今日のこと 

April 15 [Sun], 2007, 21:19

苦しいことから逃れたくて

友達としこたま喋って

それでも

24時間は埋まらない

寝てしまおうか?

でもまだ夜の7時

私は「詩」を朗読し始めた

朗々と

詩を口ずさんだ

独り暮らしには少し広すぎる12畳の部屋を

北から南

南から北にを繰り返しながら

詩を朗読して歩き続けた

時計は時を刻み

私は詩を口ずさみ

時は流れ

悠久の流れの中を私は泳いだ

苦しみは壮大な流れの中で次第に薄まり

私は「女」である特権を見出す


明日という小さな流れに怯え

私はまた歩き出さねばならない

大きな流れは私を忘れ

日々の小さな流れが私を飲み込む


それでもいい

私はゆっくりと歩いていくだろうから


ほんとうの幸い 

April 13 [Fri], 2007, 15:30

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』で、

カムパネルラが言っていた、

「ほんとうの幸い」って

なんだろう?


誰かの為になることをして、

その人が喜んでくれたら、

その人にとっても私にとってもきっとそれは、

「幸い」かもしれない


でも、

「ほんとうの幸い」ってなんだろう?


誰かが喜ぶことをして、

自分が傷ついていることに

ちっとも気づいていなかった私


「ほんとうの幸い」は

けっきょく

私自身の幸せのことなのかもしれない


カムパネルラが

きっとそうだと信じたかった

「ほんとうの幸い」は、

たぶんきっと、

違う


くるくる 

April 08 [Sun], 2007, 22:32

人の世がくるくる変わるように

私の小さな人生も

くるくる回っているんだなぁ


春が来れば春色の洋服を買い

夏が来れば夏色の洋服を買い

秋が来れば秋色の洋服を買い

冬が来れば冬色の洋服を買う

けれど次の年には

違う季節色の洋服を買うんだ


恋をすれば胸が痛くて

好きの一言が言えなくて

ああ、あの時もこんな感じだったなんて

彼にもいつかの恋人の匂いをかいで

似たような恋を繰り返してるつもりでも

その恋が終われば次は

似ているけれど違う匂いを求めて歩き出す


大人になって

変わらないものなんてないことに

痛みと一緒に気がつくんだ


洋服も恋人も

前とは違う

失敗を犯すんだ


そうやってくるくる回って

それでも同じところにはいられないんだなぁ


人ぎらい 

March 21 [Wed], 2007, 1:13

私はあなたが恐いんです

私の言葉が

あなたの人生を馬鹿にしそうで

何も言えなくなってしまいます

そのことじたいが

あなたを馬鹿にしているなどとは

気づかない

愚かな私です


私はあなたが恐いんです

私の一番弱い部分を

あなたの存在自体が

攻撃してくるようで

あなたに近づくことさえできません

そのことじたいが

敵を作ってしまっていることに

気づかない

愚かな私です


私はあなたが恐いんです

あなたへ発した言葉が

自分自身への攻撃として

跳ね返ってくるようで

愛想笑いを浮かべて通り過ぎる

そのことじたいが

自分の苦痛を増やしていることに

気づかない

愚かな私です


そして

神様が教えてくれた

たった一つの方法があって

それが私を一番

苦痛に陥れる

できないということが

すべての苦痛の根源


神様は言う

「勇気」




私はその

勇気が欲しい


恋をした 

March 19 [Mon], 2007, 21:39

恋をした

線路ができた

あてどのない長い長い線路

まっすぐにそれはのびていて

あとは走り出すだけなのに

いつまでも発車の汽笛は鳴らない


毎日雨が降っていて

ずぶ濡れのレールの上を

灰色のウサギが横切っていく

ふっと私に振り返っては

また霧雨の中に消えていく


濡れた草の香り

ふりやまない雨に

震えている私


発車オーライ

とうに時間は過ぎている

発車オーライ


もう少し待って

もう少し待てば

何かが変わるかもしれないから・・・


記憶 

March 18 [Sun], 2007, 19:56

私の一番古い記憶

2才か3才の頃の記憶

小高い場所から、幼稚園か保育園の校庭を見下ろしている

その後ろ姿

私の記憶なのに、なぜかそれは後ろ姿

今思い返せば、

それはどこか、寂しげな風景


いまでも染み付いてはなれない記憶

