五条坂陶器祭り

February 15 [Sun], 2009, 14:27
京都の五条通、五条大橋から五条坂付近の通りで行われる五条坂陶器祭りは、50万人もの来場者が訪れるという国内最大級の陶器祭りです。

京都 五条坂陶器祭りは、毎年8月のお盆前に行われ、2009年は、8月7日(金)〜8月10日(月)までの4日間が予定されています。
時間は9時〜23時頃までですが、お店によっては早めに店じまいするところもあります。来場者のための駐車場は準備されていないので公共の交通機関を使うことをお勧めします。

五条坂陶器祭りの特徴は、京焼・清水焼といった京都の陶磁器だけでなく、日本全国の窯元からの作品が集まってきているところにあり、まさに陶器のお祭りです。またその歴史も古く大正時代に1級品として販売できないものをお盆の墓参りの時期の五条坂付近にぎわいに合わせ販売したことより始まったと言われます。現在では500店もの出店と50万人とも言われる来場者がその歴史や規模を物語っているようです。

京都の五条大橋というと、弁慶と牛若丸の話で有名な場所であり、その五条大橋から五条坂陶器祭りがおこなわれる五条坂付近を歩くと、その先には清水の舞台で知られる有名な清水寺があります。
五条坂の陶器祭りにお出かけの際は、少し足を延ばすと、古都京都の魅力も存分に味わえることと思います。

また京都では五条坂陶器祭りの他に、清水焼団地陶器まつりが、7月18日〜20日までの間開催されます。こちらは京焼や清水焼を中心とした陶芸品が市価よりも格安にて販売しています。

京焼・清水焼の始まりは平安時代以前になるとも言われていますが、京焼と広く認知されたのは茶の湯が盛んになった安土桃山時代の頃と思われます。17世紀には、絵付を施した御室焼の登場が確認されており、京焼の歴史を語るに外すことのできない、野々村仁清により、陶器初となる赤色の絵付を施した御室焼が作られています。

多治見陶器祭り

February 15 [Sun], 2009, 14:23
岐阜県の多治見市本町5〜6丁目(本町オリベストリート周辺)では、多治見陶器祭りが、4月の第2土曜日〜日曜日の2日間にかけて行われ20万人の焼き物ファンで賑わいます。
10月の第2土曜日〜日曜日の2日間には多治見茶碗祭りが多治見美濃焼卸団地にて開催され、この陶器祭りも毎年20万人の人出で賑わいます。

2008年には8月1日〜9月30日まで、セラミックパークMINO(多治見駅より車で10分程度)にて国際陶磁器フェスティバルが実施されました。国際陶磁器フェスティバルは、一流の陶芸家として認められるため、日本全国のみならず、世界70カ国以上の国から作品が寄せられます。3年に1回ごとの開催で次は2011年に開催が予定されます。

多治見の焼き物は『美濃焼』と呼ばれ、岐阜県の多治見市をはじめ、土岐市、瑞浪市、可児市を産地として生産されています。歴史的には平安時代から続き、鎌倉時代に今の原型が作られたと言われています。また室町時代になると戦火を逃れた瀬戸の陶工が、美濃に入ったことにより大きく発展していくこととなります。
桃山時代には『美濃桃山陶』と呼ばれる、自由な発想で登場した陶器や、武将であり一流の茶人としても名高い古田織部が作った『織部好み』は国宝として指定される焼物では数少ない作品の一つとなっています。

美濃焼の陶器祭りは、多治見だけでなく、土岐市でも行われており、土岐美濃焼まつりは、3日間で毎年35万人以上の来場者で賑わうこの地方最大の陶器祭りとなっています(5月3日〜5日:土岐美濃焼卸商業団地)

多治見市や土岐市などで焼かれる美濃焼を含めこの地方の陶磁器の生産量は日本全体の50%以上を占めること、また2日〜3日間という開催期間の短かい陶器祭りの間に訪れる来場者数が1日10万人を超えるという規模からいって全国最大の規模をもつことは疑いようもありません。

中部地方は多治見などの他にも、瀬戸や常滑といった陶器の産地でも知られ、全国でも有数の陶器祭りがおこなわれる場所です。

信楽陶器まつり

February 15 [Sun], 2009, 14:21
滋賀県甲賀市の信楽町(しがらき)で夏の風物詩として行われていた「信楽陶器まつり」は、開催内容に少し変更があったと聞きます。
「春は陶器の即売」「夏は火に感謝する松明奉納」「秋は信楽焼展示」として特徴をもつ信楽の祭りに生まれ変わりました。

