終末論

August 20 [Mon], 2012, 15:53


おわったのだ。
おわらせたのだ。

わたしが終わらせたのだ。

これが正しかったのだ。

ベッドの上でつぶやく。
八月の二時はまだ暑い。
汗だくになったわたしと、
じんわりと湿ったシーツ。

八月の空気は湿度が高い。
開いたままの窓からは、
湿度の高い空気が流れてくる。

涙か、汗か、それとも血液。

わたしとわたしのシーツ、
じんわりと湿っている。

空気に溶けて行く水分。
蒸発して行く、成分わたし。

正しかったのだ、そう。

つぶやく言葉は舌の上。
たどり着く場所がなくって
ずっと、したのうえ。

ただしかったのか、
それとも誤ったのか。

それがわかるのはしばらくあと。


傷をつけたのか。
それとも、つけられたのか。
じんわりと溶け出す成分に
すべてが流れていく。

胸の中で反芻する言葉は
いつまでもむねのなか。
したのうえには届かない。

さよなら。
八月はいつも、
別れの季節だった。

生ぬるいスイカと、
しおれてしまった朝顔と。

夏をすごす。
空はいつだって青く、
けれど年々降りてくる。
ちかづいてくる。
空は落ちてくる。

おちてくる。


正しかったのだ。
そう思った。
思わせた。


後悔していたのは、
誰だったのか。


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