トゥモロー・ワールド

November 23 [Thu], 2006, 15:14
「トゥモロー・ワールド」 2006年 英/米

★★★★



2027年(約20年後!)、人類は滅亡に瀕していた。
世界中で戦争や内戦が勃発。
さらに生殖能力を完全に失い、子供が生まれない世界へ突入していた。
近い将来、こんな日が来るかもしれない??

世界中が戦争や内乱を起こし混沌とした中、舞台となるイギリスは辛うじ
て国家を維持していたが、暴動は絶えずテロや暴力が横行していた。
移民者を軍が取り締まり、追放していたがTVで、南米に住む世界で最も
若い少年(18歳)が殺され大ニュースに。

明日の見えない殺伐とした社会で、益々人々は重い空気に包まれていった
・・・・。
主人公で官僚のセオ(オーウェン)は謎の反政府組織“FISH”に拉致
されるのだが、車の中で対面したのは組織のリーダー、ジュリアン(ムーア
でセオが昔、別れた妻だった。
ジュリアンは
「不法入国者の通行証が必要なの。貴方に頼む以外なかったのよ」と言う。

固い信頼で結ばれているこの2人・・・・。
この2人の間には息子が居たが20年前に死別。かつてのセオは政治活動
家だったという。今は希望を失くして無気力に生きていた。

通行証を手に入れジュリアンに再び接触すると、車にはキー(アシティ)と
ミリアム(ファリス)の移民者と“FISH”の副官のルーク(イジョフォー
が乗っていた。検問を突破し極秘組織“ヒューマン・プロジェクト”
にキーを送り届けようとしていたのだ。プロジェクトの船「トゥモロー号」
が迎えに来る手筈になっていた。
ところが道中、暴動に出くわし紛れて近づいてきた2人乗りのバイク野郎
に、ジュリアンが暗殺される・・・・。

あっけなくジュリアンが死んでしまうので、ちょっとびっくり^^
もっと絡んでくる役だと思っていたので、残念!

ジュリアンの遺体を山の中に埋葬し一同は隠れ家に戻るがそこでセオは
キーから重大な秘密を明かされる。
馬舎で洋服をいきなり脱ぎだし、セオが「待て・・・」と慌てるもののキーの
でっぱったお腹を見て驚愕する。そう、キーは妊娠していたのだ。

世界でたった1人、19年ぶりに・・・
その夜、偶然手下の会話を盗み聞きしてしまう。
“FISH”のメンバーがルークの命令でジュリアンを暗殺しその上キーが
無事に子供を生んだらキー自身もミリアムも殺そう。セオは明日の朝殺せ!

これは守らねばならない!ジュリアンの遺志でもある。
ジュリアンは自分の組織内の不穏な動きを感じとり、信頼できる唯一の人
セオに連絡してきたのだった。

妊婦と中年女と暴力とはおよそ遠い世界で生きてきたセオの3人の逃亡劇
が始まる。
セオの友人で変わり者のジャスパー(ケイン)の家に匿って貰うが直ぐに
“FISH”のメンバーに見つかり、ジャスパーが身を挺して彼らを守る。

反政府組織とは言っても政府と変わらないどころか、もっと性質が悪い
じゃないか?
ジュリアンの育てた組織にはこんなメンバーしかいなかったのか?

ジャスパーの知り合いの軍人に、匿ってもらい「収容所」へわざと入って
そこから脱出し、船に乗り込むように取り計らって貰うが、荒涼とした街並み
がリアルで、うすら寒くなった。

宿でキーが産気づき、あたふたするセオだったが、無事に出産するシーン
は、設備が整っていなくても助産婦さんがいなくても、子供って生まれる
のね・・と妙に感心した^^




だけど衛生的にどうなんだろう・・・?
折角生まれた赤ちゃんなのに、丈夫な子に育ってくれるだろうか?
後半は、軍と“FISH”の激しい銃撃戦のさなか、ギャアギャアと泣く赤子
の声に、色んな国から流れ着いて言葉も通じない民が涙を流すシーンが
目に焼きついた。
軍の兵士達も、その手をおろし赤子の姿に目を丸くする。
新しい生命の誕生とは、これほどまでに人の気持ちを明るくするもの
なのか?
ジ〜ンときていると“FISH”の攻撃が始まる。
何処まで愚かなのだろう?
子供が生まれず、人類が滅亡するとなると助け合わなきゃいけないん
じゃないの?
何のためにコイツら闘っているんだか・・・・。
“FISH”の目的は何?

生殖能力を失ったから、というより戦争で無闇に殺戮しあい人類は滅ぶの
では?

やたら犬や猫や鳥が登場するが、動物はちゃんと生まれ育っている。
諍いがないから。

子供が誕生したからといっても、たった1人じゃ未来はあまり変わらないと
思うけどそれでも希望の光を見るべし・・・かな?
矛盾した点は否めないけど、未来を創る子供ががどれほどかけがえのない
ものであるか、痛感させられます。

それと映像も近未来SFものと違い、現代と地続きで、荒れ果てた退廃的な
街並みは世界の終わりを感じさせるのには大変良くできていたと思います。


監督 アルフォンソ・キュアロン
出演 クライヴ・オーウェン 、ジュリアン・ムーア 、マイケル・ケイン 、
  キウェテル・イジョフォー 、チャーリー・ハナム 、
  クレア=ホープ・アシティー

【映画館での観賞】
  • URL:http://yaplog.jp/tonton119/archive/196
P R
2006年11月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
私の簡単プロフ
■HN:とんちゃん
■趣味:映画鑑賞、工芸、水泳、ドライブなど
■当分ずっと激務です・・・(ノ_・、)シクシク
■blogについて:コメントもして廻りたいのですが
忙しい時はTBだけですみません
後TBし忘れていたら、ごめんなさい。
反論コメントは凹むのでお手柔らかにお願いします。
楽しくやっていきたいです★
■映画タイトルの横の年数は日本で公開された年数です

■BLOGのスキン、プロデュース:by d・mama
最新コメント
  • {$BlogCommentEntryTitle$}
    ⇒ {$BlogCommentAuthorLink type="Url"$} さん ({$BlogCommentDate format="%m/%d" language="jp"$})
P R
http://yaplog.jp/tonton119/index1_0.rdf
お気に入りのブログ★
SEO / RSS