4才か5才の頃の記憶

秋、桜の木の股に、メスのカブトムシを見つけた

嬉しくて、嬉しくて、そっとつまみ上げようとした

つまんだ瞬間、それは、バラバラになって指からこぼれ落ちた

呆然とした、幼い日のあの私は、

どうにも理解ができなかった

そしてしばらくして気づいた

「秋にカブトムシはいない」

ただそれだけが、理解できた


転んだ傷の痛み、沼の渦、竜神様の神社、従兄弟の死、

岩場の竜宮城、レンゲの絨毯、逃げた牛、

母の意地、父のもどかしさ、兄の反抗心

同じ葛藤にもがいていた友人たち

わからなかった彼の優しさ


今でも私のどこかに残されている記憶の数々

必要なものだけが、残された

とでもいうふうに


たぶんそれが、記憶というものの意味


connect 

March 18 [Sun], 2007, 18:58

歩道に倒れた自転車

またいで避けていく人の流れ

歩道はせばまり

迷惑そうに見下ろされる

罪のない自転車


あの有名な解剖学者が

とある本で言っていた


「誰かがなにかをしなきゃいけないとしたら、

誰かがそれをやらなきゃいけない」


いつまでも頭に残ってる


どんどん視界に迫ってくる倒れた自転車

私が起こさなくたって、

きっと誰かがそれを起こす


でも、思った


「それが私だっていいじゃない」


自転車を起こして、脇に避けた

一瞬自転車が軽くなり、

振り返るとおばさんが手伝っていた

(いやだな・・・)

と、思った

善意の行為をしたみたいで

後ろめたかった

(私、そんなつもりじゃなかったのに)


図書館を出て、公園を抜けると、

馬鹿みたいに、

私の目の前で少年が自転車を将棋倒しにした


(またかよ・・・)


私の足元に、

少年の自転車のかごから飛び出た本が2冊、

滑ってきた

しょうがないから、

拾った

「ありがとうございます」

少年は頭を下げる

自転車を拾い起こした拍子にベルのふたが、

チリンと飛んでった

「あ、取れた」

私は笑って、

もう手助けはしなかった

そして、思った


「もういいじゃないですか、神様」


どうも、こういうのは、向いてない


けど、

こころのどっかで、

自分となにかが「つながった」気がした


最近、電車が線路を踏んでいく音やレーンがこすれる音とか、

雑踏を埋める人々が、

よく見える


「誰かがなにかをしなきゃいけないとしたら、

誰かがそれをやらなきゃいけない」


それが、わたしだっていいじゃない


たまにはね・・・

シャボン玉 

March 14 [Wed], 2007, 23:12

泣く覚悟くらいできてるさ

泣く覚悟くらいできてるさ

泣く覚悟くらいできてるさ

そうやって今、こころで泣いて

ままならない思いが膨らんで

膨らんで膨らんで

いつかはじけて消え去ることを願ってる

シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ、屋根まで飛んで、

壊れて消えた

風風吹けよ

さっさと消えろ


しろいひかり 

March 14 [Wed], 2007, 20:18

このひかり!

この白くて目が痛い

このひかりを

わたしは知っている


レンゲの花が咲いていたんだ

ピンクと緑のじゅうたんを

おしげもなく

きゅっきゅと踏んで

歩いたんだ


ああ!見えるよ!

後姿のわたしが

白い光の中で

どこかに向って歩いている


ああ、いい匂いだ

草の湿り気が伝わってくるようだ


探している 

March 09 [Fri], 2007, 21:38

私は知りたいのだ

なぜ私たちがこんな風に不安定に立って

笑っているのか

とまどっているのか

タバコや音楽やテレビがないと生きていかれないのか

体も動かしていないのに疲れているのか

寂しくて友達にメールをするのか

メールをしても寂しいのか

ウソをついて生きているのか

イヤだと言いながらしているのか

こんなにも自分に嘘つきなのか

芯がないヨロヨロで

こころはいつだってふにゃふにゃで

あっという間に流されて

たどり着いた岸はテレビだったりタバコだったりメールだったり

なんで誰かに頼らないのか

強くなろうとするのか

恐いのか

自分はなんなのか

なんであればいいのか


勇気という泉がどこから湧いてくるのか

そこが本当にあるのか


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