たまには文学論でも
February 07 [Thu], 2008, 22:38
〜三枝和子選集の完結編〜
2003年に亡くなった三枝和子の選集全6巻(鼎書房 風日舎編集)が完結した。
三枝氏は、1970年代から文壇に登場し、80年代90年代の女性作家の代表として活躍した。
幻想文学から歴史的題材まで様々な作品世界を展開し、戦後文学の女性版とも言うべき仕事を残した。
いわゆるフェミニズム運動の流れに収斂しきれない母性と男性原理の相克と超越をテーマとし、ある時期からはギリシャ悲劇など物語の原点に立ち返る中で、新しい哲学小説を書いた。
80年代は大庭みな子、富岡多恵子らと共に女性文学の頂点を形成した。
今回の選集は三枝文学の全体像を捉えるには不十分なところもあるが、ともかくこの作家の仕事を見直すいい機会になるだろう。
作家の個人全集が大手出版社でほとんど刊行できない状況(実に嘆かわしいことだが)の中で、小さな出版社がこういう仕事を粘り強くしていることを評価したい。
幸一郎
〜娘のひとこと〜
最近ただの日記になっていたので、たまには少し真面目なブログに。

2003年に亡くなった三枝和子の選集全6巻(鼎書房 風日舎編集)が完結した。
三枝氏は、1970年代から文壇に登場し、80年代90年代の女性作家の代表として活躍した。
幻想文学から歴史的題材まで様々な作品世界を展開し、戦後文学の女性版とも言うべき仕事を残した。
いわゆるフェミニズム運動の流れに収斂しきれない母性と男性原理の相克と超越をテーマとし、ある時期からはギリシャ悲劇など物語の原点に立ち返る中で、新しい哲学小説を書いた。
80年代は大庭みな子、富岡多恵子らと共に女性文学の頂点を形成した。
今回の選集は三枝文学の全体像を捉えるには不十分なところもあるが、ともかくこの作家の仕事を見直すいい機会になるだろう。
作家の個人全集が大手出版社でほとんど刊行できない状況(実に嘆かわしいことだが)の中で、小さな出版社がこういう仕事を粘り強くしていることを評価したい。
幸一郎
〜娘のひとこと〜
最近ただの日記になっていたので、たまには少し真面目なブログに。

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