ事をする。


「ジロー先輩っ!!」

「ん〜、チョコの香りがする〜」

「行き成り抱きつかないでくださいって……」

「今日のおやつはチョコレート関連だ〜」


話が全く噛み合わない。

ジロー先輩は私を発見すると、TPOを考えずに抱き付く。
悪い気はしないが、周りの視線が痛い。
冷ややかな視線から、殺気を交えたモノまで。
私はソソレに耐えきる程の忍耐力も精神も備わっていない。
だからこそ、止めてもらいたい。
人前では…

今日こそは止めてもらう様に言わないといけない。


「ジロー先輩っ!!」


本当に勘弁して欲しい―――


「今日のは〜?」

「………」

「どした?」

「…………」


先輩は何を思ったのかは解らないが、私を包んでいる両腕の力を強めた。


「ホントにどした? 俺に言ってみ?」


甘く、そして切なく囁かれたら……


「言いたい事言えなくなっちゃいます」

「えっ……」


私は自分の言葉を呟き、身体を反転させ、抱き付いた。
ジロー先輩は少し驚いた様子だったけど、何時もの様に温かく、優しく抱き締めてくれた。
今なら、あの事が言えるかもしれない。


「あっ、あの。ジロー先輩、お願いあるんですけど」

「ん?」


「えっと……その…」


今の私は、真っ赤。


「そのっ…ひ、人前で………私を、抱きっ………抱き締め―――」

「ヤなんだろ?」

「何でソレを…?」

「何となく解ってた。だって人前で抱き付くのと、人前じゃない時の反応違ったし」

「……」

「それに……女の子からの殺気とか感じてるってね。でも………」


「大丈夫だから」


「えっ? どう言う……っ」


ジロー先輩の唇と私のが、一瞬にして重なった。

唇を離したジロー先輩は、いつもの柔らかい笑顔でいて、更には。


「絶対守ってやるから」


凄く輝いていた。


「あ、ありがとうございます!」


さっきまでの、嫌な気持ちが無くなって、心が軽くなった気がした。


「じゃあ、これからも、抱き付いてイイ?」

「少しなら……」

「マジマジ!? サンキューな。俺マジ嬉C〜」


再び、抱き付かれると視線が痛いっていうのがあるけど、守ってくれるなら、イイかな?


end

好きな人には触れていたい/夢:忍足 

December 13 [Tue], 2005, 21:22
彼には癖がある

もとからあった物では無く、私と付き合い始めてから

まぁ、迷惑でもないので特に何も言わない




「侑士?」

「ん〜? 何や?」

「えっと…、触られてたら教室に戻れない」

「戻んなくてええやん」


寒い中何故か屋上にいる私達。
私が寒いだけで、彼は寒いか解らないのだけれど。


「俺にこうやられるの、イヤ?」


そんな訳があるはず無い。
私は首を横に振る。

最初の頃は凄く恥ずかしかったが、今では気持ちイイ。


「…髪切りたい」

「ダメ」

「長くて邪魔。毛先だけでも切りたい…」

「切ったら、髪に触りずらくなるやん」

「じゃあ、触んなきゃ………っ……」


いつもの事。
私が反抗して振り返ったら、キスをする。
もう、何回目だろうか。
そんな事を考えていたら、侑士の唇と私の唇はゆっくりと離された。


「好きな人に俺はずっと触ってたいんやけど」


ほら、私の弱い耳元で。


「たっ、ただ髪が好きなだけじゃないのっ…?」

「そりゃあ、好きな人の髪だし…」


いつもワザと低い声で。


「触れたいと思うやんか」


そうやって囁く。


「反則だよ」

「何がや?」

「耳元で囁くのが!!」

「んな事言ったら、俺だけじゃなく、お前も反則や」

「なっ、何で!?」


「お前の存在自体が反則や」


この時私の瞳には、珍しく顔を赤く染めた、侑士の姿が焼き付いた。



end

髪切りたい。
長くなってきたしね。
春になったら切る予定をたてとこう。


今後の此所の使い方 

December 12 [Mon], 2005, 19:39

1:短いCP小説

2:短い夢小説

3:短めのオリジナル小説


……ってな感じで頑張って書いて来ます。




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