原爆忌 

August 06 [Sat], 2005, 23:15
今日は夕方から雷雨がすごかった。
昼寝してしまって、夜起きてきたら始まったのが戦後60年特集。
NHKで特集が組まれていたのを観た。
こういう重いテーマは、どう表現していいのかがわからないけれど、
平和を思う人のこころは国境や人種や年齢を問わずに同じなんだなと
実感した。

アウシュビッツとヒロシマを世界の人は一度は見るべきだ、という
ドイツの青年、原爆を落とした側から考えるアメリカの女性。
エノラゲイに乗っていた人に会いに行った被爆者。
胎児被爆して、重度の後遺症を背負って生涯生きる人。
60年たった今でも重複がんで苦痛と苦悩の日々を送る被爆者。
さまざまな形で平和の意味を考え、訴える人たち。

個人的に、戦争と平和に関すること、
特にヒロシマは私の中でも思うところがあって
何度も訪れたり、関連する映画や情報を知りたいと思う方だけど、
戦争関連は暗く悲惨であまり見たくないという人もいる。
実際にその町に住んでいたり、戦争で今も苦しむ人が身近にいたりしたら、
積極的に関わりたくないという気持ちがあるのが当然かも知れない。

でも戦争は国同士の利害関係の衝突だから、必要悪として
始まるときには始まってしまう。戦争を勝手に始めるのはいつも
国の舵取りをする人たちで、その犠牲になるのはいつも
平和を求める小市民ばかりだ。

日本では平和であることとそのありがたみを実感するのが難しい。
平和って何だろう。平和の尊さを知るためには、戦争のことを
体験していない人がまず知る、
過去に目を開くことだと思っているのだけれど。

なんとなく思うのは、平和ってたぶん小さな種のようなもので、
年月をかけて大きな木に、森に育てていかないといけないんだろう。
広島と長崎から飛んでいった平和の種が、日本中で、世界中で
小さな祈りの芽を出しますように。

亡国のイージス

August 06 [Sat], 2005, 22:25
公開になったばかりの新作をレイトショーにてチェック。
やっぱりなのか、以外にもなのか、周りを見わたすと、比較的
父親以上の世代が多い。おばあちゃんもいました。

ギリシャ神話で「無敵の盾」を意味する海上自衛隊のイージス艦
「いそかぜ」がテロリストに占拠され、要求をのまなければ、護衛艦に
持ち込まれた米軍の化学兵器によって首都を壊滅させる…この緊急
事態にどう立ち向かうのかという、終始緊迫したストーリー展開でした。
亡国日本を自衛することに疑問を呈した防衛大学の学生を利用しようと
テロリストが近付いたことがすべての始まりで。

出てる人物がこれでもかの実力演技派の勢ぞろい。
かなりの豪華キャストです。
寺尾聰、中井貴一、佐藤浩市、真田広之。岸部一徳、原田芳雄などなど…。
イージスの専任伍長役の真田広之が、緊迫した状況下でも人間味あふれる
上官を演じててぐっとくるものがありました。シブいよ、真田さん。
冷徹なヨンファ役をDC貴一さん。怒られる。でも本当にかっこいいのです。

船外のシーンが少なく、人間関係がやや解り辛い部分と、イージス艦が
CGを駆使して、あっという間に沈没してしまったシーンを除いては、
戦争状態の人間の心理状態や、国防、平和、日本人とは・・・という
日頃実感することの少ない重いテーマを考えさせられた映画でした。

男の人受けするだろうな。この映画。骨太で男くさいですもん。
でも小説、読んでみたいです。映画が先になったけど。


ロバートキャパ in Love&War

August 03 [Wed], 2005, 22:33
20世紀の偉大な戦争写真家としてその名を知られるロバート・キャパの
生涯をドキュメンタリー的に綴った作品です。
昔、キャパの巡回展を観たことがあって、そのとき愛用の
カメラのひとつが静かに置かれていたのが印象的でした。

ヒロシマが風化する平和な日本で無言のメッセージを伝え続ける
モノクロの写真たち。
小さなレンズを通して見た世界が目の前にどんどん展開していきます。

キャパと同じ時代を生きた、彼をよく知る人物がたくさん出てきて、
彼や彼の写真、生きざまについて知ることができます。

爆弾が落ちてくる時に、砲火の最中に、銃弾の飛び交う中で
そこで闘う兵士やおびえる庶民にカメラを向ける、共に行動するのは
人間に対する深いまなざしや強い信念、それを撮らせた魅力的な
彼の人柄がないときっとできないこと。
(それにいつもくわえ煙草でごっつ男前?です。)

たぶんそれはアンドレ・フリードマンというユダヤ人としてハンガリーに
生まれ、国を追われて生きたことや彼が生きた時代が深く関係していて、
幸か不幸かそれがキャパという偉大なカメラマンの誕生につながっている
…とはこれを観るまで知りませんでした。

同じ被写体を撮っても、誰が撮るかで全く別の写真になります。
死に極限まで近づくことによって、限りなく生がむきだしになるのだと
思います。目の前に展開する現実は目を覆いたくなるような酷い世界だけど
そこを直視することで、言葉を超えた雄弁なメッセージを伝えたんだと
思います。

戦争写真家なんて言葉がなくなる日が来るんだろうか。と思ってたけど、
なくさないといけないね。強くそう思いました。

ミトン

August 03 [Wed], 2005, 21:41
実は以外に好きだったりするこのジャンル。
ロシア(旧ソ連時代)のアニメ映画です。
チェブラーシカの監督、スタッフが作成したらしい。
なんといっても、「ミトン」「ママ」「レター」の3話×各10分の30分。短っ。
でもいいんです。内容がとても。すごく丁寧にできてます。ノスタルジーです。
「ミトン」はどうしてもどうしても仔犬が飼いたいのに、ママが怒るからダメな
女の子の話。
紐がついた真っ赤な手編みのミトンを、仔犬に見立てて、雪の上を
ひっぱって遊んでいるうちに、そのミトンがかわいい仔犬に変身…。
クレイアニメとまた違って、時々ピアノ線が見えてたりするんだけど(笑)
そんな所もまたご愛嬌。
ミトンをなでる丁寧な指の動きや、細かいところまでよく観察された、
とってもほのぼのとしたキャラクターの動き、音楽までもがほんわりしていて
全編通じてとーってもキュートです。
ただキュートなだけでなく、幼かった頃、こういうせつない感も味わったよ
っていう、大人も子供も大好きになる忘れられないアニメーションです。
3話通じて、違ったタイプの「ママ」が出てくるんだけど、「レター」に出てくる
海軍のパパからの手紙を毎日ため息で待ってる美しいママも好き。
大の大人が真剣に子供向けアニメを作るのって、宮崎アニメにも通じる
ものがあるんだけど、素直に尊敬してます。
実は大人向けだったりしてね。夢があってかっこいいぞ。

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