春の信楽陶器祭りは、4月の第1金、土、日曜日の3日間の開催
夏の信楽火祭りは、7月の第四土曜日の開催
秋の信楽土祭りは、10月の体育の日を含む三連休の3日間に開催されるようになりました。

日本六古窯(瀬戸焼、常滑焼、越前焼、信楽焼、丹波焼、備前焼)の一つ、信楽焼(しがらきやき)は、長い歴史と技術により、現在の日本の伝統を作っている陶器のひとつであることは間違いのない事実です。
信楽焼と言えば、かさをかぶり瓢箪のとっくりをぶら下げた狸の置物が有名です。『タをヌく』縁起ものとして親しまれる陶器は誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

信楽焼きの歴史からいうと狸の置物は歴史が浅く、明治時代が最初と言われています。信楽焼は、つぼやかめ、すり鉢等の日常品から始まり陶磁器の産地として発展してきました。その焼き色から、日本の『わびさび』を深く表すとして室町以降、茶人にも深く愛され珍重されてきた歴史を持ちます。

信楽は聖武天皇が紫香楽宮を立てたと言われる歴史の古い場所でもあります。信楽の陶器祭りに訪れる際はその歴史のも少し触れてみてはいかがでしょうか。

益子陶器祭り

February 15 [Sun], 2009, 14:15
栃木県の益子では、春風益子陶器祭りと秋色益子陶器祭りと呼ばれる陶器祭りが、4月下旬から5月初旬のゴールデンウィークの期間中と11月初旬(文化の日の3日前後に行われることが多い)に行われます。

2009年の春風益子陶器祭り(春の大陶器市)が4月29日(水)〜5月6日(水)までの8日間が予定されており、今年のテーマは『花瓶』です。
秋色益子陶器祭り(秋の大陶器市)が10月31日(土)〜11月4日(水)5日間が予定されています。
時間は9時〜17時ころまでとなっていますが、年間通し50万人ともいわれる来場者が集中する益子の大陶器祭りの期間中は10時過ぎより渋滞が始まりますので注意が必要です。

2009年益子では、この他、
初売り陶器まつりが1月1日〜1月7日
お盆陶器まつりが8月8日〜8月16日
特別イベント(陶器・農産物等)として11月21日〜11月23日が予定されています。

栃木県芳賀郡益子町を産地とする益子焼は、大塚啓三郎が窯を築いた江戸時代末期に始まったとされ、生活に必要な陶器の製造からはじまり、濱田庄司氏が花器や茶器など作るようになって日本全国に知名度を上げました。

また海外の陶芸家(イギリス:バーナード リーチ)の普及活動などに助けられ、今では日本全国のみならず海外からも多くの支持を受けている陶器です。
このような理由により、益子のみならず、日本全国各地で益子の陶器を紹介・販売する陶器祭りがおこなわれています。

全国陶器祭りについて

February 15 [Sun], 2009, 13:52
毎日の食卓に上る生活陶器から、見るを楽しむ陶器が市価より安くで購入できる。
種類が豊富で気に入った物を手に入れる。
陶磁器のファンにとって見逃すことのできない陶器祭りは、日本全国の各地で行われています。
気に入ったものを日常に取り入れることは生活に彩りを与えてくれると思います。

陶器祭りの行われる全国の土地は、古くから陶器の生産が盛んなところと、近世になってから朝鮮や中国から移民された方たちによって有名になっあところがあります。

陶器の産地は、生活に密接に関わるものですので、全国各地に散らばっていますが、日本古来の産地『日本六古窯』を見る限り、近畿地方から中部地方に集中していたようです。
ちなみに『日本六古窯』は、愛知県瀬戸市の『瀬戸焼』、愛知県常滑市の『常滑焼』、福井県丹生郡越前町『越前焼』、滋賀県甲賀市の『信楽焼』、兵庫県篠山市今田町立杭の『丹波立杭焼』、岡山県備前市伊部の『備前焼』と言われています。

日本六古窯は、今でも陶器祭りが実施され、現在でも全国にその名を響かせているばかりでなく、陶器祭りも盛大に行われ人気も高い窯元のあるところです。

一方、パリの万博博覧会に出品されヨーロッパで人気の高かった薩摩焼などは、豊臣秀吉の文禄・慶長の役の際に連れてきた朝鮮や中国の陶工たちによって受け継がれてきているものです。
かといって中国や韓国の焼き物と一緒かというとそうでもなく、陶器は全国の土地の土を使うことから、すこしずつ特徴を違えながら根付いてきているため、それぞれの良さをもっています。

陶器の現状として、美濃焼は全国のシェアの50%を持つと言われ、岐阜県の土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市で生産されています。土岐市や多治見市では陶器祭りも盛大に行われています。