(林田力記者)ロフトAのグリーンカレー

2009年02月03日(火) 19時19分
(林田力記者)ロフトAのグリーンカレー【阿佐ヶ谷】
東京都杉並区の阿佐ヶ谷ロフトA(Asagaya/Loft A)は2007年12月にオープンしたTalk&Musicライブハウスである。中央線文化の情報発信基地として毎日、様々なイベントが開催されている。サブカルの発信地に相応しく提供される料理もB級グルメや多国籍料理が多い。記者が訪れた2009年1月22日の「本日のカレー」はグリーンカレーであった。
この日はトークイベント「対決!! 公安 VS 右翼 〜北芝健と鈴木邦男の邂逅」が行われた。元刑事の北芝健氏、右翼団体顧問の鈴木邦男氏、ジャーナリストの寺澤有氏という多彩な顔ぶれが、警察の誤認捜査やメディア操作など一般では聞けない裏話を披露した。

警察問題のトークイベント【阿佐ヶ谷】

2009年02月02日(月) 18時42分
他には選挙違反の冤罪事件である志布志事件やロス疑惑の三浦和義元会社社長の自殺、中央大学教授刺殺事件などの事件について興味深い発言がなされた。最後は出席者から出演者に対する質問コーナーにあてられた。国松警察庁長官狙撃事件や元厚生次官宅連続襲撃事件などについて質問された。
記者は東急コンツェルンが暴力団に乗っ取られそうになった背景について、北芝氏に質問した。これは北芝氏が著書『警察裏物語』で指摘していた内容であり、詳しく知りいと思っていたものである。北芝氏によると、東急の脇の甘さや創業家である五島家の付き合いの派手さが暴力団に付け込まれる要因となったという。
バックグランドや思想が異なる人達により突っ込んだ議論がなされ、有意義なイベントであった。

(林田力記者)北芝健『やんちゃ、刑事。』

2009年02月01日(日) 12時36分
本書は元警視庁刑事で作家の著者が半生を振り返った自叙伝である。喧嘩に明け暮れた不良少年時代からヨーロッパ留学中のラブロマンス、ユーラシア大陸を横断する放浪旅、一念発起して警察官となり、公安警察に異動するまでを描く。
著者は自らの警察官の経験を元にした書籍を数多く出版している。本書で記載されたエピソードも類書(『警察裏物語』『スマン!刑事でごめんなさい。』など)と重なるものが多い。北芝作品はエンターテイメント性が強く、どこまでが真実で、どこからが誇張なのか微妙な話もあるが、別々の書籍でも繰り返し登場するエピソードは作り話と切り捨てられないリアリティがある。
類書と比べた本書の特徴は放浪旅の経験に紙数を割いていることである。著者は英国留学をしていたが、日本への帰途はバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断する。安宿に泊まりながらギリシアやトルコ、イラン、アフガニスタン、インドを旅していく。
http://d.hatena.ne.jp/tokyufubai/20090124

(林田力記者)北芝健『警察裏物語』

2009年01月23日(金) 20時18分
本書は警察内部の話だけではなく、警察から見た右翼、左翼、宗教団体などについて言及する。警察学校では右翼について「右翼もまた民主主義の破壊者であることを諸君たちは忘れてはならない」と教えているという(92頁)。
左翼側からは右翼と警察の癒着が批判されることがある。しかし、上述の警察学校教官の言葉は右翼も取締りの対象であり、ズブズブの蜜月関係でないことを示している。一方で、「右翼もまた」という表現からは警察組織が思想的には右翼に近いところにあるところを正直に吐露している。本書では殊更に警察を美化することもなく、一方で不本意な退職者にありがちな過度に貶めることもしていない。副題に「警察の真実」とあるとおり、等身大の警察を描いている。
特に本書で力を入れているのは暴力団との対決である。現在の暴力団は潜行化し、表の経済への進出が著しい。本書では東急グループを例に暴力団と大手企業の癒着に触れている。「東急コンツェルンが広域組織系フロント企業との仕事を通じ、コンツェルンそのものが広域暴力団組織に乗っ取られそうになった」という(244頁)。実際、広域暴力団の関係者が1989年に東京急行電鉄に株式を大量に買い付けた話は有名である。

(林田力記者)北芝健氏からミクシィ年賀状

2009年01月21日(水) 20時56分
(林田力記者)北芝健氏からミクシィ年賀状が届いた
 元警視庁刑事で作家の北芝健氏がミクシィ年賀状をファンに送付した。記者(=林田)あてにも北芝氏と親交のある作家・石原伸司氏が一緒に写っている写真付きの年賀状が届いた。Web 2.0時代の新たなファンサービスの一形態として注目される。
 ミクシィ年賀状はSNS最大手のミクシィ(mixi)によるサービスである。住所や本名が分からないマイミクシィにも、日本郵便のお年玉付き年賀葉書で2009年の年賀状を郵送できる。年賀状を送りたい人はミクシィ上で送付先のマイミクを選択する。受取人にはミクシィからメッセージが送られる。メッセージの指示に従って住所を登録すると、ミクシィが年賀状配送手続きをしてくれる。

【北芝健】暴力団と対決『警察裏物語』

2009年01月20日(火) 21時52分
暴力団の問題点を「相手の精神性を省みず」と表現したことは卓見である。暴力団のシノギは一般の取引のように自由意思によらず、相手の自己決定権を侵害するから社会悪になる。脅しではなくて騙しになるが、私は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実(隣地建て替えなど)を説明されずに新築マンションを購入してしまった経験がある。
引渡し後に真相を知った私にとって、不利益の結果以上に不利益の説明を受けた上で判断する選択の自由が損なわれたことが許せなかった。故に消費者契約法に基づき、売買契約を取り消した。暴力団が社会悪であるのも、暴力被害をもたらすという結果以前に、相手の精神的自由を侵害する点にある。人権や民主主義という観点から著者の言説に問題を感じたことも皆無ではないが、精神への侵害を憎む著者の正義感は純粋に評価したい。
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