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赤トンボについて

赤トンボと言えば、それ自体がトンボの名前で、1種類しかないと思われてはいませんか?
本当は、赤トンボと呼ばれるトンボには、数多くの種類があり、分類上では「トンボ科アカネ属」に
属するトンボの事を総称して「赤トンボ」と呼んでいるのです。現在では、日本全国に21種類確認されています。
アカネ属に属するトンボで日本全国で普通に見ることの出来る「アキアカネ」を一般的には赤トンボと
呼ぶことが多いようです。アキアカネは、平地に群れを成して秋になると出現してきます。
しかし、赤トンボの種類を見分けるには、専門知識が必要になってきて、素人が見分けるのは非常に難しいのです。
アカネ属に属するトンボでも、ナニワトンボ、マダラナニワトンボは、体の色が黒や青色をしていますが、赤トンボに属します。
また、ショウジョウトンボ、ぺニイトンボなどアカネ属に属さないトンボでも、体の色が赤いトンボもいますが、
分類上には赤トンボではありません。ショウジョウトンボは初夏から夏にかけて、ため池などで見られる真っ赤なトンボです。
更に、運動場などにお盆から秋にかけて群れを成して出現するウスバキトンボは、体中が黄色であるにかかわらず、
赤トンボとよく間違えられています。
以上のように、赤トンボと言っても種類がたくさんあり、見分けるのは困難だと言えるでしょう。

オニヤンマに憧れました

オニヤンマは少年達の憧れです。暑い夏の太陽がギラギラ照りつける山間部の渓流沿いや、林緑部山道で
日本最大種の「オニヤンマ」を見つける事が出来ます。
ある方は、中学生の頃、東京の西部にある「高尾山」に行くと決まって憧れの「オニヤンマ」が出迎えてくれたそうです。
上り坂に掛かった渓流沿いの山道を、悠々とやってきては反転して来た道を戻り、しばらくするとまたこちらに向かってきます。
しかし人間の前に来るとオニヤンマは急に上昇して身をかわし、何事もなかったように行ったり来たり
パトロールを繰り返していたそうです。
子供達には憧れのオニヤンマですが、捕まえるのは簡単ではありません。
正面から飛んでくると、エメラルド色の目が美しく、胸も黄色と黒の模様が付いています。
この「トラ模様」になっていて「体が巨大」であり、まるで鬼のように恐ろしげである事から「オニヤンマ」という
名前が付いたのでしょうか。これが名前の由来と言えそうです。
ある報告では、卵が産卵されて2年目から4年目まで幼虫で過ごし、その間、15回の脱皮を繰り返して
やっとオニヤンマの成虫になると言われています。
生活史もジャンボで雄大で、子供達が憧れるオニヤンマはすごいと思います。

高鍋湿原のハッチョウトンボ

高鍋湿原は、県営高鍋防災ダム工事によって表土が削られた場所に周りの山林や沢から水が流れ込んで
湿原となったものです。高鍋湿原は、東部湿原と西部湿原に分かれていて、両湿原遊歩道はトンボの
橋で結ばれています。
3月下旬から開園して、その時期は園の入り口にあるタカナベカイドウがピンクの花を咲かせて
迎えてくれます。大陸系の寒地性の植物が多いのが特徴で、昆虫ではハッチョウトンボをはじめいろいろな
種類のトンボが見られます。ハッチョウトンボは、日本で最小のトンボです。
ハッチョウトンボは環境省が自然環境の良好度の指標として指定した十種の「指標昆虫」の一つで、
きれいな湧き水のある湿原にしか生息出来ないと言われています。高鍋湿原にはピッタリです。
日本産では最小のトンボで、体長はわずか10ミリ〜14ミリしかありません。
オスもメスも黄色と黒の縞模様をしていますが、オスは成熟すると鮮やかな赤色になります。
5月から8月にかけて見る事が出来るので、その時期に高鍋湿原にハッチョウトンボを見に来られる
観光客の方も多いです。
希少な昆虫なので、ぜひ一度ハッチョウトンボを見に高鍋湿原に出向かれてはいかがでしょうか?

ハッチョウトンボを大阪で!

ハッチョウトンボは、大阪南部では見られる所がないそうですが、大阪北部に行くと見られるそうです。
ハッチョウトンボは、赤い色をしているので、よく目立つのだろうと思えますが、とても小さなトンボなので
よく探さないと見落としてしまいます。
見に行かれた方は、1匹見つけた場所でしばらく眺めていたら、その付近で5匹のオスがいたそうです。
目的のハッチョウトンボを見る事が出来たので、早々に引き上げようとしたそうですが、1時間ほど
探していた間にメスを見る事は出来なかったと言われています。
しかし、ハッチョウトンボは大阪府内での絶滅が危惧されています。
それは、近年の湿地の陸地化による環境の変化、盗掘などによる人為的な影響によって、湿地生態系の
崩壊が懸念されるようになったからです。
大阪だけではなく、この現象は全国的に起きています。そこで湿地を守る保全活動を行う団体も出来ています。
ハッチョウトンボは、湿地でしか見られないので、是非とも保全していきたい物だと思います。
前述のように、わざわざ大阪北部まで見に行かれる方もいらっしゃるので、絶滅は避けて欲しいと思います。

ハッチョウトンボと言えば守山区?

守山は、名古屋市の東北に位置していて、名古屋の最高峰東谷山を頂点として、そこから連なる丘陵には
多くの湿地があり緑の多い町です。
湿地の代表種は「ハッチョウトンボ」や「ヤギソウ」などですが、守山区では近年激変しているそうです。
ハッチョウトンボの成虫の体長はオスで20mm、メスで18mmくらいでとても小さいです。
名前の由来は、江戸時代の大河内存真が「矢田鉄砲場八丁目にのみ発見せされ、そのためハッチョウトンボの
名を有する」と記録するのに始まりました。
矢田鉄砲場八丁目は、現在の名古屋市の矢田川のあたりらしいです。
成虫は5〜10月頃に見られ、幼虫は夜間から朝方、細い茎などに羽化します。
生息環境は主に平地から低山地の日当たりが良く、常に水があり、背丈の低い湿原などに生育します。
ハッチョウトンボと言えば守山区だけでなく、発見は名古屋ですが日本では青森県から鹿児島県、
本州、四国、九州に分布しています。
日本国以外ではアジアの熱帯域に広く分布する種類でもあります。
日本国内での分布は局所的で、近年の開発や環境汚染によってその数は著しく減少しています。