そっとその手に触れる 

December 16 [Sat], 2006, 17:31
暖かい温もりに触れる。
暖かい瞳に触れる。
愛しいと思う。

もういちど 

July 22 [Sat], 2006, 1:37
夏が終わりかける季節。
セミとコオロギが一度に鳴く季節。

いずれ、セミはコオロギに季節を任し、任を終えて眠りにつく。
夏から秋にゆっくりゆっくり変わろうとしている。

そんな季節なのに、お前は。

「有理。お前、それ、暑くないのか?」

黒いコートを羽織り、マフラーを巻いている。

今日はそれほど寒くない。
いやむしろ、残暑の暑さを感じる。確実に、暑いはずだ。

だのに、お前は。

「暑くない。冬はまだかなあ」

ニコリと笑って、お前は振り向く。

白い肌に、黒い髪。
目が大きくて、唇が薄くて。

男が見ても、カッコイイと思ってしまうような奴。
通りを歩けば、女は絶対振り返る、もしくは見てしまうような奴だ。

・・・まあ、残暑の厳しいこの季節にコートを着込むような奴に声をかける女もいねえと思うけれど。

「冬てのは、秋の次だ。んで、まだ、秋にもなってねえ」

「知っているよ。でも、たのしみでさ」

ニコニコ笑って、

一度限りの花を咲かそう 

July 22 [Sat], 2006, 1:29
一度限りの花を咲かそう。

遠い昔に忘れ去られたあの花を、

もう一度だけ咲かせよう。


あれの名前はスノウ・エピローグ。

雪の降る季節に、一度だけ咲くという花。

その花は、夜に咲き、朝には花弁は散ってしまう。

うっすらと光をたたえる花。

静かに咲き、

静かに消えていく。

悲しく儚い花。

美しく優しい花。


見ることの出来たものには、幸運が訪れるという。


一度だけでいい。

一度だけ、見に行くことを許してください。

もういらない 

July 22 [Sat], 2006, 1:06
もういらない。
そう呟いた君の声を、僕は残念なことに聞いてしまった。

そうか。ぼくはきみからもきらわれてしまったのだね。

うん。

いいよ。

ぼくは君に色々なものを貰ったから。

ありがとう。

愛しているよ。




好きだと言えたらいいのに。

君が好きだと言えたらいいのに。

言いたいのに

いえないんだ。



あなたが


すきだ。

エピソード 

June 23 [Fri], 2006, 2:18
ファンタジック

いつまでも忘れることはないだろうな。

ヒロ

ユウナ

そしてヒメ


元気にやっているか?

そちらでは何年の年月がたったんだろう。
こちらではまだたったの一月前のことだけれど、
そちらではだいぶ経ったのだろうな。

もう婆さんや爺さんになっていて、俺のことなんか忘れているのかもしれないな。

俺はそれでも構わない。
俺はまだしばらく生きるんだ。

おまえ達の時間としてはとても長い間。
俺の時間としては…とても、ああ、今なら、儚く短い間かもしれない。
おまえ達と過ごしたことで、生きることが楽しいと、判ったから。


それでも俺は生きるんだ。


そうだ。もしもお前たちが俺が覚えておいてやろうじゃないか。

そしてもしも俺の世界とお前たちの世界が微かにでも繋がっているのなら、
死後の世界というものすらも繋がっているのなら、
酒でも飲んで語り合おう。

思い出を忘れているというのなら、俺が昔話のように語ってやるよ。
きっと時間は無限にあるだろうから。



今日も空はキラキラと眩しかった。

やさしいかぜにふかれて 

May 22 [Mon], 2006, 22:57
優しい風に吹かれてどこかへ消えてしまえたらいいのに。
あなたを思い出すことの出来る風になって
どこかへ消えてしまえばいいのに。

