ブラジルの土に生きて

September 15 [Fri], 2006, 11:40
B14:30−17:02「ブラジルの土に生きて」2000年、2時間32分


あらすじ
2000年制作/152分
制作:牧田松子 岡村 淳 
音楽:ARI KOINUMA
構成・撮影・編集・報告:岡村 淳
ミナスジェライス州の山峡の農場に暮らす明治生まれのブラジル移民・石井延兼さん・敏子さん夫妻の晩年の生活を、四年間にわたって見つめた記録。
心臓を患い、死期の迫るのを覚悟した夫は、過去の思い出にふけり、いかに死ぬかにこだわり続ける。
いっぽう夫の看病と農場の台所を預かる老妻は、農場の粘土を用いて陶芸も行ない、いかに生きるかにこだわり続ける。
農場に通って滞在と取材を続ける岡村に、延兼さんは意外な話を打ち明け始めた。
延兼さんは、ブラジル移民の父といわれる水野龍の呼寄せで移住して、水野の書生を勤めたというのだ。
延兼さんは、水野と初期移民にまつわる隠されたエピソードを岡村に託した。
農場に延兼さんとの最後のひとときを過ごそうと、アメリカに住む妹夫妻が訪ねてきた。
ブラジルの軍政時代にフランスに亡命した娘夫妻もやって来る。
そして…。


コメント

日系の農業組合の要職についていた延兼さんご夫婦ブラジル移民の勝ち組の一組だ。
西さんとはまた違った日系人の姿がクローズアップされていた。
彼らは、内村鑑三の影響もあり無教会主義に貫かれた生活をしている。
彼の価値観と子供たちの価値観のずれを織り交ぜながら、老年の生き方を描いていた。
また、岡村氏は、三女を通し、ブラジルの軍政時代、圧制の現実とそれに立ち向かう家族の姿と
神に対する無力感味わう子供の姿ををうまく表現していた。

私にとって神の存在とは・・・・   考えさせられる。

延兼さんは、すでに亡くなれたが、敏子さんはご健在とのこと。

彼女のどんな状況おかれても、凛として品のある姿に感動。

ルイビトンを持つことだけが美しいのではなく、品は、心の中から湧き出ると教わった。

でもな・・・。

生きている聖書の世界・ブラジルの大地と人に学ぶ

September 14 [Thu], 2006, 23:19
A13:35−14:15「」1997年40分
生きている聖書の世界 ブラジルの大地と人に学ぶ


あらまし
1997年制作/40分
制作:小井沼國光 岡村 淳
ナレーター:朝田志津子 音楽:ARI KOINUMA
構成・撮影・編集:岡村 淳
第三世界の社会的弱者の立場から聖書を読み直し、行動しようという「解放の神学」は、今…?
そんな関心から、聖書学者の木田献一氏がブラジルを訪ねた。
さまざまな社会的弱者の現場で奉仕するキリスト者の活動を通して見えてくるものは―。
サンパウロのファベーラと呼ばれるスラム街の女性たちの訪問を始めた女性牧師のカチア・オカダさんは、彼女たちの抱えるあまりの問題の多さに途方にくれながらも、一緒に祈りと勉強を続けている。
アマゾナス州マナウスのの神学校で働くイエズス会士・堀江節郎神父は、奥地の村や新開地を訪ね、アマゾンの大地でひっそりと生きる人たちと心を通わせている。パラナ州の佐々木治夫神父は、ハンセン病患者のための診療所を経営している。
現在は、かつてのハンセン病患者のように社会の差別にあえぐ土地なし農民たちの支援を始めた。

コメント
これは、日本のテレビの作品であったこともあり、岡本作品では、異系な作品であった。
彼の主な作品は、長回しで、岡本氏自身のナレーターで音楽無しと言うのが基本のような気がしていたが、きっちりとテレビサイズに収まった作品というのが感想。

内容について、
開放の神学を頭で、理解している聖書学者がおざなりに
スラム街を訪問して開放の神学の真髄触れたと感動している滑稽な姿と
日本人のカトリック神父たちが、地に根ざしてようやくたどり着いた開放の神学の
実践の姿との対比が面白かった。

という私は、名前だけを知っている門外漢。

あぁ〜。

郷愁は夢のなかで

September 13 [Wed], 2006, 22:24
9月5日環境パートナーシップオフィス・エポ会議室で開かれた
岡村淳ドキュメンタリー作品上映会について


まずは、10:30から2時間35分の大作
「郷愁は夢のなかで」について

あらまし
1992年、ブラジル各地の旅を続けていた岡村は、アマゾン源流のマットグロッソ州の町で、
不思議な老日本移民の噂を聞く。
その人は世間との付き合いを絶ってひとりで掘立て小屋に暮らし、
自分のオリジナルの浦島太郎の話を創作し続けているという。
ぜひその話を聞きたいと願った岡村は、すでに消息を絶っていた
その日本人・西佐市さんの居所を訪ねあてる。
西さんは浦島太郎の語りを披露することを拒むが、岡村の度重なる訪問に、
カセットテープに語りを吹き込むことを約束してくれた。


この方々が西さんの面倒を見ていた→




岡村に託されたテープには、西さんの故郷と肉親への熱く複雑な思い、
そして死生観から環境問題までが盛り込まれており、深く岡村の心を打った。
そして西さんは再び消息不明になってしまう。
西さんは田舎町の老人ホームで亡くなっていた。
岡村はわずかな遺品を手がかりに、ブラジルで、そして故郷の鹿児島で西さんを知る人を訪ねて、
西版浦島太郎の背景を探っていく…。
何かに突き動かされるように作った岡村初の長編自主制作ドキュメンタリー。


