※ もしも義経が現代に来ちゃったら 

August 26 [Mon], 2013, 13:13
※この小説は、「MOON SAGA -義経秘伝-」の非公式パロです。
※義経のキャラが定まってませんので、ご注意下さい。


「ん?何あの人だかり。」
私、雪恵がいつものように学校へ向かうと、校門前が騒がしいのが見えた。

「おはよ。ね、何かあった?」
人混みの中から友達を見つけると、私は声をかけた。

「ちょっと見てよ。ほら玄関の前。」

友達に言われて皆が使う玄関に目を向けてみると、人が堂々と寝ているのが見えた。
男に見えるが格好は和服で、顔は反対を向いていて見えないが明らかに怪しい。

その時、丁度登校してきた担任が不審な目をしてこちらへ向かってきた。

「何なのこれは!早く教室に入りなさい!・・・って、誰ですかあれは?」
ただでさえ細い目をさらに細めて、玄関前で無防備に眠っている人物を見た。

「この人は私が処理しますから、皆教室に戻りなさい。・・・ちょっと何してるんですか!ここは学校ですよ!」

かつかつとヒールの音を響かせながら、担任はその人物に駆け寄った。
寝ていた男はようやく目覚め、体を起こすとこちらに目を向けた。

「さっきから煩い・・・せっかく寝ていたのに起こすな。」

低く色香の含んだ声色に、皆が聞き惚れる。
さらにその男の顔を見た途端、周囲が静まり返った。

やや青白いが透き通った肌、赤みを帯びた瞳には何やら怯えの色が見える。
整った鼻筋にやや薄い唇は、男女とも見とれてしまう程に美しかった。

「此処は何処だ?地面は硬いし冷えている・・・それに空気が悪い。」

担任はその声にようやく我に返ると、ややか細い声で言い放つ。
「此処は学校です!か、関係の無い人は出て行ってください。」

するとその男は、怪訝な顔をして担任をじっと見ている。
そして周囲をきょろきょろと見渡して、端正な眉を歪ませる。

「がっこう?何だそれは。寺の名か?俺はそんな場所に来た覚えは無い。」

生徒達も流石にその発言には首を傾げる。学校を知らないなんて・・・・この人何者?
雪恵も同じように思いながら、その男を見つめる。

「失礼ですが、名前は?」
担任は焦ったような顔でそう訪ねてみた。


「義経。俺は源義経だ。」


続く
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