消えることが怖いなんていうけれど
それはただ消えることへの恐怖だけじゃなくて
忘れられることへの恐怖でもあるんだ。

a 

May 05 [Fri], 2006, 1:48
「ねえレノ。ぼくは君を許せないよ。君が死ぬまで僕は死ねない」
リンはそう言って、腰に差した刀を抜いた。
そして僕に向ける。
「リン。お前、そういうけれど、俺のことは殺せないだろ」
フフと笑えばリンは苦い顔を浮かべた。
わかっているんだぞ。
お前が俺を殺すことが出来ないことなんて。
お前が俺のことを好きだってこともわかっているんだぞ。
「レノ。それでも、ぼくは、きみを」
向けられている刀が、数寸、俺の顔に近づいた。
殺すのか。ほんきで殺すつもりなのか。
「ああ。そうか」
俺の言葉にリンが首をかしげる。
「お前」
「ほんきで俺を殺すのか」
ニヤリと顔を崩してみせる。
俺のことを好きだけど、お前は俺を殺すのか。
リンは困ったような顔をする。
困ったような迷ったような顔をする。
「殺すとも」
「そうか」
そうか。
「それなら、そうしていいぞ」
俺からも、数寸、前に出る。
首に、刃がささる。
チクリと痛い。
血がながれる。
「あといっぽ、お前が前にでれば俺は死ねる」
ころしてもいいぞ、と暗に言う。
・・・・・・そんなに困った顔を浮かべるな。
「どうした」
「殺さないのか」
ころしてくれよ。
お前に殺されるのならば、俺は、生をあきらめられる。
ほかでもないおまえなのだから。
「なあ」
「レノ」
「どうした」
「僕」
「お前のことだ。どうせ俺のことを好きだとでもいうのだろう」
「え」
図星。
お前のその思考だけは俺は好きだ。
「どうして判ったの」
「俺はすごいから」
にこりと笑みをうかべる。
「好きだというのか」
「ああ」
「僕は、レノのことがすきだよ」
「ありがとう」
「ううん。こちらこそありがとう」
妙な話だ。
サクリと、のどに穴が開いた。
空気がもれる。スースーする。
声がでなくなるまえに伝えなければならないことがあったんだ。
「おれはおまえをすきだったぞ」
「レノ」
「おまえがおれのことをすきなくらいに
おれもおまえがすきだった」
空気の抜ける感触は、気持ちのいいものではない。
「りん」
「レノ」
「なくなよおまえがえらんだほうほうだろう」
「レノ」
「おまえがえらびとりじっこうしたことだぞ」
なくのは卑怯だ。
願わくば、もう少しだけあとの時代で生まれたかったなあ。お互いに。

 

May 05 [Fri], 2006, 1:43
はやくいなくなれたらいいのに

めをとじたならそれでおわりに

やさしいこえでよぶことをしないで

ぬるいくうきがとかしていく

きみがきらいだと

いえたのなら

しずかなかぜがふくのなら

ぼくはそのかぜになってしまいたい

しずかなかぜになり

そっときみをなでてやりたい

いたみもすべてうけおおう

つらいことはうけおおう

きみはかなしいかおをしなくていいよ

ぼくにまかせてかまわない

しずかなかぜになれたなら

じぶんは 

May 05 [Fri], 2006, 1:29
すきなのかもしれないとおもった。
きになるよあなたのことが。
ああでもそうだな。
そうでもないのかな。
すきになれたらいいのに。
ひさしぶりにあのひとにあいたい。あいたい。
なにしてんだろう。
あいたい。あといちねんはながすぎる。
うそをつくのがつらい。
きらいなひとがおおすぎる。
ぎぜんでよわむしでさいあくすぎる。だいっきらいだ。
でもきらいなそぶりなんかみせられない。
すきだよといってやれる。
ちかよらないで。めーるしないで。きもちわるい。
やんでいるのかもしれないけれど。
ほんと、どうしてこんなにもひとがきらいなんだろう。
じぶんをきらいなんだろう。

うおあ病んでる。

うわうわ。 

April 21 [Fri], 2006, 2:34
最近こっちの更新してねえ。
そろそろサイトとかつくろう。

ていうかスキャナほしいよう。