コメント

一老人の流転の人生を通してブラジル移民の持つ苦悩と現実を描き出した作品だった。
浦島太郎を自分に置き換え、竜宮城をブラジルに見立て、
老境に至りに帰郷した現実日本の姿を浦島が竜宮城後にしたことと合わせた物語だ。
彼は、竜宮城で辛酸をなめた末に、日本に一縷の望みを持ち帰国するのだが、また石を持って追い返されブラジルに舞い戻ってしまった。彼の作品は、
彼自身ブラジルに移民してからは、勉学する機会もなかったと思われるのだが、
彼が提起する、現代社会の矛盾、環境問題についての提起は、
卓越した能力の持ち主であることが判る作品である。
ただこのことは、彼個人だけではなく、満足に勉学する機会を与えられなかった、棄民状態で、移住
した多くの日本人が持っていた。

岡村氏は、自分の業は映像を通したメディアム、チャネラーであると悟る。
まさしく、その通りの作品であった。












岡村作品と9時間の対峙

September 05 [Tue], 2006, 23:15







青山にある環境パートナーシップオフィス・エポ会議室で開かれた
岡村淳ドキュメンタリー作品上映会にいってきました。

時間は10時半から19時43分まで 何と8時間もの間ぶっ続けで、作品を観た。
内容は、
@10:30−13:05「郷愁は夢のなかで」1998年作2001年改定、2時間35分
A13:35−14:15「生きている聖書の世界・ブラジルの大地と人に学ぶ」1997年40分
B14:30−17:02「ブラジルの土に生きて」2000年、2時間32分
C17:20−17:46「緑の砂漠か緑の再生か ブラジルのユーカリ植林と日本」
D18:00−19:43「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎 南米博物誌」2005年 1時間43分
の5本でした。

岡村さんとは、一昨日のパラグアイoff会で、私の目の前に座ったオモロイオチャンでした。
とはいっても、私のほうが上なのだが、ほとんど漫才師のような語り口に笑い転げる楽しいひと時を過すことができた。

昨年10月に放映されたNHKドラマ『ハルとナツ』は、ブラジルを題材にしていたので関心があり見ていたが、この作品に盗作疑惑が起こった事で驚いたのだが、この疑惑を訴えた当事者が、岡村さんだっことは、今日隣の人に聞くまで知らなかった。彼のドキメント作品に類似していたので訴えたとの事。

一昨日の上映は、らい病患者の為に奉仕する教団の話だった。時間にして2時間半。
普通の映画でも長いほうであるが、飽きることなく観ることが出来たが、今日は9時間を越える長さに
耐えられるかどうか心配であった。
10時半の段階で、10人ほどの観客で始まった。

彼の作品の多くは、音楽もなくナレーターも岡村氏自身がやっており、編集すらもしない作品の感じもしているので、局の意向が入り過ぎた編集と感情の盛り上げを促す音楽に慣らされたテレビのドキメンタリーを観ているものにとっては物足りなく、すぐに飽きてしまうかもしれない作品であるが、9時間と長い作品群であったが、私にとっては、もっともっと観たくなる作品であった。

岡村作品は、ブラジルを題材に個人、家族、社会、宗教、植物とありとあゆるものを扱っていたが、
個人の生きる意味、意義を問いかけ続けている作品だと思う。

それぞれについては、別日に記載します。

岡村淳作品を観て

September 03 [Sun], 2006, 21:35
今日横浜市潮田地区センター中会議室で行なわれた「赤い大地の仲間たち フマニタス25年の歩み」
の上映会に行ってきた。
昨日、パラグアイoff会に参加したら、目の前にブラジルで、ドキメンタリー映像作家岡村淳さんおられ、
明日、鶴見で上映会を行なうのでよかったら来てくださいと言うことで、妻の実家のそばと言うこともあり出かけた。

映画の内容は、ブラジル奥地で、「フマニタス(人類愛)慈善協会」を立ち上げ、ハンセン病の診療センターに始まり、ストリート・チルドレンの更正・授産施設や、土地なし農民たちの支援にまで活動を広げている佐々木神父のドキメンタリー。

この映画で、私自身の存在意義を問われた感じがした。
彼のドキメンタリーは、日本のテレビで流されるドキメンタリーとは、異にしている。
音楽効果を一切使わず、淡々と流される映像にいつの間にか引き込まれしまった。

岡村さんは、9月いっぱい全国各地で上映会を開催されて、ブラジルに戻れるとのこと。

明後日、東京で上映会があります。


 岡村淳ドキュメンタリー作品上映会 ブラジルに渡り独自の視点と方法で制作を続けるドキュメンタリー作家の注目@〜Dの5作品を
監督の解説・質疑応答もお願いして一挙上映 http://www.100nen.com.br/ja/okajun/ 
2006年9月5日10:30〜20:00 環境パートナーシップオフィス・エポ会議室
(渋谷区神宮前5‐53-67コスモス青山B2F 青山ブックセンターと同フロア)
監督へのカンパ制(20時から会場で懇親会あり)
主催:NPO法人サルボン、問合:03-3843-0877

@10:30−13:05「郷愁は夢のなかで」1998年作2001年改定、2時間35分

A13:35−14:15「生きている聖書の世界・ブラジルの大地と人に学ぶ」1997年40分

B14:30−17:02「ブラジルの土に生きて」2000年、2時間32分
C17:20−17:46「緑の砂漠か緑の再生か ブラジルのユーカリ植林と日本」

D18:00−19:43「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎 南米博物誌」2005年 1時間43分 

私も是非行くつもりでおります。
■東京マッドHP■
東京マッドのHPです。
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