モリタ・ミズウミ

March 03 [Thu], 2016, 0:42
わたしがモリタ・ミズウミになったのは、最近の話ではない。
正式にモリタ・ミズウミになったのは、実際のところ、約2年前のこと。
そして、わたしがただの湖になったのは、約4年か5年前のこと。
そしてそれをこれから生きていく上での名前にしようと決めたのはごく最近のこと。
そして自分で自分のことを「みーちゃん」と呼び、
彼氏からも、そう呼ばれてる。
それが当たり前になっている。


震災の前、赤坂シナモンと話をした。
彼はこう言っていた。
「君はもう一度生まれ変わる必要がある」と。


それが今のモリタ・ミズウミなのかもしれない。


その湖はとても深い。だけど、底まで見えるほど、水は澄みきっている。
波はなく穏やかだ。我々は小さなボートで、その湖を探索する事ができる。
水が透明過ぎて、まるで水がそこにないみたいに、我々は宙に浮いているかのように思われる。まるで透明なガラスの上を行くように。
あるいは水ガラス(理科で習う。どろりとした透明なガラスの液体だ)のように。

水底には、大きな要塞のような図書館がある。
全面コンクリートで、まるで本物の要塞だ。
その中に図書館がある。品揃えはどこよりもよく、本の陳列を見ているだけでうきうきする。


それが、モリタ・ミズウミの全容。
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